「時間は有限」
なんだから、自分の人生に最も有益なものから順番に「学びの時間」を使わんと、いかんと思うのです。
なのに、色んな人達を見てて、自分の人生に最も有益なものを学ぼうとしてるんやろうか?と感じることが、ようあります。
たぶん、そういう観点で、自分の時間を捉えてないんだと感じます。
「籠(カゴ)に乗る人、担(カツ)ぐ人。そのまた草鞋(ワラジ)を作る人。」と昔から言われているけど、
この意味は、籠に乗る人が偉いんじゃなく、人それぞれに持って生まれた役割があるんです。
その役割を心底自覚出来た人だけが、真の経営戦略や人生戦略が生まれて来るんだと思う訳です。とワシは声を大にして言うとるのです。
自分の持って生まれた特性、役割を素直な感性で見つめてみる。
自社の体質に合った経営戦略を打ち立てることが時間を有効にします。
個人でも、自分の将来に有効だと思えることに時間を優先し、学びに時間を割いたらええのです。
ワシは独立を志した31年前に、商売の戦略を立てました。
自分がやろうとする商売に対して、
将来性が感じられるか?
社会性が感じられるか?
収益性はどうか?
市場性はあるか?
消耗品であるか?つまり、リピート性が高いか?
小資本で出来るか?
終身現役で出来るか?
仕事の価値観を感じられるか?
この8項目です。
そして人生曲線を描きました。
20年スパンで考えました。
基盤作り、成長期、安定期、衰退期のサイクルと考えました。
起業したのが26歳。
26歳~46歳の20年間地べたを這いながら基盤を作る。
46歳~66歳の20年間成長期。
66歳~86歳の20年間安定期。
86歳からは衰退期。
ルイボスティーで20年掛けて全国に「個客」を作りながら、お客さんとの信頼関係構築に全身全霊懸ける。
そして、そこへ異商品を。
同市場に異商品で客単価を稼ぎ、その成果を異市場に持って行く。
「シンプルに独自性を生み出し、深みが感じられる」仕事の実践。
まさに、商売の戦略が、
生き方の戦略と同じなんです。
皆さん、一気にお客を取ろうとしてませんか?
一気にお客にしてしまうと中々、信頼関係構築は出来ないと思うのです。
また、経営戦略というのは必ずと言っていい程、社長の性格が反映されます。
社長自身の性格が、かなり戦略に影響するもんなんです。
会社は社員が失敗しても、潰れることは、そうは無いと思いますが、社長が下手打つと潰れるものやと思うのです。
確り根っこを張った戦略を打ち立てないと、仕事やってて面白くないと思うんだよね。
自分の生き方の戦略を立てた方が時間を有意義に使えると思うんだよね。
こういうことを機会あるごとに、よう言うんだけど、人生曲線を考えたことすら無い人の多いこと。
「常に、考える」
この習慣に尽きます!
先ずは、自分が日頃からやってる、あらゆる事(特に業務を)に顕微鏡の眼を持ち「あれ、何でこうしてるんやろ?」と常に考える習慣を持ってほしいと思うのです。
そして、望遠鏡の眼も併せて持つことやね。
人生は足下、目の前の事に「顕微鏡の眼」と、将来への「望遠鏡の眼」この二つなんよね。