性格を直そうとしたって、性格なんて治らんもんです。
短所を無くすと長所も無くなるんです。ほんまですよ。
常に『善悪互具』であり『長所即短所・短所即長所』なんです。
欠点を気にするより、長所を伸ばすこと。
つまらんことは忘れて長所を生かしてコツコツと人生を山登りの如く続けるのみ。
気が付いて振り返ったら、高い所まで登っているではないか。
すると、あら不思議、短所が見当たらない!そういうもんやと思う訳です。
社長と言う者は社員から何を以て、信頼を得るのか?
信頼を得る第一は『人格的民心統一』なんです。
つまり、社長の人格で社員皆の心が一つに成る。と言うこと。
経営に於いて言うならば、指揮は出来ても、統帥が出来ているかと言うことなんです。
社長が居るだけで、社員の気持ちが一つにまとまる。と言うこと。
社員に安心を与えている。と言うこと。
つまり、尊敬仰慕されている。と言うこと。
社員から尊敬され且つ慕われていることを、尊敬仰慕と言います。
そして併せて、先が読めていること。戦略的行動に強い。と言うこと。
これを包括出来る人物を目指さないと統帥は出来んのじゃないかと感じる訳です。
人間関係は、お互いの『信頼』が薄いと、何を言おうと、相手は言うことを素直に聞かないものやからねぇ。
物事を為して行く原動力は信頼関係なくして有り得ないんやと感じますね。
信頼は、先ず自分が相手を信用して行動を起こさないと、生まれないんやけど、
その前に、自分が信用したい相手なのか?と、自分の心に耳を傾けてみることです。
やっぱり、人間として深く関わり合わないと信頼関係は、構築できないんじゃないかと、思います。
だから会社は、安易に人を雇わないことが大事と思うて来ました。
採用の失敗は中々教育は難しいと、思うんです。
人間として深く関わり合おうという意識が強まる人じゃないと、中々、深くは
関われませんから。
共に汗を流すことでしか、人間関係は信頼関係に昇華しない。
流汗悟道(りゅうかんごどう)ですよ。
共に汗を流せば、道を悟ることに向かうと思うんです。
社長の皆さん!縁あって集っている従業員と『共に』居ますか?
それせんと『従業員』から『社員』に昇華せんし、社員に昇華していないと、
人間として深く関わり合う信頼関係は、結べんような気がします。
紆余曲折しながら自分の理想のビジネススタイルやライフスタイルを築いて行かんと、
心は、いつもベストコンディションに向かわないんじゃないかなぁと思うんです。