『見込み客』が、お客さんに成ってくれるか否か?は『その見込み客の行動』を見ることが肝です。商売で言う人の行動とは、なぜ?購入してくれたり、
提供するサービスを利用したり、或いはしてくれないのか?
という行動の事です。どういう形態の商売でも、人が行動(購入や利用)してくれて売上に成りますから。
例えば、お店。
如何に良い商品を揃えていても、如何に接客技術が優れていても、来店してくれなければ売上にはつながりません。来店してもレジに商品を持って行ってくれないと売上になりませんから。
なぜ?人が来店してくれないのか?
なぜ?来店して商品を見ても買おうとしてくれないのか?等々。
そんな時こそ、上手に自然体で『聞いて』みるんです。
その来店してくれている人に。この『上手に自然体』で、お客さんになってくれるであろう人に、聞いてみる聞き方を、考え抜くのがスタートです。
並んでいる商品をじっと見てるのに、買わない。とか、
サッと素通りしてしまう。とか。
じっと見ている人は、ひょっとして『どれが美味しいんだろう?』って迷っているのかも知れんのです。ワシならポップにこう書きます。
『どれも美味しいですよ、味は好みですが、先ずは⚪⚪味から驚いて下さい‼️』
って。そしたら興味ある商品なら、買ってくれる可能性が高まります。
また『この一瓶で一ヶ月分の量あります。』とか。
人は、興味を抱いたら『この価格だけど、何日分使えるんだろう』
って考えて、よう分からんから、買うのやめとこ。ってなってるかも知れんのです。
ちなみにエモーションの商品で唯一高額な化粧品があります。
(他は全てお手頃価格)
お肌の再生に効果が期待できる『情熱潤い保湿液』というネーミングの化粧品ですが、ちゃんと明記しています。『朝晩使って60日分の量です。』と。
そしたらお客さんは、この価格でこの量なら一回使ってみようかなと感じてくれる人は少なからず居ると思う訳です。
うちと同じ、お店じゃない商売の人へは、来店が無いんだから、
一回でも買ってくれたお客さんの詳細情報を記入した『顧客台帳』を、
病院の『カルテ』のように作ってますかねぇ?
うちには『顧客台帳カルテ』がありますが(台紙)
(なぜカルテか?フリーダイヤルで注文があるんですが、電話やり取りの要点を台帳に記入していますから)
常に『人を見ている』から、社員は顧客台帳を時系列で、食い入るように観察して『対個別対応』で『その人に相応しいお便り』を直筆で出しています。
(一般的なDMじゃないんです。お手紙です)
『そのお客さんに相応しい内容』を考えることが社員の能力向上に成っています。
人は皆『バイオリズム』があります。
同じ提案をしていても人は、バイオリズムによって欲しい!と思う時期か否か。
今は、必要を感じなくても、バイオリズムによったら、突然買ってくれたり。
如何に、そのタイミングを察知してタイムリーな案内を個別に出せるか?!が
肝要です。個別顧客台帳こそ商売の宝です。
お金や物を子や孫に残しても、相続税が掛かって来ますが、顧客台帳には税金は来ません。相続すべきは顧客台帳です。
後継者は、相続税なしで、一から商売できますから。
ワシの持論は、夫婦で稼いだものは、夫婦で善い使い方で、使い切って
『他界(あの世)』しなさい。
商売も、出来れば後継者には、善い苦労を敢えてさせるのが真の親心です。
オーナー会社で内部留保十数億円。って会社そこそこ有りますよ。
どこか後継者は甘くなり勝ちですね。
(まぁ十数億円あるしって、脳裏にありますから)
余程、精神修養していないと、お金には困らないけど、、、、ってなりますね。
やっぱり『一代限り』の継承が王道です。
人間が生きている状態を『悟れる覚者』と言われた人物は、
お釈迦様も弘法大師も法燈国師から始まった悟りを得た禅僧達が、その時代の
天皇陛下の国師となった人のことですが、人生をこう表現しています。
お釈迦様の悟りは、67500分の一秒の間隔で、生き死にしている。
つまり、67500分の一秒の間隔で人生が裁断され続いている。
まるで映画のフィルムのような『不連続の連続』だ、と。
何が言いたいか。
一代限りで裁断され、次が始まる不連続の連続が王道だと思う訳です。
経営で言うと、創業者が居て、二代目は二代目の創業を。
三代目は三代目の創業を。難しい話になりましたが、
要は『詳細な個別顧客台帳』を作って、
忘れられないように、温かいコミュニケーションを図りましょう。