中小企業の物販広告を見たり聞いたりして、思うこと。
広告の本来の意味は、自分達が、いったい何を、どうしたいのか!
という意見の表明であり、魂の叫びなんだ。というのが、香川湧慈の広告の価値観なんやけど、
世間一般的な物販広告を観てみると、ワシの価値観に沿っているなぁと感じる広告はあんまり見ません。
中小企業の物販広告で特に、多いなぁと感じるのは、
Amazon、Facebook、TVのCM、youTube、楽天、ヤフー、インフルエンサー、インスタ等々で、
多額の広告費を使って何十億、何百億の売上を作っている会社。
ワシも一度「会」の行事で会社訪問したことがある通販会社(売上90億で広告費40億)もその部類です。
まぁ、あらゆる広告媒体に40億も費やすんやから、90億くらい売るんやろうねぇ。
ワシの感覚では、利もあるんやろうけど、労は、多いやろうなぁと感じます。
シンプルの逆、複雑化してるやろうなぁと、感じてしまう。ワシは、嫌やなぁ何十億も売るなんて、まっぴらゴメンやわ。
何故なら、うちの基本方針は『シンプルに、独自性を生み出し、深みが感じられるように。』の逆やからね。
会社の経営方針も人としての生き方も、シンプルでありたいし、
人マネじゃなく独自性オリジナリティのあるものでありたいし、
他人(ヒト)から見たら、深みを感じてくれるような生き方がしたいしね。
だいたい広告が上手な故に、様々な人が購入するんだろうけど、
注文を多量に受けて、発送するだけの如何にも機械的なやり取り。売れりゃ誰でもええんか?って感じやけど。
売上規模が数十億、数百億になって行くと、物流倉庫や品揃えの数や、受発注処理をする従業員の確保。
ワシが思うに、拡大戦略しか生き残って行けなくなるスパイラルに陥っている感、あり。
この拡大戦略は、ずっと拡大し続けな、維持出来なくなるのに。息切れすると感じますね。何かマネーゲームの域を出ない。
あなたは、何がしたいの?!本当に規模を大きくしたいの?!それで、そこに携わる従業員は、社員に成って充実感は味わえているの?!
社員とは、会社の理念に共感して、社業に取り組んでいる人のことを言い、従業員は単に業に従じて労働に対する対価をもらうだけの人です。
あなたの会社で働いている人は社員ですか?それとも、従業員ですか?
会社は、これからの時代『一番欲するお客さん』は誰か?をセグメントした、そこに焦点を当てた発信広告が、
中小企業に求められ、的を射たものに成って行く気がしてならんのです。
そもそも何万アイテムも品揃えして、どれが売れてもええんや、的な通販。
はたまた次々と新商品開発して大々的に宣伝せな、売上維持出来ないとしか思えない会社も多々ある感あり。
或いは少量品種であっても、増産に次ぐ増産しないと注文に対応できない会社。多いわぁ😢⤵⤵
その商品に愛情なんて観点がないやろうし、大量生産、大量消費、大量廃棄?になりゃせんだろうか。
社員じゃなく、正に業に従ずるだけの従業員が増えて行き、売上激減したら、理由付けて、サヨナラ。
自社の利益の為だけの道具としての従業員確保。
否、道具ならまだ道があるけど、人の道なんて感じられないから、器具?機具?
これで、経営者と言えるんだろうか?
『最大と成るより最良と成れ!』が、ワシの持論であり、実践して来た歩みです。
まぁ、皆さん!
よぉ~に世間のそういう企業、見とってん。息詰まって、行き詰まるから。行き詰まって来ると、M&Aで大手に売却。
ほんでまた困るんが、そういう規模の拡大している会社を世間は、持て囃(ハヤ)すから、成長企業だ!と。
成長とは何ぞや?!を自分と社員が深いところでの納得行く定義をせな、イカンと思うんやけどね。
芯の確りしていない人は振り回されてしまっている。
で、自分も規模や売上を『幸福の価値観』無く追ってしまっているんですよ。
社員や社員の家族や、お客さんから愛される商売に成ってなかったら、心の穏やかさや、充実感は無いに等しくなるんちゃうかなぁ。
これからの時代、ワシが感じて仕方ないのは『クオリティーを高め続ける』こと以外に、充実は無いと思うんやけど。
つまり『仕事の質を高めて行く行動』と『心が澄んで行きながら、精神性が高まって行く社風』を追求する会社。
社内外を通じて、実践している会社が格段に増えて行く気がするんやけど。
正に『スモール イズ ビューティフル』を善しとする小さい規模の会社が、増えて行く気がしてるんです。
数値や規模を追うのでなく、精神性を高め、仕事のクオリティーを高めることを追う会社が、
結局、充実した収益を上げ、社員と社員の家族と、お客さんから、愛され続けるんです。
人生を生きる価値観が同じで、お互いを心底理解し合える『社員と言う名の友』『お客と言う名の友』を作ることが、
人間の生きる目的やとワシは思うとります。
会社は、同じ価値観を持ち、同じ方向を歩める仲間を持つ道を歩むことが、全てであると言って過言ではないと思うとるんですよ。
正に『それか?それ以外か?』だね(笑)
そういう会社は、適正な納得感ある収益を、上げ続けることが出来ているんだと思う訳です。
クオリティーを上げ続ける。追求し続ける。小さな一流企業をめざしましょう!