第三者機関が様々な賞を設け、エントリーした会社を、独自の審査で評価していますが、
ワシの価値観では、そういうの関心が無いんです。
エントリーしたいと思う会社を否定してるんじゃないんです。
そういう気持ちは自由やから。
うちは、ですが、他人が自社を評価してくれるのは有り難い事ですが、
そういう類いの評価機関に対して『評価して下さい』とエントリーするなんて
価値観は無いんです。飽くまでも自然体で、自社の社員達全員からの評価と、
自社の顧客からの評価だけでいいんです。
先ず、そこじゃないでしょうか。そう思いませんか?
いや、知っている会社でいくつかの賞を受賞した会社の社員の本音の意見を耳にすると、
残念に感じてしまうことがあります。
そこの社長初め経営陣のことを『あの人達は自分の金儲けの事しか考えてないから、、』って声を耳にしてしまうことがあるんです。
ワシに言わせると社長が、社員の隅々にまで想いを馳せていない証拠です。
心を寄せていない証拠じゃないでしょうか。
でないと、そんな本音の声を社員が吐露しないと思うから。
売上規模や従業員数の規模や利益額の多さは見える評価基準です。
社員同士の人間としての心温かい交流と共感意識や、人格や働き甲斐や、経営者への尊敬仰慕など、
内面的な資質の評価が外部の機関に果たして出来るんやろうか?ってワシは感じてしまうんです。
外面(そとづら)が良くても、内面が充実とは言えないような会社は沢山ありますよ。
経営は、経営者の考えや仕事の戦略や戦術。そして生きる価値観に対して、
そこで働いている人達全員が、共感して仕事をしている事が一番大事なんです。
それが出来て初めて、一致団結、自主的役割分担が可能と成るんです。
『一致』つまり、全員の合意と納得と共感が為されている、という事です。
だから『団結』が出来るんです。
だから、商売を超越した『経営』に成るんです。
経営の経は『人の道』という意味なんです。
だから、人の道が流れている経済活動が経営なんです。
皆さん、商売から経営に移行してますか?
業務を『そつなくこなして』もらう内心で、社員教育をしていませんか?!
結局、その真意は何?って感じです。
決算が黒字会社でも、赤字会社でも、ワシが言いたいのは『中身』です。
決算の中身を見たら、感じてしまうんです。そこの社長の内心が窺い知れるんです。
社員の安い年収の上に成り立っている会社の利益が出ている黒字。
社員の生活を慮った、年収(給与と福利厚生)を出しているが故の赤字会社。
さぁ、あなたの会社は社員の生活を慮った中身で黒字ですか?
社員皆が『一致団結』出来る土台でスタートして黒字を目指していますか?!
『人の道に沿った理想象に向かっての、一致団結』
これが、家庭や会社や地域で形成されている状態が幸福充実の源泉じゃないかと思う訳です。