今週は長くなりました。
人間というのは「この人の言うことなら、素直に聞ける」
そんな人物を目指すことが自分と縁ある人達を生かして行くんだと思うんですよ。
こういう人物には、素直に心が開け、行動を惜しまなくなりますから。
社長のあなた!
あなたの社員が心開かず、自主的行動を惜しんでいるとしたら、
それは、あんたが悪いのよ。
「この人の言うことなら、素直に聴ける。」という存在になってないのよ、
あなたが。
心を閉ざしていると、愛とか幸福といった「青い鳥」に近付けないと思います。
心は素直に開き、勇氣を持って行動していると「青い鳥」を見つけられるかも知れんのです。
だから、素直に聞ける人物を見つけることが大事やわなぁ。
人の言うことを聞きたがらない人達って多いんじゃないかなぁと、
感じる時があります。
先ず自分が「この人の言うことなら素直に聞ける」っていう人物を目指す、
心を高める。
また同時進行で、そういう人物を求める行動をする。
これに尽きると思います。
誰でも出来るそのコツは、普段自分で決めたことは必ずやる。
という習慣をつけて行けばいいんです。
気付いたらスグするんです。後回しにしたらいかんのよ。
日常的な些細な事は特にスグせな、いかんのです。
神は細部に宿るって、日本古来から言われて来てるしね。
ベストを尽くす程度ではいかんですよ。パーフェクトを目指さな。
些細な事をパーフェクトに。ですからね。
そうしていれば、イザやりたいという時に、やりたいことが出来る可能性の
確率が高くなるんよね。
ところが、多くの人は「何なにしたらやる」になってしまってるんちゃうかなぁ。
結婚したら、する。子供が出来たらする。お金が貯まったらするというように、何かの分岐点では、やるということになってしまって、日常的な出来事や小さなことからは手を抜いてしまうという習性、感覚になってしまっている。
小さな事が積み重なって大きなものに成って行く訳なんやから、
それではいけないんちゃうかなぁと思う訳です。
やると決めたら、必ず実行する。自分の心の声を聞く。
自分を裏切らない生活を貫くんです。
ええ、皆さん。大なり小なり他人(ヒト)を裏切っとるでしょ。
ワシも含めてですが。自分さえも、裏切るんですか!?
世間で言う、経済力があるとか無いかの視点でなく、どれくらい人の面倒を見れるか、それが真の意味での「甲斐性」やと思うんです。
道を歩いてて、困っている人に気づいて見て見ぬふりをする人も、
甲斐性がないわけですね。お金の問題やないんです。
面倒を見る。ということが人として一番大事なことじゃないかと思う訳です。そういう観点で経営者なら社員の面倒を見るんです。
およそビジネスの素質がないなぁという社員と共に努力をするんです。
(大企業はしませんから、こういう事)
これを実践するのは、並大抵なもんじゃないですよ。ホンマに。
でもこういうところに全身全霊を傾けるんです。
それが出来得る中小零細企業なのに、普通の社長達は、そういうことをしません。
だから、本質的な充実感にならないんじゃないかと思う訳です。
社員一人一人の人生のことを考えてあげたことがあるんですか?
って言いたいわ。
ワシは、昔から考えてやって来てるで。
だから、経営指針書にもハッキリ明記しとるよ。
社員の70歳~80歳までの支援策も書いとるよハッキリと。
(ネットで「香川湧慈の考え方」を検索して上から3番目に経営指針書があるからクリックして読んでみて下さい。34ページあるけど)
出来る出来んじゃないんよ。氣持ちがあるか、無いんか、なんよね。
先週も書いたけど、社員と取引するなっちゅうの。
そういう人、ケチ臭いなぁ、っ感じてしまいます。
そもそも中小零細企業で、社員の人生を考えてあげたい、
というところまで深く思えない人を、何で雇うんかねぇ?
あなたの金儲けの道具くらいにしか考えてないんちゃうの?
まぁ、社員数一桁(9人以下)の会社なら絶対安易に雇ったらいかんと思うでぇ。ワシは考えられんですね、安易に雇うって。
社員が数十人数百人居るなら「人間性に立脚した科学性を追求でき、
同時に社長と多くの社員が「合意と納得」の行く仕組みを構築すること」が、
充実感につながります。
誰だって、自分の娘や息子だったら、その子の人生を考えてあげるでしょう。また、借金してでもしてやるでしょう。
あなたの社員に対して何で、そういう氣持ちに成れんのかねぇ。
また縁あって雇ったんなら、トコトン自分の人生観、社会観、価値基準を社員にぶつけて、理想像を訴え続けて、
その理想像に対して、トコトン摩擦を起こすんです。
そこまでやって社長の考えに共感が無い人を何で雇うの?ってね。
そういう「人生を考えた言動」の、摩擦があって初めて、雨降って地固まるんです。雨、降らさな、地は、固まらんで。
だから、人間関係が、ハッキリして来るんです。
縁の深さがハッキリして来るんです。
社長の意に共感しているなぁと感じたら、一生面倒見てやるぞ!という氣持ちに、段々なって来るもんです。
あと、ここまで書いたから、ついでに言うとくけど、社長足る者、会社の経営状態から、社員一人一人が個人的にも仕事上でも置かれている状況まで把握して、
経営の改善を図ろうとせないかんもんやし、そうしていても、中間管理職が、社長の意をよく理解していなかったら、
実体の把握も、ままならず、経営改善は絵に書いた餅に終わり兼ねません。
だから幹部教育が大事なんです。
幹部とは、一心同体、運命共同体に成らんと充実感は味わえんのです。
また、政治家なら国民の面倒を見な、いかんと思うけどねぇ。
国民の面倒を見たいと心底思って役割を果たしている政治家、何人居るんだろう?言い訳しない。
自分の出来ることで、甲斐性を身に付ける。人間は、大人も子供もとかく「数」を価値観の中心に置いている。
いい点数を取りたいとか、お金持ちになりたいとか、会社の利益額や業務規模を競う。数を追いかけていることで実は自分達を苦しめている。
息切れするで、そんなに急いで、焦ってどうすん?って言うときます。
生活や仕事で言うなら自分のやるべき仕事というのがあるんです。
それぞれの仕事がキチンと出来ているか、いないかで評価が決まるんです。
人間は皆、能力に差があるんです。特徴があるんです。
それを認める器量が、要るんですよ。
だから、数を追わず、それぞれの役割を果たすことが甲斐性につながると考えてみてはどうでしょうか。
それがワシの根本思想「人生経営は温かさ」です。
人間は本当に、心からあったかいなぁ。と感じた時、
生きる勇氣が湧くんですよ誰しも。熱い涙が沸々と出るんですよ。
だから、先ずあなたがあったかい人間にならんと、目指さんと。
人間は「温かさ」
人生は「温かさ」
経営も「温かさ」
温かさとは、手は放しても、眼は放さない。眼が放れても、心は放さない。
心を放しといて、ハード(物理的なもの)だけしてあげても、ダメなんだ、
ということを分からないかんでぇ。
放ったらかし育児放棄みたいなもんですよ。確り心で、抱いたらんかいっ!と唸っときます。