『人生哲学』をよく使っているので今週は、その意味をメッセージしようかなぁと思いました。
人生哲学とは生き様を考える。
どういう生き方をすることが人生にとって意義ある生き方なのか。
一体、人生とは何か。人の一生の生き様を、どう考えたら良いか。
という価値観が人生哲学だと思う訳です。
その考えの究極に、各民族の生み出した宗教があるから、その宗教にどうしても遡っていかなければならない。
西洋に於いてはユダヤ教やキリスト教の影響を受けてギリシャ哲学等が発生して、
更にそれが現代の社会哲学を生み出し、思想を生み出している訳だから、
そのルーツ、原理原則に遡っていけば自ずと人間の生き方や価値観が生まれて来る。
人生観というのは一言で言えば、人生を見る眼、すなわち現在点を見る眼です。
この現在点こそ『人は何処から来たのか。』
それから『この世に何をしに来て、何をしようとしているのか。』
つまり、現在点。そして未来、未知数の未来。
それは、やがて人間は死んでゆく訳だから、死んだ後の世界があるとするならば『人は何処に去りゆくのか。』
こういうことを冷静に見つめ、それを解明して、自分自身は確りと心の拠り所に、それを定義付けるならば、
それが人生の生きてゆく心の支えと成ってゆくものです。これを解明しない限り安心感というものは持てない。
人生は不安定な中に、安定を求めて生きているから、安心感というものを得る為には、
どうしても『人は何処より来たり、この世に何をしに来て、何処に去りゆくか。』すなわち魂の安心=安定。
そういうものを自分自身で発見すること。
これを拠り所とするものを哲学と言う。
原理原則という立場に於いて、深くそれを抉(えぐ)ってゆくと、
結局一人一人の生き方の中に、これにさえすがっていれば間違いない。
これを拠り所として生きてゆけば間違いがない。
その拠り所を模索し、確信を持って生きること。
哲学とは、そういう位置づけに在る。
人生の原理原則は、
第一に『哲学を持つ』
第二が『歴史を知る』
第三が『兵法を学ぶ』
第四が『先を読む』
第五に『弁論』
第六に『独自性』
人生にとって一番大事なことは、原理原則に返ること。
そして、己自身の独自性を見出だしてゆくかである。
これによって必ず道は開く。
人生には、何処にもお手本は無い。
仮に参考になるとしても、お手本通りにはいかないもの。
だから、自分自身の中から生み出した体験の滲む独自のこと以外に頼れるものは無い、という事実。
現在点を原理原則に返って、考え抜きながら自らの体験から独自の法則を生み出すこと。
その為に、人生哲学を確立することが大事なのです。
今週は、やや哲学的なメッセージになりましたが、今まで人生哲学を持て、としょっちゅう発信して来たので、
整理してみたいなぁ、と思った次第です。