『顧客台帳の観察』
商売で大事な業務は、顧客台帳の観察です。
顧客管理をするのは、当然だし、ほとんどの会社やお店は顧客管理をしている筈なんだけど、
観察力が乏しければ、対個別対応が出来ないんです。
お客さんその人の、購入履歴や、今までの応対内容を記載している事を、
遡って都度よく観察するから、その人に相応しいアプローチや、
感動してもらえるキッカケ作りが出来るんです。
注文をもらったら自動販売機になってやしませんか?
自動販売機とは、注文された商品だけ発送する、何ら工夫や、
相手に対する気持ちが実践されていない販売のことを言います。
注文をくれた時がチャンスなんです。
相手が感動してもらえるようなキッカケ作りのチャンスなんです。
それを毎回実践するには、顧客台帳の観察力に掛かって来るんやけどねぇ。
相手に対する関心の度合いが、あなたを自動販売機にするのか?
感動のキッカケ作り人にするのか。に、別れて行きます。
うちの社員達にも昔から口酸っぱく話してるから、
頭では分かっていても身に付いて実践が都度出来ているか?となると、ややクエスチョンですが。
熟練とは、意識的行動が無意識的行動に身に付いている状態を言います。
仕事は『熟練工』に成らないと、真に充実には至らないと思う訳です。
仕事を熟練して出来る人間に成れば、自分自身が自信と充実感を味わえ、
お客さんが感激を味わってもらえるんじゃないかと感じる訳です。
注文受けて、何らコミュニケーションも取らずに商品を発送するだけって、
血が通わないし、やり甲斐を感じるんだろうか?
商売は、お金と商品の交換だけじゃないんだけど、と思う訳です。
熟練工に成る為には、得意分野をぶっちぎりに尖らせることに時間を使うべきやと思う訳です。
世の中の多くがやっているからとか、流行りだからだとか。で、
自社の体質に合うかどうか分からないのに。
そもそも『その他大勢がやっている事』をやって真の成果なんて出る筈ないのにと思う訳です。
脳というのは、日々の『時間の質と量』によって形成されるもんやと思うのです。
もし、全方位に平均して持ち時間を分散させていたら、出来上がるのは
『その他大勢の誰の記憶にも残らない凡庸な人間』に、ならざるを得なくなるんです。
そういう代替可能な、つまり自分の代わりが出来る存在が、
相手から選び続けられるような持続性のある評価を獲得できる訳がないと思う訳です。
自分らしい且つ、的を射てるであろうことに対して、異常な熱量で時間を無尽蔵に注ぎ込むこと。
『異常な時間の使い方』だけが、他者との絶対的な差を生み出すのである。
そこで重要なのは、己の異常性を、巧く他者のニーズに『適合させる術』を身に付けることである。
これが、中々難しいんです。『普通』であることにしがみつき、
自覚なく自らの強みが喪失されて行く日々を重ねるくらいなら、
己の信じる方向に、持てる全ての時間を費やしてみてはどうか。
その偏りの先にしか、本当の豊かさは得られないのかも知れんのです。
今週、友人(同級生)の珈琲自家焙煎店オーナーが
『香川お前なら分かると思うから、この絵本やるわ。俺は分かる人にはプレゼントするんや。』って、
一冊の絵本をくれました。
『かんばんのないコーヒーや』絵本作家かめおかあきこ
早速会社に帰って読みました。
何とも『いい表情』の絵面(えづら)と、氣の利いた言葉。
『コーヒーのことだけかんがえて1ぱい1ぱい ていねいに いれるんだ。
そうすれば、おきゃくさんに ちゃんとつたわる。』
のメッセージを読んで当に顧客台帳の観察に想いを馳せる。に通じるなぁ、と。
対個別対応、、、、、
一人一人に丁寧に。
これに尽きるんです。