『存在意義』を考えてみたことありますか?
ワシは26年前に初めて『存在意義』を考えました。
経営者ですから、個人の人生も会社での人生も一直線上にあるから、
同じという感覚は経営者なら、ほぼ皆同じじゃないかなぁと思います。
一般的に言われる仕事とプライベートは別。じゃないんだよね、
経営者ってのは。
分けること自体が、サラリーマン意識なんよ。
自分の人生=会社人生というのは、ごくごく自然な感情ですから。
だから、26年前に会社の経営指針を打ち立てようと取り組んでいる時に、
存在意義を考えるキッカケになりました。
存在意義とは、これが無ければ自分じゃないやろう。
これをやっていないと自分の会社が、そして自分自身が存在している意味がない。
というものを言うんですね。自分が存在する意義やから。
『可能性への挑戦』という言葉が浮かんだというか、産み出ました。
エモーションの経営指針書の『存在意義』の項目に、明記しています。
だから、常に可能性へチャレンジし、続けていますよ。
自分らしく在りたいからね。
何でもかんでも、思い付いた事へ挑戦しているんじゃないんです。
自分の『根底に存在する信条』に相応しいものから派生したものに、
挑戦するもんなんですよ、チャレンジというのは。
ワシの、そして会社の信条は『シンプルに、独自性を生み出し、深みが感じられるように。』なんですよ。
これも『経営基本方針』を一言で表した言葉として明記しています。
まぁ、こういう生き方が全う出来たら、ええなぁと思ったんです。
複雑なん、嫌いなんよね。
他人と同じ、嫌なんよね。
周囲から見られて、深みがあるなぁ、と感じてもらえると本望やね。
シンプルに、独自性を生み出し、深みが感じられるような、
生き方や経営の在り方を貫きたいですね。
社員達にも、そんな生き方をしてほしいし、仕事のやり方が、
そうありたいと思うから、経営の基本方針のタイトルにしているんですね。
皆さんも、自分の存在意義を、いっぺん考えてみてはどうですか。
ワシは仕事での挑戦もブレは無いようになりました。
ブレが無いだけで、上手く行ったという訳ではありませんがね(笑)
トライするんです。まぁだいたいエラーになりますね。
でもまた諦めずトライするんです。
トライ&エラーを積み重ねながら、納得性を高めて来ましたよ。
信条が基礎に成っているから、その基礎から外れない工夫で挑戦していますからね。
それと、如何に経営者が考える事が人間性と社会性と科学性のバランスとその高さに挑戦していても、
社員達が、その考えに共感していても、
社員達一人一人の業務能力が、その域の水準に達する不断の努力をしていないと、
天は、その環境を与えてくれないんだと感じるものです。
ココ、事業の肝というかコツじゃないかなぁと思います。
挑戦ということに於いて、人間は誰しも自分の『心の天秤』の重たい方に、
動いているんだよね。
例えば誰かから、何かを誘われたとしましょう。
別に嫌じゃないんだけど『ハイ!喜んで。』という感情までは無いから、
同じ日時に違う用事があれば、そっちに動くもんですよ、人間は。
そういう光景を見たり聞いたりしていたら、瞬時に感じるよね。
あぁそっちが心の天秤の重たい方なんだ、ってね。
良い悪いじゃないんですが、
あなたの『心の天秤』を内観してみることをたまにはしたらええと思いますよ。
そういう心の習慣が、自分の人間性の成長につながるし、他人の『心の天秤』が計り知れるように成って来ますから。
あなたの心の天秤が、あなたの人間性の成長につながる方へ、傾いてほしいと願うものです。
この何気ない心の天秤の傾きが、人生を徐々に決めて行くんです。
自分の可能性と周囲の人達の可能性を『包み込む。摘む。』行為を
『罪(ツミ)』と言い、
自分の氣と周囲の人達の氣が『枯れる』行為を『穢(ケガ)れ』と言うんですね。
神道で言う『罪穢れ』(つみけがれ)のことです。
罪=悪い事をする事。
穢れ=汚れ=氣が枯れる事。つまり、やる氣の無いことが、穢れなんですよ、皆さん。
あなたの、心の天秤の無意識に傾いた方を、立ち止まって考えてみることをしてみても、いいんじゃないでしょうか。
ひょっとしたら、あなた自身と、あなたの周囲の人達の可能性を包み込んでないだろうか?
可能性を摘んでないだろうか?って。
やる氣が無いなぁ、と感じたら、汚れて行ってますよ!と言う注意信号ですから。
やる氣が継続できる為にも、可能性への挑戦を続けたいですね。
だから、エモーションの存在意義は『可能性への挑戦』にしたんです、昔。
今も、可能性への挑戦が続いているから、生き生きと30年間歩めているんだと感じますね。
汚れたくないしね(笑)エネルギッシュであり続けたいしね。
皆さんも、自分の信条から発せられた可能性に挑戦することを考える為に、
他人の挑戦を聴いてみることをお勧めしますから、先ずはその事に挑戦を!!