『少数素人精鋭主義』であり『経営は人間学』というのが価値観で経営をし続けています。
そして『スモールイズビューティフル』を、具現化したいんです。
『少数精鋭主義』というのは世間でよく言われている言葉ですが、
うちは少数の『素人』で精鋭をめざす!と言う独自の理論なんです。
まぁ、考えてみて下さいよ。そもそも、中小零細規模の会社に精鋭と言われる人が入社する事は稀ですから。
だいたいが素人ばかりが入社するもんです。
※勿論、精鋭の定義によりますが。何を以て精鋭と言うのかで意味が違って来ますが。
だから、中小零細規模の会社の経営を充実させる肝が、少数の素人で経営者の経営に対する価値観に共感し、
一致団結して『個々が精鋭をめざしている状態』が、充実した会社を築くんじゃないかと言いたいんです。
だから経営者は自分の考えを明らかにして、理解納得してもらえるよう努力する必要があるんです。
そういう事ちゃんとやっていますか?社長の皆さん。
うちには人手不足というのは無いんですが、求人もした事ないし。
世の中の多くが、人手不足だと言う。
その大きな要因は、明らかに、その会社の社長の事業の価値観が『拡大成長戦略』『事業優先主義』だからです。
又は零細規模会社でも、安い給料しか払えないビジネスモデルだから人が来ないんです。
事業優先主義で、拡大成長戦略の社長の本心を代弁したら、
自分が会社を拡大して個人の収入と会社の利益を、大きく上げたいのに、
口ではより多くの雇用をして地域に貢献したい。って。
本心ですか?って、心の奥底を覗けるもんなら覗いてみたいもんです(笑)
もっと本音で本心で、本氣で言やぁええのにって思います。
『事業を拡大して年収3000万稼ぎたいんだけど、社員になって協力してくれる人を募集しています。
社長の考えを理解して協力してくれる社員には年収1000万出しますから面接に来ませんか‼️』って、
求人したらええのに。って、思う時がありますよ。うちは、ちょい世間の多くの会社とは違う価値観です。
事業目的が『適正規模の確立』という価値観だからです。
こんな言葉、聞いた事無いでしょ。
事業の目的が、適正規模の確立??ってどういう意味?って思うでしょうねぇ。
30年前から経営指針書に明記して、適正規模を確立することをめざして来ました。
30年前に打ち立てた事業目的が『適正規模の確立』って?どういう意味なん?って聞かれた事が、
まぁまぁありました。
他の社長達とは事業の目的の概念や、定義が違うんだと感じたものでした。
日本人の美学に『足るを知る』と言う概念があります。分かりやすく言うと
『ちょうどいい』つまり適正規模の確立を模索したら善い。と言う意味です。
だって様々な価値観の人間が集って会社を共に運営するんだから、
性格も好みも、能力も異なる人達が、社長の意志の下『共感』という唯一点が大事なんです。
体調コンディションや心のコンディションや経済コンディションが良くなって行き、
家庭の調和を図り、人間的魅力を上げて行けば、
仕事のコンディションを良好にして行く原動力に成るんだから
『ちょうどいい=適正規模の確立』なんです事業の目的は。
そもそも、事業の拡大成長戦略でやって行って、大所帯になってしまった会社を、
20年30年と維持し続けて行く事に全社員が『心の充実感を維持』出来ているんだろうか?って、
疑問に思う訳です。
ワシの昔からの理想の社会形態は10人以下の会社を起業する経営者が、
日本に500万社くらいになってほしいという願いが強くあるんです。
高学歴の大卒生が官僚や大手企業に就職したがる。
高学歴の頭脳を生かして、起業家が何百万人と増えた方が、日本の国家には有益やと思えるんですが。
10以下の会社を起業して、そのほとんどの会社が、少数素人精鋭主義で、心温かい社風を創り、
的を射た戦略で息切れしないビジネスモデルを構築して行く『スモールイズビューティフル』な経営をしている世の中に昇華してほしいという願いです。
10人以下だからまぁ7~8人のスモールイズビューティフルな会社が500万社になると、
3500万人~4000万人の『心温かい雇用』になるんだから、
世の中善く成ると思うんだけどねぇ。
社長が経済至上主義でなく、素人集団が精鋭をめざす生き様が、
皆の人生を充実させてゆくんだという価値観です。
うちの社員も毎週このインスピレーションメッセージを読んでますが、
うちの社員達は人間性人柄は、全社員が善いし、
全員が『相互に心温かい交わり』が出来ている間柄ですが
(中々、全員が相互に心通じ合っている会社は、そうは無いと感じます。たいていは肌が合わない人は居ますからね。)
仕事の能力に於いて、精鋭と言えるか?
