『何が幸福(シアワセ)かをつかむ場所』を家庭と言うんです。本来は。
この意味、分かりますか?
これは、会社にも言えます。
『何が幸福か。をつかむ場所』を会社と言うんだと捉えてみると、
会社に対する気持ちはどうですか?
自分の仕事への取り組み姿勢や職場での姿勢に、若干変化が起こりませんか?
家庭も会社も、それぞれの個性の違いを認めながら『一つの方向』を生きるから、事が成就するんです。
より良い家庭、より良い会社を願うなら、より良い思想を持たねばならないんです。
何を己の『拠り所』として生きるのか。
人生哲学を持って生きていかねばならぬのです。
コロコロと揺れ動くのが心。
だから、心を一点集中することによって安心が得られるんです。
余裕を持って、己の生きる道がどこにあるかを考えることを本来『一点集中』
と言うんです。また『一念夢想』とも言います。
一念に成っている時は、他事は一切浮かんで来ないんです。
もし他事が浮かんで来るようなら、一念に成っていないんです。
何かに『一点集中・一念夢想』になっている時、その行為をしている状態が己の生きる道につながっているんです。
皆さん『一点集中』していますか?
この世での出来事は、この世で治まるんだから、ゴタゴタ言いなさんな。
これが度量です。
何を迷うことがあろうか?
迷うことなかれ!
一点集中・一念夢想に成っていれば、迷いは消えますから。
あぁ、言うときますが「無念夢想」って、検索すると「あらゆる邪念を捨て去り、無我の境地に達すること。何も考えないこと。」と出て来ますが、
この訳は、人間を知らない人が言葉の上だけで訳していますね。
人間は生き物なんだから、無念状態にはなれません!
何か一つ事に没頭(一念)しているから、他事は浮かばないんです。
そうでしょう。だから「一念無想」なんです。
「経営は、人間学」です。商売の経営も、人生の経営も「人間とは何ぞや」を、
探求することが、それぞれの「体質」に相応しい生き方を見出せるんです。
自分独自の人生を歩むことが出来るんだ。と言いたい今週でした。