社会貢献、社会貢献と声高に言われていますが、何も特別な外部活動をすることだけじゃないと思うんです。
どんな会社にも出来得る、社会貢献があると思うんです。
それは、縁あって来たれし社員を確りと人格教育出来る社内風土を作り続けることやと思うんです。
人格を磨いて行ける風土があると、社長はじめ社員の家族にも波及して行くからです。
その家族の人格が友人知人達に波及されて行くんですよ。
皆さんは「一流」の会社や、人間を、どう捉えてるでしょうか?
規模が大きいとか、儲けているとか、高収入だとか、代々家柄が地主だとか、
そういうことで判断してないだろうか?
ワシの「一流」の定義は、隅々まで行き届いている」ことなんです。
会社も人間も、隅々にまで行き届いているのは、誠実さの現れなんです。
思いやりの深さが違うんです。
いつも工夫しているんです。
手を抜いていないんです。
細かいことに敏感でちょっとした事」に気が付くんです。
しょっちゅうウッカリミスをしてたり、同じ失敗を繰り返したりしてる人は、
やっぱり誠実さが足りないんじゃないかと感じてしまいます。
どこか自分勝手さが、誠実さより少し勝ってるんですよ。
悪気無いのは重々承知しています。
けど、相手に対して、物事に対しての、真剣さが足りないんです。
そう感じませんかねぇ?
やはり、誠実さを極めている人は、一流なんです。
人としての懐が深く、広いんですね。
そういう会社、人間を目指そうじゃないですか!
5人の会社は5人が充実を感じるやり方があり、
30人の会社は30人が充実を感じるやり方があり、
100人の会社は100人が充実を感じるやり方があると思うんです。
だから先ず、経営者がそう信じない限り、実現は無いと思うんです。
TVで見たけど、東京大田区の町工場。中々ええやん!と思う会社は、
社員5人というのが多いですね。
ワシが「中々ええやん!」と感じる会社ってのは、
経営者が社員の一生を誠実に考えている。
社員の人間性が良い感じ。
社員が仕事を常に工夫している。
全員が信頼感溢れるチームになっている。
他社に迎合せず、言い値で商売が成り立っている。
自分の会社を誇りに感じている。
ピンチを勝機に変えて来た数が多い。故に「応用力」が身に付いている。
人間関係、風通しが良い。
他人に「伝える表現力」が、素晴らしいんです。
こういう光景を見ると、
やっぱり5人くらいが自由が利くし、身動きが軽快で、チームに成りやすく、
儲けも固いし、福利厚生を充実させられるなぁと感じるし、
一番言いたい「人格教育」が出来るなぁ、と思います。
特に福利厚生を社員の一生涯まで考え抜いて施策できる規模は10人以下じゃないと中々出来へんよなぁ、と思ってしまいますね。
何万人規模の超大手、えばシャープや東芝の数千億もの単年度赤字なんか新聞で読むと、
にっちもさっちも、どうにもならへんなぁ。と思ってしまいますね。
数少ないけど、数百人規模の会社で「中々ええやん!」と感じる会社があるのを、
たまぁ~に見聞きするのは嬉しくなります。
少なくともワシの友人達の会社には、そうあってほしい!とホンマに願うとります。
うちも、そう在り続ける為に、チャレンジし、続けます!
「行ないは心」です。
口で何ぼ、うまげなこと言うてても、その人の「行ない」を見たら分かりますね。
習慣、クセを見たら感じてしまうんです。
まぁだいたいに於いて、
その人のお金に対する価値観に起因すると思うんです。その人の無意識の言動や習慣は。
話しを変えますが、今年の年末ジャンボ宝くじは、10億でしょ。
もし10億当たったら、
税務署は絶対、高額当選者は把握してるはずやから、その人が何十年か後、亡くなって、
相続という時期が来たら、調べられるでぇ~。
記事で見たけど、ユニクロの創業者の柳井さんとソフトバンクの創業者の孫さん、
それぞれ総資産が1兆4千億円だそうで、もし今、相続という事態になったら、
柳井さんの二人の息子さんと孫さんの二人の娘さんに、約4千億円の相続税が来るそうな。
当然の如く、現金を4千億円もは持ってないでしょうから、不動産や自社株を売却せな、相続税払え無いでしょう。
自社株売ったら、経営を銭優先の株主だらけになって、会社が危うくなるんじゃないかと感じてしまいます。
やっぱり、人生「丁度いい」が一番幸福やと思えてなりません。
一番貴重な自分の人生の「時間」を、本筋とは思えないところに費やされてしまうんですからね。
自分の人生も周囲の人生も「隅々にまで行き届いているか、どうか?」をいつも気に留めた方がええのと違うかなぁ。と思います。
そういうことを、この年末年始に思いを寄せて、新年を迎えてほしいと思います。