我が讃岐が生んだ哲人である弘法大師こと空海の著書に『十住心論』というのがあります。
人間の死後に行く世界のこと。十の心の住む所。
ほとんどの人間が死後は、皆さん行きたくないと思っている『地獄』に行くのです。
空海の言うところによると、あの世は地獄から始まり六つの階層になっている。
一つの階層が約4000年。
六つだから、24000年も過ごすことになるのです。
死んだ時の人格、性格の所に行くのです。
偽善者(大多数が大なり小なり偽善的行為で生活していると思うのです。)で生きて来た人達は、4000年も同じ偽善者達と共にするんですよ。
これこそ、ほんまの地獄やなぁ~。
地獄・餓鬼・修羅・畜生・人間・天と六段階。
地獄で4000年過ごし、餓鬼の世界、修羅の世界、畜生の世界を経て、やっと人間として再び生まれ変わって来る。
これを見てでも如何に人間として生まれて来る確率が極々わずかなものか、、、
なのに、せっかく人間として生まれて来れたにも関わらず、もったいない生き方や、ずさんな生き方をして何とも思わない、反省が無い、感謝が無い、偽善者の人生を過ごす人が多いことか、、、
せめて、わずか八十年、百年の人生を大切に大事に生きないのか?
自分の物質的損得を重きに考えて浅はかな行動をしてしまうのか?
そんな自分のクセを、どこかで浄化せんかったら、
例え百年の寿命を終えようとも、その後、何千年、何万年も、自分の物質的損得しか考えない、そういう行動しかしない人達と共に過ごすことになってしまうのに、、、
銭の亡者(金額の問題ではないんです)になったら、その後、そんな人達と、ずっと一緒なんよ。
おぉ~怖!
『当たって砕けろ!』という言葉があるが、本当に砕けてもいい!と覚悟して行動しないと、全力で、ぶち当たれはしないと思うのです。
他人を信じるのも同じ。
信じるなら、トコトン!
という覚悟が、実は道を拓くと感じます。
都合が良ければ信じる。
都合が悪ければ信じない。
こういう人が多過ぎる。
残念です。
信じるに値する判断力を身に付けるように勉強せえ!と言いたいですね。