親が会社経営をしていて、そこの子供を入社させている事例は多いように感じます。
まぁそれはいいんだけど、こういう会社あるでしょう。
大学出てスグに、親の儲けている財務内容が良い会社に入社して、給料50万くらい。
(従業員はその事を知らない)
30数年前に知っている会社でありました。
その息子さん今50代後半ですが、人柄は良いんです。知ってる人やから。
お金の苦労は、おそらく経験は無いんだろうと感じます。
でも、嫁が宜しくないらしい。
その息子さんが仲良い友人に夫婦間の愚痴を何度も言うてたと、その友人から直接聞きましたから。
果たして、心はいつもベストコンディションだろうか?
この『心はいつもベストコンディション』はワシが一番好きな状態なんです。
が、世の中の多くの人達はそうじゃないのかも知れんのです。
商売人も勤め人も皆、お金を儲けたい。という気持ちは、当たり前のことですが、やっぱり、バランスが大事。
『体調』と『心』と『経済』と『仕事』と『家庭』のコンディションのバランスと、
その高さが目指すべき指標だと思う訳です。
今、皆さんが置かれている境遇は様々でしょうが、他者と比べるようじゃ人間が出来てないと思う訳です。
比べたって、しょうがないでしょ。
持って生まれて来た、宿命や、大きな流れである運命が違うんだから。
『人生は、宿命と言う大河に流れる運命と言う名の船頭である。』
宿命は変えようが無いんです。
その宿命の大河に流れている範疇で、工夫、努力、勉強して行きながら、
命を運んでゆく船頭が自分なんです。
だから、運命は、宿命の大河の範囲内で変えてゆくことが出来るんだと思う訳です。
お金が沢山ある家に生まれて来た人を『うらやましい』と思うようじゃダメなんです。
人間は、自分の理想とする人生曲線を描き、理想と現実のギャップを埋めてゆく行動が、
人生の充実に成ってゆくもんなんです。
自分がやりたい仕事をしていて、中々お金にならないから、
希望しない仕事をお金の為にやっている人も居るだろうし、
お金はあるけど、身体が病で、体調がいつもしんどい人も居るだろうし、
家族間の人間関係が、いつもギクシャクしている人も居るだろうけど、
そんな境遇も全て一つの運命と受け止めて、
自分は何をやっても、縁ある人達を勇氣づける、喜ばすんだ!という気持ちで、
先に挙げた五つのコンディションのバランスを取りながら、
高みを目指して『一所懸命&その氣』で毎日を歩むしか無いと思うんです。
『本業』そして自分の足元が最も厳しい現実なんです。
その最も厳しい現実から出発しないと、本物には成れんのです。
人間、一生のうちにやれる事は、たかが知れてるじゃないですか。
大事なことは、自らに与えられた仕事を天職として、その仕事を通じて、
如何に多くの人を『しあわせ』にするかなんです。
天職は探すものと考えると、今の足場を中々受け入れられない人も多いと思うんです。
そういう人は、困難に出くわすと『こんな仕事は天職ではない』と考えてしまう癖があるように感じるんです。
天職がどこかで自分を待っていてくれるという錯覚。
天職は、生涯を通じて自らが作り上げてゆくもの。
その為には『安易に自分のしたい事をする』という甘い考えは捨てないといけない。
大事なことは『自分に与えられた仕事を好きになる努力』です。
仕事なんて無限と言えるほどあるんだから、
その中から自分の一番気に入る仕事を探すといった考え方は空想に等しい。
そんな空想に惑わされることなく、今自分に与えられた仕事を全力で『好き』になることが、
自分が充実を感じられる最大の道です。