よく仕事は順調です。と言う社長達が居ますが、何を以て順調と言うのか?
先ず、定義付けなんてしたことない人ばかりじゃないかなぁ。
受注が順調だから、ということで仕事が順調と言えるのか?
社内の人間関係が心穏やかでないなら、順調とは言えないというのがワシの価値観です。
ワシの定義している仕事が順調とは、なんでもかんでも受注すりゃ、善いってもんやないんです。
理念に則った戦略に適した受注がコンスタントで、社内の人間関係が良好で進んでいないと、一応、順調とは言わない。
社内の人間関係が良好でない、社員が経営者の考えを理解しようとしない雰囲気では、ワシに言わせると仕事とは言わんのです。
だから、経営者は社員の心の統一に腐心せなモノに成って行かんのです。
経営者の仕事は、先ず社員全員が、全員がですよ。
特に中小零細の会社では『社員全員が相互に心が通い合っている心の統一』と
『経営者である自分の考えを、理解、納得、共感に至っている状態』への努力を、全身全霊を懸けて、
善い社風を作って行かねば、なりません!
ここに、チャレンジし続けな、本来じゃないんです。
『人間らしく生きる。ということに於いて、全社一丸』に成っている状態が、前提です。
決して『社長のための全社一丸』ではいかんのです。社員は私物じゃないんだから。
そこに集う全員が人間らしく生きる。につながらないと。
こういうことを意識して経営している社長は中々、居らんから受注が沢山あるだけで、仕事は順調と勘違いしてしまうんです。
そして、二通りに別れます。
受注も人間関係も順調で、経営者自身の成長の為の勉強をする人と、勉強なんて、金回りが良いから、しない人。
また、受注が不調だから、勉強する社長と、勉強どころじゃないわと思っている社長。まぁこの二つのパターンやと感じます。
やっぱり、ワシの価値観では、社員の心が奮い立つ。心震える言動が経営者には、要求されます。
およそ、受注が順調な時こそ、社長は勉強せな、経営者に昇華できんと思います。
何のために勉強するのか?
それは精神性を高め、澄んだ心で居続ける為です。
そして、社員全員が、自主的に、自分の精神性を高め、心の澄んだ状態を維持するような人間に、導いて行く為に社長は勉強せないかんと思います。
だから社長から経営者に成れるんです。
経営者は『主・師・親』を目指さな、いかんのです。
商売が出来るだけでは会社の主人には成れても、人生を導いて行く師匠的存在、社員を諭してゆく人生哲学を深めて行かんと、経営者とは言わんのです。
そして、無償の愛情を注ぐ親に成らんと社員が報われませんから。
人間が生きるというのは、一人一人が自ら、精神性を高める努力。心を澄んだ状態にしてゆく努力。
この状態を維持発展させることだと、ワシは思って行動しております。
そういう意識の無い社長というのは、受注が少なくなって来たり、社内の人間関係が不穏になって来たら、
何か勉強会に参加しようと意識が働いたりするんだけど、
社内環境が良好で業務が忙しいと、勉強会っていう意識が薄れている社長も多い気がします。
それは、そもそも勉強の捉え方がワシの言う内容ではないんです。
精神性を高め、澄んだ心に成る勉強は、商売が如何なる状況でも、継続しているのが大事じゃないかなぁと思う訳です。
勉強会に参加したからと言って、問題解決は出来ません!あらゆる問題を解決できる人間に成る為の、
学びをしてゆく為に、自分の関わり方が問われますから。
20数年前、30代の時ですが、当時の売上に匹敵する負債を負いました。
当時、どうしてもやりたくて、やりたくて仕方なかった事業があって、フレンチと和食を融合した店。
420坪、造成し、お店の外観プラモデルも完成し、設計料400万近く払ったなぁ。
ある特別なワシが形を指定した器も、当時好きだった作家さん(赤木明登さん)に、経営指針書と、想いを綴った手紙で依頼し、
オリジナルを作ってもらい代金210万支払いし、あらゆる準備に三年間費やしました。
銀行も当時で億の融資OKって言ってたのに支店長変わって、マンション建てるなら貸すけど、飲食店には貸せない。👊😭✨と。
当に人生哲学、経営哲学の浅かった故か?或いは、持って生まれた運命だったのか?
自分で作ったツケは自分で払うことをやって来ましたが、これが生きた学びに成ってるような気はしとります。
当時、ワシの先輩経営者が、大手のFC店を数店舗経営し、繁盛していた有能な経営者の○○さんが、
ある日、電話が掛かって来て『香川さん、顔の広いところで、探してほしいんやけど。』って。
で『どしたん?』って言うと○○さん言うには
『いやぁ、実は大阪の阪南という所で、24時間インターネットカフェやってるんやけど誰か買う人、居らんかなぁ?』って言うから
すかさずワシは『何で○○さんみたいなスマートな有能な経営者が、若いもんがたむろするような24時間インターネットカフェなんかしたん?』
って思わず声が出てました。
そしたら『どしても、やりたかったんやぁ~。まぁ、麻疹(ハシカ)みたいなもんなんやぁ』って、言ったのを思い出しました(笑)
まぁ、誰しも麻疹(ハシカ)にかかるように違う事したい気持ちになるんやなぁと、その時思ったなぁ。
で、 ワシは後日こう悟りました。
たぶん、魂の親である主護霊さんが、向こうの世界で、止めてくれたんだと。
あれ、億の融資受けてオープンしてたら、たぶん、倒産してたと感じました。
以来、不思議と自分では飲食店は経営せんとこ(笑)食べに行くお客さんに徹しよう!と(笑)
そんな状況下で、これだけは貫いた事(今も貫いています)は、
亡き師匠の人生哲学、経営哲学の講義録を、食い入るように毎日毎日、血肉になるまで、勉強することは、欠かしませんでした。
やっぱり、日本人としての経営哲学を学び続ける事は、光が見出だせるんです。
心、救われましたね。これは、体験しないと分からんと思います。
皆さんは、心救われる何かがありますか?心の支えに成るもの、ありますか?
それが人生で最も大切なものじゃないかと思う訳です。
当時うちのような零細会社では、普通倒産です。
その時のワシの心境。
突然、こんなインスピレーションメッセージが浮かんだんです。
当に、映画タイトル的キャッチコピーでした(笑)
『24時間緊急病棟に駆け付けた家族の心境。絶望と闘い抜くこと。希望を信じ続けること。』
という言葉でした。
さぁ、香川湧慈君!この絶望しか無い世界に、如何に希望を見出だすか!
と、自分で実況中継してましたね(笑)自分で自分に発破掛けてましたねぇ(笑)
皆さん、自分の大切な人が、突然事故で24時間緊急病棟に担ぎ込まれた連絡を受けた瞬間の、あなたの心境は?
当に、その時のあなたの心境を言葉にしたらこの言葉、言い得ていませんか?
ワシは当時、先が見えないから、絶望が襲って来たけど、希望を信じ続けるしかなかったんよねぇ。
僅かでも、一筋の光を見出だせれば、人は希望が湧いて来るもんです。
今、絶望の淵に居るそこのあなた!一筋の光を見出だして下さい。
それが、天は自ら助くる者を助く。に成るんですよ。神道では『光入りなば闇消えゆ』と教えますから。
自ら、光を見つけるんです。
見えないから、決めれないんじゃ、ないんです!
あなたが、どんな人生を生きたいのか!を、決めるから、段々霧が晴れるように、見えて来るんですよ、ほんまに。
あなたは、どうしたいの?!あなたは、どう生きたいの?!
それ、決めんと動けんでぇ~。