赤ちゃんの肌はとてもデリケート。

毎日キチンと顔を洗っているのに「いったいどうして?」と悩んでいる方も多いことでしょう。

赤ちゃんの顔がガサガサだったり湿疹でジュクジュクしているとそばで見ているお母さ

んは辛いでしょう。成長とともに治まっていくことも多いのですが、月齢や肌の状態で

適切な対応をしていくことが大切ですね。

 

 

生後２ヶ月を過ぎる頃から起こる肌荒れ

 

肌荒れが起こる理由

 

生まれてから二ヶ月くらいまでは、お母さんの胎内でもらったホルモンが赤ちゃんの

中にあるので、皮脂が多く分泌されています。ですので、その間赤ちゃんの肌は

乾燥しにくく、乾燥からくる肌荒れは起こりません。

しかし、生後二ヶ月をすぎる頃,赤ちゃんの体からお腹の中でもらったホルモンが

抜けますので、皮脂の分泌が極端に少なくなります。

そのため赤ちゃんの肌は肌荒れが起こりやすい状態になっているのです。

 

肌荒れ対策

 

＊＊＊保湿クリームを使っての保湿＊＊＊

 

皮脂が無くなるせいで乾燥して肌荒れがおこっているので、保湿が重要です。

 

・低刺激の石鹸で優しくと洗ってからの保湿が基本です。

特に大事なのは、石鹸の成分を肌に残さないようによく洗い流すことです。

 

・そのあと、赤ちゃんの肌をしっかり保湿してくれる保湿クリームを使用しましょう。

生後2ヶ月くらいの赤ちゃんの肌は皮脂というバリアがなくなってすぐですので、

刺激に弱い状態です。

使用する保湿クリームに添加物がたくさん含まれていては、かえって悪化させたり

しますので、クリーム選びには注意してくださいね。

 

———————保湿クリーム選びのポイント——————-

 

◎肌に刺激になる成分(特に石油系の界面活性剤や香料・鉱物油・着色料等)

  を使用していないもの

◎肌への使用感の良いもの

◎肌に優しく保湿効果の高いもの

◎コストパフォーマンスのよいもの

 

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お母さんの食事やミルクの影響による肌荒れ

 

生後２ヶ月頃というと母乳で育てている方が多いかと思います。

赤ちゃんが飲んでいる母乳やミルクが肌のブツブツの原因になることもあります。

母乳の場合はお母さんの食べ物の影響、ミルクの場合は成分が赤ちゃんにあって

いないこともありますので、清潔と保湿を心がけても改善しないときは小児科でいちど

相談されてみると良いと思います。

 

母乳は、お母さんが採った栄養が当然赤ちゃんにもいきます。いい栄養分も

いきますが、同様に身体に良くない栄養も赤ちゃんにいってしまいますので、

母乳を悪くしてしまう食事をしないよう、お母さんの食生活も見直す必要が

あります。

 

 

———授乳期に特に気をつけたい食べ物・食事——-

 

◎白米で和食中心の食事

特にパンは小麦製品ですので、アレルギーなどが心配です。

どうしてもパンが食べたい時は、天然酵母や米粉のパンを食べるようにします。

 

◎海藻類・野菜（特に根菜）

わかめ・昆布・ひじき・あらめ・もずく・ごぼう・人参・大根などをしっかりとりま

しょう。母乳の質を良くしてくれる栄養素がたっぷりです。

 

✖油脂類、乳製品を摂りすぎない

脂身たっぷりの鶏のもも肉・豚・牛などを多く食べると、脂のとりすぎになります。

摂りすぎると、母乳がドロドロになり乳腺が詰まりやすくなります。

また、乳製品にも脂肪分が多く含まれています。

 

✖甘い物・アルコールは極力避ける

洋菓子・・・砂糖やバター等の油脂類がたっぷりです

和菓子・・・もち米でつくられているものは乳腺の詰まりの原因となる

ので控えましょう。

ストレスが溜まる育児、どうしても少しだけ・・という時は、上新粉やくず粉でできた

和菓子をちよっとだけならOKですよ。

 

☠アルコールは直接母乳にはいります☠

赤ちゃんが飲酒したのと同じ程度の濃度となりますので、消化器官が未発達な

赤ちゃんには大きな負担です。また常習化すると急性アルコール中毒や脳梗塞

等リスクがたいへん大きので、厳禁です。

 

✖アレルギー・アトピーへの配慮

７大アレルゲンは

えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生です。

授乳中からアレルゲンを多量に摂ることによってアレルギーになるということは

ないというのが一般的な考え方のようですが、もともとアレルギーを持っている

ことも考えられますし、親がアトピー・アレルギーを持っている場合高い確率で

遺伝するので特に注意が必要でしょう。

 

✖身体を冷やす食べ物を避ける

身体を冷やすということは血流が悪くなるということです。

つまり血液から作られている母乳の出が悪くなります。

 

 

以上食生活に関する注意点を大まかに並べてみました。

 

駄目なことがたくさんありすぎて大変かと思いますが、お母さんのストレスが母乳や

赤ちゃんの情緒に影響すると言われていますので、あまりストイックになり過ぎずに

色々な人の手を借りて、上手に息抜きしながら、毎日を過ごしてくださいね。

 

 

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