心温かきは万能なり。
そうやと思いませんか？
『心の温かさ』は何物にも勝る大いなる力です。

人の多くは、自分の心に沁みる他人(ひと)の情けを受けた時、
その人に対して報いねばならん！と心に刻むもんです。感激の涙を流すもんです。

心から笑っていると、ガン細胞をやっつけてくれる体内のナチュラルキラー細胞が増えると医学的に言われて来ましたが、

『感激の涙』を流した分だけ、体内のナチュラルキラー細胞は増えるように思うんです。
感動の涙。感激の涙。
一瞬にして心洗われる感覚を覚えます。
悲しい涙や、悔し涙では、ナチュラルキラー細胞は増えんように思いますから勘違いしないように。
斯く言うワシは、しょっちゅう感激の涙を流しとるから、
体内に毎日の如く発生しているガン細胞を、減らしてくれてるんやと感じとる訳です。

皆さん、心温かく接してあげませんか。

相手が感激の涙を流すキッカケを作るんやから、お金がそんなに要らない、最大の『お役立ち』やないかと思うんです。

そこで経営を業としている人達に言いたい。

あなたは、社員全員に心温かい行動をしてますか？

言葉は、何とでも言えますから、行動こそ、心の現れなんです。『行ないは心』です。
冷たそうに見えても、その人のやってる事をよぉ～に観察したら分かるから、その人の本心が。

社員全員の心中を察していますかねぇ？

社員の心の奥底に潜む『良心』に、自分の心を持って行くのよ経営者の皆さん！

その『良心』に自分なりの誠実さで接したらええんです。

これ、学校の先生にも言えるでぇ、○崎君。(このメッセージを読んでくれている現役教師ですが)
まぁ○崎君は、ちゃんと生徒の『良心』を察する努力をしてるのをワシは感じとるから大丈夫や。

今週、後輩経営者から社員の事で、ちょっとした相談を受けたんやけどね。
その社員のことをワシは前から知っていて、その後輩が経営している会社に転職して来たんだけど、
相談内容は、ここでは言えませんが、その社員は『いい歳』になってますから、こう伝えました。

その社員の心の奥底に潜む『良心』を察したことがあるぅ？
その人の年齢や家庭環境を察してあげる心を備えてる？
って意味のことを投げ掛けました。

皆さんにも投げ掛けます。

あなたは、あなたの縁ある誰か『その人』の心の奥底に潜む良心に耳を傾けた事ありますか？
だから、あなたにとっての『その人』の心の奥底に潜む『良心』を察しようと努力してほしいんです。
そして導いて行く人生哲学を身に付ける努力をせないかんと思う訳です。
そんな気持ちに成れない人は、人の上に立ってはいけません！

世の中のサラリーマンの最大の不幸は何か分かりますか？
それは、無能な上司、心温かくない上司の下で、働かざるを得ない社員です。
縁あってあなたの社員になっている人なんやから、部下全員の心中を察しようと、努力せんですか。
本音で本氣で納得していることを、強く語りませんか。

それをせんから、いつまで経っても社員との信頼関係が結ばれんのです。
自分を良く思ってほしいという保身の気持ちで、上部を繕う話しかしてませんか？
本音で本氣で納得したことを語るんです。

それが、あなたの社員に対しての『主人』であり『師匠』であり『親』を兼ね備えた経営者というもんです。

それ無くして、お互いの充実は生まれんけどなぁ。
経営者は、社員の生活を維持発展させて行く給料を払う『主人』であり、
仕事と、人としての生き方を指導出来る『師匠的存在』であり、
無情の愛を注げる利害を超えた『親』でなければ、成らんのよ。

無情の愛が注げないような関係は、あなたが情熱を傾けてないんです。ハッキリ言うて。
どうか信頼の情を結べる関係に情熱を傾けて下さい。そうせな、真の充実は無いと思うんやけど。

『本物』しか生き残れない時代に入っていると、
この10年？20年？近く前からセミナーで講師をしてる人や、占いを、業としている占い師や、
生まれつき体質的に、霊能が備わっている、霊能者の人達の中で言われて来てるらしいけど、

ワシは問う。

『本物』の定義を明らかにせよ、と。

主張し過ぎず、相手を立てるのも本物の人物かとワシは思うんやけどね。
皆さんも『本物』とはという、皆さんなりの定義付けを文章にしてみて下さい。
言葉に、文章に出来ないと他人に理解してもらえんもんですから。
何を以て本物と言うのか、言えるのか。そうじゃなきゃ、議論すら出来へんですよ。
何事も『同じ土俵』で議論せな、そもそも議論に成らんのやけど。

こういうことを考えることが、哲学を深めて行くんです。

他人に振り回されなくなりますから。
他人に振り回されない人には、二種類ありますよ。

『意固地な人』は振り回されないわなぁ。だって、他人の意見を聞いてるふりして、聞かないから。
自分のこと『しか』考えてないからです。
自分のことしか考えられないようになると、自分の人生が、行き詰まって行くのに、そうは思ってないから困るんやけどね。
つまり、素直さが欠如してるんよ。
素直でない人は、自分から『より善く変わろう』とは思ってない。
そして頑(かたく)なに変わろうとしない。

変わって行く方が、自分がより善く成るという事と、
変わらずに居る方が、より善く成る事の区別が、出来ないんよ意固地だから。

悪気なんて感じてない自分の言動が、他人にかなりな精神的負担を掛けていることって、あるんです。
素直さが欠如してるから、その相手の心中を察し出来得ないのよ。

そこの意固地な人！視野が拡がりませんよと言いたい。

『信念のある人』も振り回されないわなぁ。なぜ、振り回されないか？

信念の備わっている人は、自分の価値観を確り持っていても、
違う意見も、一旦受け入れて、自分の価値観と比べて、考えてみる心の習慣が身に付いているもんです。
なぜなら、自分は百点とは思ってないから、未だ未だ成長せないかん。と思っているし、
より善く変わって行かないかん。って心得ているからです。

だから、自分の価値観に凝り固まって意固地にはならないんです。
そして自分なりの理由を以て、断を下すんですね。これは、素直さが備わっているからです。

より高い見識と、より深い洞察力と、より広い心と、人間の幅を拡げるには、
自分の価値観以外のものを一旦受け入れて、咀嚼(そしゃく＝よく噛む事、吟味する事)
する心の習慣しかないように思う訳です。

縦から噛み、横から噛み、斜めから噛んで、考え抜くんです。

本物とは何ぞや？を、探求する人生を歩んで行きたいですね。

人生は、問題解決の旅と言えるんです。

自分で自分の、あらゆる問題を克服する人物に成って行くこと。

それが人生じゃないんですか。と言いたい。