昔から、うちの社員達に強く言うていたことで、会社運営に於いての重要項目を一つ言いたいと思います。
うちの社員達もウッカリ忘れていたらいかんからね(笑)
それは『先ず、上を見よ。そして、横と下を見よ。』です。
社員の第一の任務は『社長の考え、仕事に対する価値観を理解する努力をせよ。』なんです。
自分が勤めている会社のトップの、仕事に対する考え方や価値基準を理解せな、心地好く一致団結の業務なんて出来へんでしょっ!ということです。
だから、社員の第一の義務は、自分の会社のトップを見ることなんです。
これ給料の内なんですよ、皆さん。
単に労働と給料の交換場所じゃないということを再認識してほしいんです。
だからうちの経営指針書の『給料について』の項目には、ハッキリと、
こう書いているんですよ。
社長の考えを理解する努力をすること50%。
与えられた職責を全うすること50%。
これで100%である。
✳社長の考えを理解するということは、社長の言うことを聞け、ということではありません。
社長の考え方とは、経営指針書に記載している全てを理解しようと努力する姿勢のことである。
と、明記しています。
社長の考え方や仕事に対する価値基準に共感出来ない人は、社員になってはいけません!
と、ワシは昔から縁ある機会に、発言して来ました。
何で、共感できない所で居続けるんですか?
とグサッ、グサッと、心の奥底の良心に投げ掛けて来たし、投げ掛けているんですよ。
人生、お互い真剣勝負だからです。
様々な事情があるでしょうが、
自分の会社の社長なんて、自分の金儲けしか考えてないから、理解しようとは思わない。
とか、そう思う気持ちは察するけど、
じゃあ言います。
あなたは、トコトン、あなたの会社の社長と人生の充実について話し合ったり、やり取りをしたことがありますか!
人生の充実とは何ぞやを話せな、やり取りをせな、心中は察しできんのとちゃいますか?
心中を察して、付いて行くに値せん社長だったら、辞めたらええのです。
意氣に感じないまま、会社で給料もらっているだけなら、
会社に出勤さえしていれば、給料もらえるとしか思っていないならやねぇ、
それは家畜と一緒や。牛、豚、犬、猫、鶏、鳥類、などなど。
家畜に成り下がって、ええんですか?!
またどんな人にも、心の奥底に潜む『良心』が在るんですよ。
あなたの会社の、社長の心の奥底に潜む良心に全身全霊で、誠実に訴える事をせな、いかんのちゃいますか!
その社長の性格はたぶん、変わらんと思います。
でも、考え方や行動は変わるんですよ。
あなたの誠意で、その社長の心と血が通ったら、変わりますから。
訳の分からん社長も、居るでしょう。
どれだけ、あなたが、努力しても、相手の心に届かんこともあるでしょう。
それなら、変えようの無い事実を丸ごと受け止めて、工夫して行くのが人生なんやから、観念したら、ええのです。
観念せえっ!!
観念して人生歩んだら心スッキリするでぇ~っ!ほんまに。
ワシは観念して人生を歩んでいますから。
観念すると、流れが、変わって来ると思うけどねぇ。
流れが変わって来るから、ほんまに。
また、組織に向かないタイプなら、起業したらええのよ。
日本は、もっともっと起業家が増えてほしいとワシは思うとるんです。
ワシは、ワシの『人間充実論・人生充実論』を発信して来ましたし発信し続けているんです。
なぜ日常的にそういうことをしているか。
それは相手に、自分の良心に省みる『キッカケ』を与えたいからなんですよ。
ワシの人生目的なんです、これが。
まぁ、変わってると思われて構いません。
ワシは『自分の良心と天』を相手に人生歩んでますから。
我が儘(まま)を貫いてますから(笑)
あ、言うときますが、我が儘と自分勝手は、似て非なるもんやからね。
勘違いせんようにお願いしますね。
ワシの我が儘が、縁ある周囲の人達の、人生の充実につながるなら、
我が儘、大いに歓迎じゃないですか。
皆さんの我が儘が、皆さんの縁ある周囲の人達の、人生の充実につながるなら、大いに貫きませんか。ねぇ。
だから、トップの立場に在る人は、人間力を高め続けて行かないと、
社員が迷惑するんだと、深く自覚せないかんというのがワシの信念です。
組織に於ける、全ての責任はトップ一人にあるんだと自覚して、
縁あって来ている社員を人間として心が澄んで行くよう、精神性が高まって行くよう言動を発せな、いかんと思うとるんです。
だからワシは、日々の業務、社員の何気ない会話や、発言に、何か感じたら、
タイムリーに、示唆しています。社業を通して人の道を説き続けて来ました。
そして、続けているんです。
経営の経の字は、縦の意味であり、秩序であり、人の道という意味なんです。営の字は、生活です。
だから、経営とは、人の道に則った生活ということなんよね。
あなたの会社は、経営に成っていますか?
