何か目標を持って行動すると、ドラマが生まれる。
目標を持つということは、人生の目的があれば自然と目標は湧いて来るもの。
目標は湧いて来るんだから、無理に目標を持たなければならないというものではないんです。
『無理に』というのが自然体でないし、ね。
そもそも、自分が生涯懸けて成し遂げたいという目的がなければ、
目標なんて湧きようがないしねぇ。だから、目標を持ちなさいとは言いません。
ワシは、生涯懸けて成し遂げたい目的がハッキリしてるから、その実現の為に目標が湧いて来ました。
何を実現して行くにも経済は必要になる訳だから、経営者として数値化してるだけです。
そもそも人間は全員、死ぬことが決まっている訳やから、
ワシは死ぬ時は、観念して逝きたい。と思うとるんです。
人間は必ず死ぬんだから、死ぬ時は観念して死になさい。ということです。
ところが多くの人は、中々、観念して死ねない。
生きている時には、生きることに精一杯になればいいのに、
生きながら死を思い、死に際しては生を思うことが『迷い』なんです。
観念しろ!ということです。そうしたら迷いが無くなるんです。
だから、ワシは観念して生きておる訳です。
人生目的がハッキリしているから、観念できて、毎日歩めておるんだと感じます。
神道や仏教哲学を学んでいると、人間は自分の因縁によって寿命を迎えるんやなぁ、と思えるようになります。
不摂生や事故や病気がキッカケで死ぬんですが多くの人は。
それも自分の因縁に依るもんなんだ、と思えるようになります。
だから、生きながら死を考えてもしょうがないんです。
この世で生きている時間を、地球での『滞在時間』と、考えてみると、
何かあぁそうか。と思えるもんです。地球での滞在時間が、何十年か、の違い。
と、思ったら、焦らずあたふたせずに観念して歩めるんじゃないかなぁと思う訳です。
ワシは人生目的を経営に落とし込むようにして来ましたから、経営基本方針の通りに歩めています。
『シンプルに、独自性を生み出し、深みが感じられるように』が、エモーションの経営基本方針です。
仕事のやり方も、社員の人生の歩み方も、
シンプルであってほしいし、独自性を生み出してほしいし、
他人が見たら、何か深みを感じるなぁ、という生き様であってほしいんです。
だから23年前に、人生経営の基本の方針つまり、経営基本方針にしたんです。
自分の人生も、振り返ると、シンプルに独自性を生み出しながら歩めておると自負しています。
深みが感じられるように。は、他人からそう見えているか、という訳やから、自分では分かりませんが。
目標の実現努力をしていると必ず、課題が生じて来ます。
自分が迷わないよう、羅針盤になっています経営基本方針が。
信念に裏打ちされた基本方針なら、羅針盤に成りますから。
新年だから、という安易な思いで、何か決意する人も多いと思いますが、
新年と言っても、毎日の積み重ねの延長線上だから、ねぇ。
取り立てて、新年だから、ってワシにはあんまり関心が湧かないんです。
だから初詣も行きませんし『○○だから』って、しないといけないという性格じゃないんです。
まぁ、節目の日に心新たに成るのは、いいんだけど、毎日、毎朝、心新たに成るようワシは神棚に宣言していますから。
皆さん流に『新年に当たり』で、メッセージするなら、この言葉をメッセージします。
皆さん!毎日、観念して行きましょう。心スッキリ、穏やかになりますよ。
観念したら、望む一点に集中した仕事や人生を歩むことが出来ますから。
他事(ほかごと)に心が動くことは無くなりますから。
『こういう生き方がしたい!』から、全ての経営のやり方を考えながら業務にして来ました。
一貫性があるから、中々思うように儲からなくても、自分の生き様に沿って経営できていて、そのやり方が、着実に『欲するお客さん』を積み重ねられているなら、それが自分達らしい仕事だから、パワーが、エネルギーが、湧いて来るんだと感じますね。
シンプルで行きたいから、複雑なことはしたくない。だから規模を大きくしたくないんです。
規模が大きくなって来ると、複雑に成らざるを得ない感じがするから。目標の『年間のお客さんの数と、粗利額』だけに焦点を当てているから、そこへ一点集中できるんです。
一点集中していても、中々、目標数値には、難しいけど、他事に気が向く、時間を割くことはありませんから。
思う一点に全力投球。
これしか、中小零細規模の会社は、気分よく歩めない気がします。
皆さん、複雑になってないですか?
