「遅咲き」
この言葉がワシは好きなんです。
二十代前半から、この言葉に何となくカッコ良さを感じていました。
皆さん、人生死ぬまで勝負です。
人生、勝負は後半にあり!ですよ。
人生の後半を充実したものにする為の「ものの考え方」「捉え方」「習慣」「生き様」を持って下さい。
誰もが人生の大半を「職場」という場所で、時間を共にする訳です。
主婦は会社勤めしてなくても自分の職場が家庭にあるはず。又はパート社員として勤めている主婦なら時間は短くとも職場がある。
一人で自営している人も、自分の職場があるはず。
では、その「職場」での周囲とのコミュニケーションが実は「お金」より大事で大切なんです。
お金は人間で例えると、
血液です。
いざと言う時は輸血で命をつなぐことが出来ますし、血液は循環しているから、健康を保てます。
血液の流れが悪くなると、病になります。
つまり、血液=お金は、
循環していることが健康を保てるんです。
その循環が社員や得意先に良好に流れていることが大事。
コミュニケーションは人間に例えると「息」です。
息は5分止められると死にます。どんな人も。
だから、血液より息が大事なんです。死んだら元も子もないからね。
会社、職場で言うなら、
お金より社内コミュニケーションを充実させろ!と言うとるんです。
ただ、いわゆる井戸端会議的なコミュニケーションを、否定はせんけどやはり、人生の大半を共に歩む職場なんやから、経営課題についてや、生き方や、あるべき姿の、社員それぞれのコミュニケーションが出来ている風土が望ましいと思うんです。
ケジメは氣を締める
「氣(け)締め」です。
経営課題の話題や生き方の話題と、いわゆる井戸端会議的な話題のバランスが職場には大切という思想哲学でワシは経営をしています。
うちは社員みんな仲がいいし、コミュニケーションも自然体だし、仕事はちゃんと「役割分担の自覚」と、
「相互協力」が出来ていると感じます。
ただ、帳簿類の確認の仕方が「観察」になってない傾向がある。
丁寧な仕事とは「一つ一つ顕微鏡のような確認」が身に付いていることなんです!眺めていてはダメ。
観察の「観る」なんですね。
コミュニケーションについては、もうちょい崇高な精神を養う話題をしてほしいと願ってはいるんやけどね。(笑)
でも命令ではいかんのよ。
自主的に、そういう心境になってくれんと。
皆さん方の会社、職場ではどうですか?
役割分担の自覚と相互協力が社員みんなに身に付いてますか?
全身全霊懸けて理想の風土を作り続けな、いつまで経っても、身に付かないと思うのです。
10年20年掛かっても、ええじゃないですか。
人生勝負は後半にあり!
なんですから。
うちは「人生バランス」を常に根底に置いているから、社員の業務量が過多にならないよう、アウトソーシングすべき業務と、すべきでない業務を社員との理解納得の下、実施して来ました。
あなたの会社が、そういう雰囲気になっていないとしたら、業務量過多になってるんとちゃうかい?
「銭を追うな!コミュニケーションを大切に。」です。
規模を大きくするから、
必然的に業務量過多になり、社員の心と身体が疲弊するんです。
規模を大きくするんやったら、余裕ある人員にせな。
皆さんの会社でも理解納得を深めるコミュニケーションに励んでほしいと願うものです。
あぁ、言うとくけど、社員の機嫌を取るようなことじゃ信頼関係は深まりませんよ。
テクニックだけではいけません。
テクニックは大事ですが、愛情が無ければ、本音の行動が無ければ、伝わらないと思うのです。
社員の給料や待遇改善だけでは「本質的な信頼関係」は出来ません!
「あぁ、この人は、自分の人生のことを本当に大事に思ってくれている。」
「愛情で接してくれている。」と感じた時人は、
「この人に付いて行きたい」と思えるものであり、厳しさの伴った優しさを感じ、信頼関係が出来てゆくんだと思うのです。
整えるべきは、ハード面の環境とソフト面の環境の両輪です。
その「相互の信頼関係」が、全ての前提条件になるのよほんまに。
深い信頼関係が構築されていないのに社員教育は成り立ちません。
社長の思想哲学で、仕事の流儀を愛情注いで教え育んで行くことが実は、社長自身も成長させてくれる「共育」につながると思うのです。
それを、お客さんとの信頼関係構築まで持って行く工夫と努力。
心が疲弊しないように社内環境を、人間の本質的な所に焦点を当て、取り組んでほしいと世の中に訴えたいのです。
そういうことが、あなたの人生「死ぬまで勝負するところ」じゃないの?!
と言いたい訳です。