『苦しい時こそ笑っていられる』ようなアホやバカが、世の中には必要なんです。先週、神様が好んでくれる考え方や行動や、商売をしませんか!
とメッセージしましたが、神の好きな人は
『器の大きなバカ』『素直で正直なアホ』やと思いませんか?
ワシはそう思います。
世の中の悲劇は『人間味の無い利口な人』が増えたことじゃないかなぁと感じます。頭の回転が速く、目先のことに鼻が利いて、機を見るのに敏。
人に先行して、競争に強く、無駄や抜け目がなく、合理的かつ効率的で、
どんな問題も、素早く解いて、決められた道を最短距離で行くことが得意。
言わば、そんな人達です。
しかし、そういう利口な人達を見て👀いて気づくことがあるんです。
一つは、その利口さのスケールが、どこか『小さい』点です。
頭は切れる。学歴も高い。知識も豊富。
しかし、ヘンに世間知らずだったり、人間関係が上手く結べなかったり、
人の心の機微に疎かったり。
分析は鋭いけれど視野が狭かったり、理が勝ち過ぎていて、柔軟性に欠けていたり。その為に、せっかくの知性に偏りが生まれていて、そのせいで、頭脳や、
人間のスケールが小さく感じられるし、人間としての容量が小さいので、
挫折に弱いところがあり、ちょっとした事でつまずき、
つまずくと中々立ち直れない。
高級官僚や企業エリートなどの利口な人達の不祥事を見るにつけ、
そういう、小賢(さか)しい知識の限界を、目の当たりする思いが湧き起こって
来ます。『アホやなぁ』『バカやなぁ』と人から呆れられ、愛されもする、
フーテンの寅さんみたいな、愚かに見える『徳』を持った人が、
実は神からも好かれ、利口な人より時間は掛かっても、大きな幸福を手に入れることが出来るんだ。と思う訳です。
利口な人は得てして、鈍な人に対して、見下していて、小バカにしている傾向が強い感じがするんです。
ワシは、自分の大切な人には、一言で言うと
『心温かい人物になってくれ』という願いだけです。究極、これだけです。
心温かい人ではなく、心温かい『人物』に成ってほしいんです。
『人物』だから、学問を深めないと成れませんから。
つまり、学問を深めながら、心が温かい人間です。
そういう人は、他人の言動に文句なんて浮かばないし、愚痴なんか浮かばないし、物欲も、あんまり無いようになってゆく感じがします。
『器の大きなバカ』『素直で正直なアホ』で、心温かい人物をめざしませんか。
そういう人が沢山居ると世の中、心温かい社会に成るんです。
人間個人として、自分に迷惑をいっぱい掛ける人も、足を引っ張る人も、
自分の人生にかけがえのない人なのである。と考えた時、
人生に無駄は一つも無いんです。
どうか、そう捉えてほしいと願う者です。