先の見透しが利かないから、何か新事業をやらないといかん、と思ってないですか?
新事業を打ち立てるのを、とやかく言いませんが、理念から派生しているものなら、
事業の一貫性があるからいいんだけど、その為に複雑にならないような工夫が大事と思います。
あと、そうじゃなくって、好きでやっている既存の仕事が、上手く行ってなくって、他事やって、上手く行くんですか?
そもそも、今の仕事が好きでやってるんですか?
また、事業として規模は小さくても、その事業に『着実性と収益性とリピート性と発展性』が包括されているか?が大事です。
好きで、且つ、この四つが包括されているなら、一点集中しか、ないやろう!と言いたいんです。
よそ見しない、浮気しない、掘って掘って、掘り下げて、根っこから派生した事業を着実に構築しながら、お客さん一世帯当たりの年間購入金額を上げて行く努力です。
うちは、会社設立して33年目(個人で独立して35年目)ですが、
『シンプルに、独自性』だから、ルイボスティーとルイボスのブレンド茶が2種類と、ルイボス化粧品3種類と、ルイボスとは関係ない商品一つのわずか合計7商品ですよ33年間で。全てメーカーとしてのオリジナル商品です。
お客さんにとっては、高品質で、お手頃価格を貫いて来たから『気に入ってくれた人』は、長年の愛用者になってくれているんだと感じています。
今春に既に開発済みの新商品を発売します。
肌修正、肌再生に効果がある高級素材を高濃度に配合したルイボス化粧液を。
肌荒れで悩んでいるお客さんの為に作りました。
高品質美容液レベルの化粧水。だから化粧「液」という分類。
今居るお客さんの気づいていない潜在ニーズにプレゼンして行くスタイルが、好きなんです。
先ずは提案しないと、知ってもらえないから縁あった人には提案して来ました。
で、そのリアクションつまり第一反応で、相手の購入のバイオリズムを察知して来ました。
品質は常にピンを。お客さんからは、割りとお手頃価格感を。会社は社員数に対しての高粗利額を。
この三位一体の基本方針が、息切れしない持続可能を為し得ているんだと感じています。
素材の品質に納得して商品化して来たから、言い値が通る商売をしています。
目に見える商品を通して、目に見えないものを売って来ました。
目に見えないものとは信用です。
だから、その目に見えない信用が、目に見える商品を売りやすくしてくれているんです。
だから、信用を得ていない見知らぬ所には、販売しません。
つまり、不特定多数には販売しないことを方針でやって来ました。
不特定多数つまり、量販店(全国チェーンのドラッグストアとかスーパーとか)には卸さない。
百貨店は、先方からのオファーがあったから三越、大丸、高島屋、岩田屋には卸してますが、販売価格は統一して遵守してもらう約束で卸しています。
お客さんは、どこで買っても、一個当たりの購買価格が同じにしたいからです。
あそこで買ったら安かったとか、そういうの嫌なんです。
だから、エモーションの価値観を理解納得してくれる所にしか、卸して来ませんでしたから。
商売は、先ず目に見える商品を通して、目に見えない信用を売るんです。何十年と掛けて。
人生の目的がハッキリしていて、それが周囲からも応援してもらえる目的なら、息切れなんてしないもんです。
我慢もしないから、好きなように仕事が出来て主導権を執る商売が出来ています。
主導権を執る商売をしたいから、経営基本方針を貫いています。
貫く為に、忍耐はし続けていますが(笑)我慢と忍耐は全く別物ですから。
我慢の先には目的が無いんだけど、忍耐の先には目的が有るから、耐えれるんです。
今年最初のメッセージを集約すると、忍耐しながら、観念して行きましょう!