以前イエローハットの創業者であり、掃除で日本を美しくする会の創設者である鍵山秀三郎さんと話した時の話。
自分が起業して社長の自分がトイレ掃除してるのに、社員は誰も手伝わない。
掃除は強制してやらせるものではないので、強制しなかった。
何と掃除を始めて10年目に何人かの社員が手伝うようになった、との話しである。
ある町長も、役所の職員に挨拶しても誰も挨拶しなかった。
職員皆が挨拶するようになるまで、三年掛かったそうである。
この二つの例から思うことは、掃除や挨拶が難しい訳ではないはず。
皆に「その氣」が無い!だけや。
皆、そんなこと「どうでもいい」と思ってるんでしょう。
掃除や挨拶が「そんなこと」と思う、その性格が自分の運勢をダメにしているんだと気付いてほしいのです。
人間は誰しも、何事にも、「その氣」になり、取り組むことが実は、個人と全体の幸福なんだということが気付いてないから「他人事(ヒトゴト)」になってしまうのです。
もし、掃除や挨拶が人格を持っている「あなた」だと考えてみ。
他人事にされて悲しいやろ。あなたの人生で「悲しい」めに遭(ア)うで。
うち(エモーション)は、
経営指針書にハッキリ明記してるんです。
「給料について」の項目に、こう明記しています。
利益が上がっていても、
自己啓発と健康管理に身銭投資し続けない社員は、
給料は上げないのがエモーション流。と。
自分の財布から、自己を磨く勉強や交流をしようと思う人間であってほしいという願いがあるからです。
自分の財布から、体調管理をし続けようと実践している人間であってほしいという願いがあるからです。
口で言い続けても実践しないなら、給料は上げない。何故なら、人間の幸福感として自主的な「自己啓発」と「健康管理」を大事に大切にする社員であってほしいからなんですね。
そういうことを大切に思う価値観で居てほしいからです。
最初は、やらされ感でもええと思うのです。
単なる思いから発信してるだけでは、社長のエゴにつながるんです。
人間哲学として、人の幸福という価値観から発信しているんです。
その価値観が合わないなら、その立場から去れば良いのです。
人生お互い「真剣勝負」なんですよ。そういうのが人間の幸福だと思うのです。
堀場製作所の堀場会長の本に「いやなら辞めろ!」がありますが、面白い内容です。共感がありますね。
自分が仕えるトップの幸福感に共感が無ければ、それこそ「不幸」というものです。
これは夫婦も同じと思うのです。
性格や趣味が違って当たり前。
でも、人間の幸福感に違いがあるようなら、不幸ですね。
会社は、経営者の考えに共感して、皆で役割分担して理念を実現して歩むものと思うのです。
自己啓発と健康管理への、自分の時間と多少のお金を自分に投資し続ける社員であり続けてほしいワシの願いが根底に存在するから、経営指針書の給料の項目に明記しているのです。
社内規定として。
本氣で皆の幸福を追求しとるからです!
だから、自己啓発と健康管理の社内環境を作って来ましたし、これからも創り続けます。
エモーションでは「社内学校」というのを長年実施し続けています。
社内学校には女房も参加してもらってるんです。
社員の人格と教養を磨いてもらう為に時間とお金と心を注いでいるんです。
中小企業家同友会への年に数回ピックアップしての参加討論も自分の苦手な部分へのチャレンジとして取り組んでもらってます。
こういう社長の「熱い想い」が汲める人間性が自分を幸福にして行くんですよ。
人間皆、いつか死にます。
死んで「あの世」に持って行けるものは「人格」と「教養」だけやからね。
人格と教養を磨いて、何千年過ごすであろう「あの世」に行かせたいからです。
その為に、人間幸福感を共感あるものにしたいのです。