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『香川湧慈の今週のインスピレーションメッセージ』令和5年7月14日
想いが世界を変える-エモーション社長のブログ

『香川湧慈の今週のインスピレーションメッセージ』令和5年7月14日

先日長年の友人から、こんな事を聞いてワシは

『えぇ~ホンマかい。まぁそんな人なんやとワシも11年前に、一回名刺交換したことあるけど、その後の反応で価値観違うわぁ。と感じとったけど、やっぱりそんな人なんやぁ。』って、話したことなんやけどね。

彼が言うには『その会社の下請けを昔やっていた当事者から聞いたんやけど、

散々泣かされた。って言よったんやぁ。下請け会社一杯泣かして大きいなったみたいやでぇ。』って言うてました。

でワシも言いました。

『そう言やぁ、名刺交換した時、年商10億行ったと、ある人に話しているのを隣りで聞いてたからワシは。それが今や50億の年商の会社になっているみたいなんよ。11年で10億が50億。それは成長ではなく膨張会社やと言う価値観なんよワシは。』と言いました。

風船にぷぅ~っと空気一気に容れたら、膨張して膨らむのと同じ。

社員全員の精神性の高さと、人間性の深さが伴っていないと成長とは言わないんです。これ香川湧慈の真骨頂の価値観です。

ほんでまた、その後継者が、銭に困った事が無いんでしょう。

『ええカッコしい!』だと聞いて、やっぱりなぁ、と思ったと言う話。

と言うのは、ワシは数年前に、その後継社長(娘婿)と名刺交換した時に、

予め名刺交換するのが分かっていたから、経営者の自己紹介である『経営指針書』と、自分の経営の価値観を綴った『経営綴り』とルイボスティーを手渡ししたけど、何の返事も一切無し!やったので(ワシの方が何歳か年上よ)

あぁ、大したことないなぁと感じた事があったんです。

思うに『ええカッコ』には二種類あって。

見栄、しょうもないプライドありありの人、多いんちゃうかなぁ。

まぁ、後継者にも種類があって、内部留保金が何億、何十億ある会社の後継者は、中々、ハングリー精神と言うか、危機感と言うか、無い、なぁ。

仕事に於いては危機感は持ってはいると思いますが、後継社長に成るくらいやから。どこか内心に『まあ、何億あるし、何十億あるし。』って、安心感があるから、中々『人物』には成って行かない人、多い気がします。

まだ、実子つまり息子や娘なら、社員の人生の充実を氣に掛けてる人は居ますが、いわゆる娘婿とか血縁じゃない社員から社長に成った後継者の中でですが、

その会社の業績が順調で、内部留保金が数億もあれば、

人物には成って行ってないなぁと感じる後継者は多いですねぇ。

先に述べた『ええカッコしい』に陥っているんです。

同じ、創業家じゃない他人の後継者でも、会社が借金まみれで、代表取締役になった故に、数億、数十億の会社の借入の個人保証をせざるを得ない人は、

これまた違うんよね。人物が出来るんよこれがまた。ワシの知り合いに居ますから。ワシの言う『ええカッコ』するんなら、やっぱり、身近な人、まぁ社長の

立場なら、社員や社員の家族や、協力会社から、尊敬の念と、親しみの情というか、恩に感じてます!という感情を抱いてくれるような『行動』を『ええカッコ』と思うてます。恩に感じてもらってるかっ!ちゅう一言に尽きるけどねぇ。

まぁ世間の、いわゆる商売上手な社長と呼ばれる人達は、

得てして身近な人達からは、好かれてないんちゃうかなぁ。

所帯が大きくなって、事業も、これ以上大きくすることが出来ないと感じ始め、

やがてM&Aで、大手に売却し、自分は数億手にして、従業員は大手の従業員に

成れたと言いながら、ええカッコしてる。

でも、買収された側の従業員は、徐々にレイオフ(首切り)されてゆく図式です。

大手は業務能力主義が圧倒的に多いから。

リストラ(事業の再構築)と言う名の下に、レイオフ(首切り)されて行くんです。

見栄や、しょうもないプライドだらけの社長は、

自分の中の『もう一人の自分』に『お前、そんな生き方でいいのかよ?!』って、心底から聴いたことが無いんですよたぶん。

自分の中の『もう一人の自分』に心を澄ませて聴く心の習慣が、実は、人生を

歩む姿勢を教えてくれている。ということに気付きもしていないんよ。

そういう人を哀れな人と言うんです。不様な人と言うんですよ、ほんまに。

だから、一所懸命やっているけど、中々思う様に儲けられていないからと言って、へこたれなくてええのです。

身近な人達から『あなたには、恩に感じてます。勇氣もらっています。』って

生き方していれば、自惚れず、へこたれない生き方が出来る筈。

精神性の『高さ』と、人間性の『深さ』を兼ね備えた人のことを、

志の高い人と言うんです。

天は、ちゃんと観てると思うけどねぇ。

ワシの好きな武将は、源義経公と楠木正成公ですが、

楠木正成公が湊川に玉砕する訳ですが、

湊川に戦いに行く前に唯一、相談に行ったのが、禅僧の明極和尚。

明極和尚は楠木正成公に向かって『天に向かって恥じぬ生き方をせよ!!』の

一言。

天皇を守った忠義の士として、600年経った現在も皇居に銅像として崇められています。

さぁ、皆さんの『ええカッコ』は?

どんな生き方ですか?