平成29年・今年最初のメッセージです。
人生死ぬまで勝負です。
ワシは、ずっと、そう思って歩んで来ました。
皆さんの中で、一所懸命努力してるんだけど、10年、20年中々芽が出ていないと感じている人も、
バカにされたり、アホにされていると感じている人も、おると思います。
でも、諦めては、いかんのです。人生死ぬまで、勝負なんやから。
現状を明らかに認めることを「明認(アキラ)める」とワシは言うています。
だから、現状を明らかに認めて新たな成長を模索し、挑戦せなぁ。
挑戦するから答えが出るんです。挑戦しない人に、答えが出るはずないんですよ。
挑戦し、答えを出す為の今年のテーマは「維新」やね。
維新とは、分かりやすく言うと、自分の良心で、自分の短所を克服することを言うんやけどね。
それしか、真の自覚は芽生えないと思うからなんです。他人から言われて自覚が芽生えるはず、
自分で「ほんまに、そうやなぁ!だから、こうせないかんわなぁ。」と、自覚せん限り、道は拓けんのです。
ある意味、自分の志の「自覚」と、責任という「覚悟」が無いと、お金があっても、
まぁ分かりやすく言うと自分の思いや行動が周囲の役に立っているだろうか、という自覚がありますか?
自分のハッピーと感じることが、そのまま周囲の人達のハッピーでもあるということが「志」なんですね。
自分のハッピーだけなら野心であり、志じゃないと思います。
志には協力者が寄って来るもんです。
だから、自分の志って何やろう?と自分の生い立ちから振り返って考えてみてほしいんです新年に当たり。
日本人としての生き方の自覚は歴史に学ばないと真の自覚には至らないと思うのです。
あなたが今自覚していることを覚悟を持って日々歩んでいますか?
つまり、決めた事を守っていますか?
守っている事を続けていますか?
と今年最初に言いたいんです。
「決めた事を守る。守る事を続ける。」だけです。
維新、自覚をする為に、お正月なので、日本神話からエピソードを一つ。
伊勢の皇大神宮の天照大神様は、弟の須佐之男命が大暴れした時に天岩戸(アマノイワト)に隠れられた。
日本人は、悪人に反省を求める前に善人に反省を求めるという考え方なんです。
悪い事をしたのは弟だとしても、姉にあたる天照大神様が「弟をそんな荒んだ気持ちに追い込む前に、もっと姉としてしてやれることは無かったろうか、、、」と。
これが大事な所です。
「部下が悪い。」とだけは言えないのです。
上役として「もっとその背景に気を配ってやっていたら、もっと援助の手を差し伸べていたら、
教育者としてものを考えたら、自分の教育の至らなかったところ、自分の愛情の至らなかったところを反省する。
悪い人間に「お前は、悪いから反省しろ。」と言う前に、善人が何も悪いことをしていない善人が自らを鞭打って、自分が教育者として、自分が目上の者として「これで良かったのか、、、」と、反省するというのが日本人的ものの考え方の一つにあります。
こういうことを教えるのが神話なんです。
だから古事記の神話を読んで、自分に置き換えてほしいんですが、神話の理解力に乏しいと思っている人達には自分の良心で感じることが大事ですよと言いたい。
「なぜ?なぜ?なぜ?」と深く考える習慣を身に付けてゆくと、神話は、あなたに、ふと気付かせてくれる力があるから。
天照大神様の神話から学べることは、部下が悪いことをした場合「お前は、悪い。明日から改めよ。」これでは教育になりません。
そんな言い方したら一寸の虫にも五分の魂で「そんなに言わなくてもいいのに、、、」と言うことになります。
「お前が気持ちの上で、そんなにまで追い詰められているとは気が付かず、私がもう少し早く声を掛けて、力になってあげれば良かったものを。・・・」
ということでなかったら部下が反省する道理はありません。
「・・・だから、明日からこういう点を改めてほしい。私も、こういう点を改めるから。」こういうことで、
自分の可能性に挑戦するから、自覚と覚悟が生まれるんだと新年に当たり発信したいと思います。