たぶん、多くの人が「運」を良くする本だとか、そのような類いのものを読んだりしながら、
自分に運を呼び寄せたいと思って色々やっていると感じるのですが、
本末転倒に陥ってはいかんですよ。と投げ掛けたいなぁと思いました。
先ず「後始末きちんとスグ実践」ということが運を呼び寄せる大前提だと思うのです。
例えば、脱いだ靴はスグ揃える。下駄箱に入れる際は靴先を手前に、靴のお尻を奥に入れていますか?
自宅でも、ちゃんと靴を揃えていますか?
脱ぎ放しにしていませんか?
朝、おはようございます。と挨拶していても、ちゃんと相手の顔を見て挨拶していますか?
帰りも、お先に失礼しますやお疲れ様でした。の挨拶も、相手の顔を見てちゃんと挨拶していますかねぇ?
職場でも自宅でも、最低限の「後始末キチンと」を徹底実践していることが、運を呼び寄せる栓なんですよ。
栓とは、洗面台に水を溜めようと水道水の蛇口をひねっていても、栓が出来ていなかったら、水は何時まで経っても溜まりません。
運の水を呼び寄せる努力をしていても、ちゃんと栓をしていなかったら、運の水は溜まりませんよ、と言いたいのです。
いくら運勢の本を読んだり、パワースポットだと言われる場所に行っても、運の栓をしていなかったら、
あなたの努力は流れ出てしまうと思うのです。
運の栓が、毎日の些細な、「後始末キチンと」なんです。
脱いだ靴は毎回ちゃんと揃える。
飲んだコップは、すぐ洗って水切り棚に置く。
挨拶は相手の顔を見て実践する。
相手の顔を見ない挨拶は、誠意が無いでしょう。
誠意の無い行為に、運が喜んで来ると思いますか?
職場では、毎日の業務です。
それも「些細な事をきちんと」する。
些細な事ほど完璧に、百点いや120点目指してする。
これが誠意のある行為なんです。
疎かにしない。
疎かにしないというのは、誠実だという証拠です。
誠意ある行為を日常的に実践している人、つまり誠実な人に、運は向こうから喜んで来てくれると思うんだけどねぇ。
会社での日常的な事の一つに、支払代金を振り込む際、絶対に振込手数料は差し引かないこと。
何にも言わなくて、振込手数料勝手に差し引いて振り込んで来た会社は、あぁ、ここは誠意がない、誠実に欠ける自分勝手な会社なんやなぁ、と昔から感じて来ました。
またはケチ臭い会社やなぁと。
正当な商売として決めた額を、そのまま振り込むのが当たり前なのに、振込手数料を引いて振り込むと自分の運が、あなたに嫌気さして逃げて行くっていうことに気付かないかんですよ、と言いたいのです。
運を呼び寄せたい人に言いたい。
本を読んでも、誰かに聞いても、運は来ないと思います。
あなたが、毎日の些細な事を後始末キチンとする習慣、毎日の些細な業務をキチンと完璧にこなす習慣が、誠実さの現れなんです。
そんな後始末キチンとしている人に、運というのは、ハイ喜んで!と来てくれるんとちゃうかなぁと思うのです。
些細な業務や、些細な事をする時の心境は、こういう心境でやってみてほしいのです。
人生最大のピンチを救ってくれた命の恩人の人の些細な頼み事をしているんだ!と思ってやってみて下さい。
誠実な気持ちに成るやろう。
命の恩人に対して、こんな些細な事でいいんですか?って気持ちに成るやろう。
一つ一つを疎かにしない。これを誠意ある行為、誠実な人間の気持ちの現れ。と言うのです。
こういう気持ちを、日に一度でええから思い起こしてほしいと切に願います。