各自が、自分は果たして『精鋭』をめざして努力しているか?に、心を向けてほしいと願っておる次第です。
自分が自分の仕事振りを自問自答した時に、
精鋭を毎日、志しているのか?を見つめ直し精鋭に成る努力をしないと、
悲しいかな業績は上がらないんです。業績が上がらなければ社員の給料も上げようが無いんです。
業務能力が高い精鋭が多く居る会社からエモーションを見たら、精鋭とは感じないかも知れません。
人柄人間性が善いだけでは仕事が『上出来』とは言えないからです。
仕事が『上出来』に成らないと、希望する経済(収入)を維持し続けることが出来ません。
やっぱり社員一人一人の『業務遂行能力』が優秀でないと、希望する収入は得られないのが法則です。
あらゆる判断は、定義を明らかにしていないと議論は出来ません。
「定義付け=概念整理」あなたの考える『人生の充実とは?』『精鋭とは?』
先ずはこの二つの定義付け、概念を明らかにして、社員全員と共有することから始めてみんと、
一致団結なんて出来得ないと思いますよ。経営って、単に商売だけじゃないんだから。
拡大成長戦略を好んで会社運営している社長は、
次第に数業態を営まざるを得なくなっている社長、多いんじゃないかなぁ。
大所帯になっているから、既存の一つの事業だけでは維持が難しくなるから、
新たな事業を立ち上げざるを得なくなっているんです。
で、口では雇用拡大が社会貢献なんだから。
挑戦しないと成長しないから。って言い訳みたいな事を言うてるんじゃないでしょうか。
と受け取れる拡大成長戦略に励んでいる社長達多いよぉ。
そうすると、そこで働いている社員の中には段々、心の穏やかさが欠如して行く人も多くなるんです。
『何か違うなぁ』って自問自答する従業員は出て来ますから。
『一頭のライオンに率いられる百匹の羊の群れの方が、
一匹の羊に率いられる百頭のライオンの群れに勝る』と歴史は教えてくれています。
当に中小零細規模の会社は、社長が経営者としてライオンに成らないといけません。
社員達はある意味、羊の群れでも良いんです。
経営者の考えを理解する努力と、自分の業務遂行能力を磨いていれば。ですが。
(おんぶに抱っこではダメです。業績上がらないから。)
全員が心通じ合っていて経営者の経営に対する価値観に共感して、
個々が、自分の役割を自覚して精鋭をめざす仕事をしていれば大丈夫です。
武田信玄率いる武田軍団は、一頭のライオンに率いられる百頭のライオン軍団でした。
つまり、有能な経営者に率いられる精鋭社員ばかり。これは稀な組織です。
でも武田信玄は病に倒れ、天下は信長に。
武田軍団の後を継いだ長男、太郎義信は苦労知らずのボンボン。
武田軍団が強いと信じていたから、アマちゃんです。
信玄という人間力豊かな名将に率いられたから、精鋭達は武田軍団を強者にしたんです。
太郎義信は、羊です。一匹の羊に率いられる百頭のライオンは脆いんだ、と歴史は教えます。
何が言いたいか?!
中小零細規模の会社の社長は、有能な名将と呼ばれる人物をめざさないといかんのです。
だから、歴史上の名将と呼ばれた武将や、昭和を代表した名経営者と呼ばれた社長を学ぶべきなんです。
得に『人間力』を学ぶべきなんです。
拡大成長戦略をめざしている社長の人達に、言いたい。
社員の精鋭が増えて来るに連動して、あなた自身が名将に成って行かないと、
武田軍団のように滅びますよ。
業務の精鋭が百人以上に成って来ると、社長に最も要求される資質は『人間力』です。
人間的魅力の略語が、人間力です。
あなたは社長として、人間力が溢れていますか?でないと、業務有能な精鋭従業員達が、離散して行きますよ。
物を動かすには道具が要りますが、人を動かすには哲学が要るんです。
最初は『お金』に付いて行きますが、最終的には『人柄』に付いて行くもんです。
人柄+哲学は、人間力の源泉なんだ!と言いたいんです。