経営者は哲学を持て。と口酸っぱく言うて来ました。
勿論、経営者じゃない人も、会社の経営者じゃなくても、
あなた自身の人生経営の経営者には変わりはないでしょ。
哲学とは、日々の生活に密着したものです。
人がその一生を通じてどのような生き方をすべきか、、、。
何事も無く、人生を終えられる。そんなことは先ずありません。
何かが起きた時に、その判断を誤ることなく、事に対処する能力を得る。
哲学を持つとは、そういうことやと思っています。
人生を充実さす為に、自分自身の生きる哲学を持ち、
日々哲学を深めて行くことが大事だと言えますね。
哲学は生きる価値観とも言えます。
例えば、夫婦は趣味が別々でも、生き方の価値観が一緒というのが幸福やと
思いますね。
会社も、そうです。
経営者と社員も趣味が別々でも、生き方の価値観が一緒というのが幸福やと
思うんです。
この逆は不幸やと思うなぁ。
生き方の価値観に共感の無い所に幸福は生じないと感じます。
究極の生き方の価値観のことを言うとるんですよ。
人間の多様なる価値観を認めることは大事なんですが、究極の生き方の価値観がチグハグな人の集まりは、結局不協和音の源(ミナモト)やと思うなぁ。
だからお互いに「生き方の価値観」を発信し合うのが大切やと思う訳です。
人生で長い長い時間を共にする間柄なんやから、夫婦も社内の人間関係も。
「生き方の価値観」の共感に、人間としての「温かさ」が生まれて来るんだ、と強く言いたいのです。
数十人、数百人規模の社員が居る会社の社長には、こう言うてますよ。
全員の心に、グサッと響くスピーチが出来る哲学を持たないかんでえ、と。
人間としての「深さ」を感じてしまうような自信に満ちたスピーチが、
社員全員を奮い立たせるんだ、と。
一人一人の意見を聞くだけでは、ダメやでえと。そんなん、まとまるはずないで、と。
一人一人の理想を述べてもらうんです。
そうすると必ず共通のものが出て来るから、数十人、数百人居ても共通基盤を見出だせ、皆の充実が生まれて来るんだと信じて行動してほしいと願います。