『ティール組織』が、素晴らしい会社の形態と声高に言われているので、
『ティール組織』を、ちょい調べてみましたら、こうでした。
従業員の主体性が育まれていて、従業員が自分で仕事の進め方を考え、
仕事の目的やキャリアビジョンも自分で見つけていくもの。
と位置付けられています。また、こうも書かれていました。
経営理念や目的が時代とズレているのに固執していては、会社の成長が難しくなる。
ティール組織では現場の人間の意向によって経営理念を変化させて行ける。と言うこと。となっていますが、
考えるに、まぁこれは従業員数の多い会社によく言われているんかなぁ?
社長の意思が伝わっていない従業員数の多い会社だから、各従業員が自主的に
仕事してもらわないと運営が順調に進まないからか?
ワシの価値観はちょい違うんです。
時代の変化に合わせて商売の『戦術』は変えて行くのは理解できるけど、
余程の場合は『戦略』を変えて行かねばならないと思いますが、
そもそも『経営理念』の定義がワシとは違うんだと感じるんです。
経営理念とは一言で言うと『人生哲学に則った社員全員の将来像』を言葉にしたものなんです。
生涯懸けて目指すべき将来像、人生目的なんだから、時代が変わったからと言って、
自分の生き方を変えるような軽いものは、そもそも理念に成り得ないんやけどなぁワシの価値観では。
性格も好みも違う人達が、縁あって会社に集っている訳ですから、
生きる方向性や、目指す将来像は『合意と納得』ゆくものが経営理念でないと、
一緒に居る意味ないんやけどねぇ。
そして一緒にやる意味ないんやけどねぇ。
時代に合わせて、と言う考えは、ちょい違うんです。
例えば、高校球児で言うと、甲子園優勝したい!と言う人達がチームに成るはず。
甲子園優勝なんて考えていない選手は、そのチームに居てはいけないでしょ。
うちなんか、社員皆、自主的に伸び伸びと、言わなくても自分で仕事を考えて
毎日業務を実施していますよ。
但し『社長の価値観』の下に、と言う共通意識が自然体で存在していますし、
そうでなければならないんです。各従業員が勝手にやったんでは、いかんのです。
勝手にやるんなら辞めて独立自営したらいいんです。
中心人格(社長)の下に全員の意思統一が図れているから、
つまり『統一ある発展』を目指しておるんです、うちは。
だから単に従業員でなく『社員』に昇華し、皆が、自主的に伸び伸びと、自分の役割を果たせられるんです。
これを『らしく』と言うんです。
『らしく』とは『自覚ある役割分担』のことなんです。
自分勝手や好き放題は『らしく』とは言いませんから。
だからうちの経営理念『志高く、らしく生きる』を、全員が自然体で仕事してますから。
なので、ある意味ティール組織に成っていると感じています。
時代がどう変わろと、自分達の生き方にブレなんて、湧かないんです。
商売の具体的な戦術は、変化させてます。
戦略は、経営理念から派生している人生哲学が流れているから、
そう簡単には変えることはないんです。
だから、世間で言われているティール組織が全てに適しているか?は別やと思う訳です。
大事なのは経営理念の崇高さ、奥深さです。
決して、時代の変化に合わせて経営理念を変える。って言うのは、
そもそも経営理念に成り得ていないんです。
皆さん、自分の会社の経営理念は、構成員全員(社員)が、
つまり、社員皆の合意と納得の下での崇高さや、奥深さがありますか?!