経営が為される為にもあなたの会社の社長には、
社業を通して人の道を説き続けてもらわないかんのと、ちゃいますか?
人間力を身に付けてもらわないかんのとちゃいますか?
人間力とは人間的魅力の略語ですね。
人は、魅力ある人物に付いて行きたい、一緒に歩みたいと本能的に欲しているもんやと思います。
だから立場が上に在る人は、生涯人間力を磨き続ける宿命にあるんだと、思ってみんですか。
経営者の資質の第一は『愛情力』第二に『先見力』第三に『吸収力』
というのがワシの価値基準なんですよ。
吸収力とは、自分と違う意見でも、スポンジが水を吸収してしまうが如く一旦受け止める器量であり、心の謙虚さを言うとるんです。
正解という答えはありませんよ、価値基準だから。
世界共通の同じ答えは数学と物理くらいじゃないでしょうかねぇ。
だから数学と物理以外の事や物は、その人の価値観で様々で良いんです。
人として自分の良心に対して恥ずかしくない言動が大切なんです。
多くの人達が、他人の自分を見る目を気にし過ぎて、過ごしているんじゃないでしょうかねぇ。
『お座なり』にしてしまうクセがありませんか?
お座なりとは、氣が入っていない行為、あぁ、そこは適当に、いい加減に。
という行為です。
『良い加減』と、俗に言う『いい加減』は、言葉が似ていても、心中が違うもんです。
『良い加減』=適正。『いい加減』=適当。と捉えてみると、感じるでしょ。
お座なりの行為をしている人達に。
それは自分の人生を歩んでいると言えるんでしょうかねぇ?
他人の人生に振り回されていることに陥り兼ねないんですよ。
人生は過ごすものでなく、歩むもんだと発信して来ました。
歩むとは自分が考え、責任を持って、やるべき自分の役割を自覚して、
果たして行くことだとワシは言うて来ましたから。
他人を相手に生きるんじゃなく、自分の心の奥底の良心を相手に、
そして天を相手に生きないと、生き生き(イキイキ)なんて、できへんと思います。
時間だけは金持ちも、そうでない人も、同じであり、絶対戻って来ないのに、
何で自分の人生を、歩もうとしない人が多いんじゃないかなぁと感じてしまう
今日この頃という感じです。
そういう人の、素直さを失った言動は、あなた自身の心の奥底に在る良心と、
あなたを、いつも氣に掛けてくれている相手に対して、失礼になるんだと自覚してほしいのです。
そういう感性が、誠実さと言うもんです。
あなたに対して情けを掛けてくれている人、いつも想ってくれているであろう人に対して『ご機嫌取り』に陥ってはなりません。
必ず居(お)ると思うんです。あなたを、いつも心配してくれている人が。
あなたが気づいていないだけだと思ってみませんか。
憂(うれ)えることは、心配するという意味ですから、
人を憂えると書いて『優しい』と書きますよね。
つまり、人を心配してあげる想いを『優しさ』と言い、
人を自立させてあげる行為を『思いやり』とワシは昔から言うて来ました。
今、このメッセージを読んだ瞬間、熱いものが込み上げて涙した人は、
瞬時に心の垢が洗い流され、澄んで行きましたよ。
自分のことばかり考えんと、人のことを心配してあげんですか!
自分以外の縁ある人が自立できるように、あなたの心を配ってあげんですか!
あなたの心が澄んで行きますよ、精神性が、高まって行きますよ。
ほんまに。
誰かに『ごまをする』言動をしていたり、顔色を見るクセのあるあなたに言います。
あなたの心の奥底に在る誠実さを発露させてくれぇ~っ!と。
自分の本心じゃない、偽りの行為を、相手を『なめとる』と言うんですね。
相手をナメてはいけません。
あぁあの人には、こういうことを言っていたら機嫌が良いから、
本心じゃないことを、体裁良く言うたり行動したり、
している行為を『なめとる』と言うとるんですよ。
『なめたら、いかんぜよ!』ですよ。
顔色を窺うな!
心中を察せよ!なんです。
心中を察する為には、
先ず、その相手と人生に対する考え方を話し合う機会を自ら持たないと始まらないと思うんです。
そういう心に、あなたが成らないと、人生の意味が薄らいで行くんです。
素直が一番。
正直が一番。
自然体が一番です。