オーガニックというのは、農業の形態を表した言葉です。
農業や化学肥料を使わず農作物を栽培しようという考え方です。
これが「オーガニック化粧品」になると「化学的な成分を使用せずに作る化粧品」
とうい意味で使われているようです。
しかし、どういう化粧品が「オーガニック化粧品」なのかが、とても曖昧だということなのです。「オーガニック化粧品」の定義は、各化粧品メーカーに任されているからです。
化粧品には薬事法で決められた「化粧品基準」というルールがあり、安全に使用できるよう配合する成分が規定されていますが、法的には「オーガニック化粧品」と認定されるものはないのです。
つまり、どんな化粧品でも、化粧品メーカーが「これはオーガニック化粧品です。」と言えばそれだけで「オーガニック化粧品」にすることができるのです。
ただの水を「オーガニック化粧品」だと言うことも出来ますし、化学合成された成分100%の化粧品でも「オーガニック化粧品」として売ることが出来るのです。
だから、オーガニック化粧品というだけでは「安全」とも「優しい」とも言えないのです。