上に感謝。下に願い。ワシの価値観の一つです。
上とは、立場が上の人ということ。先祖も上の立場の人。
自分を導いてくれた人も、年齢ではなく立場が上の人。
そういう人への感謝の念を忘れてはいけないという価値観です。
下とは、自分より立場が下の人のこと。社員は立場が下の人。
ワシは『願い』しかないという価値観です。
実際うちは、人事管理も、罰則規定もタイムカードもありません。
『自ら省みて、立派な人間に成ってほしい。という願いだけが存在する会社』ですから。
ホンマですよ。だから、自主的に伸び伸びと働ける職場環境なんです。
ある意味『進んでる』って思いませんか?
社長の立場の人へ問います。
あなたは、あなたの社員に対して、どういう感情を抱いてますか?
業務能力がどうとか、
社長の考えを理解納得共感してくれていないとか。
社員間や社長とのコミュニケーションが悪いとか。
そんな事で悩んでないですか?
親の気持ちに成ったらええだけです。
『まともな親』は、子に対して『願い』しかないでしょ!違いますか?
『願い』って、真心から生じるものやのに、自分の我欲から願っていないですか?
それじゃ『伝わらん』わなぁ。
子供が学生の場合に、何を願いますか?
まぁ大体は学校の勉強や、成績なんやろうけど、その親の思いの行き着く先は、何の為ですか?
行き着く先が『お金』という親が大多数なんやろうねぇ世間を観察してたら。
ワシの価値観とは違うなぁ。
大体、子供時代には、辛抱せざるを得ない体験をさせるのが将来の為になるから、
お金の不自由さや、お金以外の不自由さを体験させるのが、善いんです。
それが『人間としての耐震構造』を創るんです。
これ大人になって不自由さが長続きするんは嫌でしょう(笑)
ワシの価値観は日本人に生まれた訳やから、
日本人の哲学に興味を抱かせるように指導したら善いのにという価値観なんです。
そもそも学校での勉強って、社会人になって役立ってますか?
職業なんて何でも善いんです。
その人の『縁』なんやから。自分が選んでいるようで運命なんよ。
変えようの無い事実を丸ごと受け止めて工夫して行くのが人生。と覚悟したら
善いだけ。
大事な事は、どんな事が起こっても、不平不満、愚痴、泣き言や悪口を言わない精神力を身に付ける人間に成って、
笑顔で明るく生き生きと人生を歩むことなんです。
人生で起こって来る難題や課題を、自分で考え克服してゆく知識を先ずは勉強すべきなんです。
それには先ずは古典を学ぶのは、大いに役立ちますから。
時代劇見ても、武家の子供は古典を学ばさせていました。
そういう知識を学んでいたら、実際の体験で克服してゆくと、それが智恵として身に付いてゆくんです。
それが『勉強』の意味じゃないかと思う訳です。
知識を体験して智恵にして、蓄えて慧智(エイチ)に昇華させるんです。
自分の大切な人達が困った時に、勇氣や感動を与える為のキッカケくらいは、
与えられる人間に成る為に勉強するんですよ。
それが勉強の本質やという価値観です。
人間は『愛』と『光』と『忍耐』なんです。
そういう人間性を身に付ける勉強が、自分の将来を充実させてゆくのに。
という価値観です。
人間は生まれたら必ず決まっている事があるんです。
それは、必ず『死ぬ』ということです。これには異論はない筈でしょ。
お金を、どれだけ稼いでも、死ぬんやから。
人間は、長生きするのが目的ではなく、誰もいつ死ぬか分からない『寿命』まで
『どういう考えで、価値観で、生きたか。どれだけ自分の縁ある人から喜ばれる存在に成ったか。』が、
人間の価値じゃないかと思う訳です。
一生一度なら、そういう価値観で日々を歩むのが、おもしろい人生に成ると思いませんかねぇ。
死生観と、どう生きるかという人生観や、社会は、どんな社会であってほしいのか、という社会観を、
先人の生き方を学ぶことで養って行く勉強をさせるべきなんです。それが将来のために成るから善いんです。
そういう『願い』を、下の立場の人に対して湧き出る人間性を持ってほしいもんです。
ワシはうちの社員達に対して、
そういう人間性を身に付けて『高い精神性と、心温かい人物』であり続けてほしいという願いだけなんです。
ほんまですよ。その願いだけで社長業をやっている経営者です。
そういう願いで業務全般を観て👀指導しています。
自分より下の立場の人が、そういう人間性を身に付けることが、
お金より、人生が充実すると思いませんかねぇ。
そういう家庭の風土、会社の風土を創ってゆくあなたの姿勢が、
下の立場の人の人生の幸福に繋がると思いませんかねぇ。
そういう風土を創る為に上に立つ人は、人生の目的を打ち立てるもんなんです。
だから目的実現の為に四六時中考えている訳やから『君子豹変』するもんです。
あなたはリーダーとして『君子豹変』ですか『朝令暮改』ですか?
君子豹変も朝令暮改も自分が言ったことを、その日の内に変える事ですが、
180度意味が違いますから。
君子豹変には、そこに携わる人達の幸福や、充実という人生目的が存在していますが、
朝令暮改には、そこに携わる人達の幸福や、人生の充実という目的が無いんです。
さっきまで考えていた事より『よりベター』な考えが浮かんだら、変更することが君子豹変です。
昔、松下幸之助さんの本の中に書いていました。
松下幸之助さんは、しょっちゅう、朝言った事を変更していた。
それだけ四六時中会社経営の『よりベター』を考えていた経営者だった。という実話なんです。
その松下幸之助さんの『しょっちゅう変更』の弁に、部下達は真摯に受け止めて仕事してた行為が、
血が通っているじゃないですか。
血の通う仕事、経営。
上に感謝。下に願い。
この言葉を今週は贈ります。