『発信』
やっている商売によっては、発信のやり方は違って来るなぁと、世間の商売を
見て感じてしまう。
どういう事かと言うと『宣伝』と『評判』は違うと感じとるんですねワシは。
広告費を掛けて自社の商品を宣伝しているのが常識のように氾濫しておる訳ですが、それとは逆に利用してくれたお客さんの評判によって、新しいお客さんが
出来ている会社や商店も、多いはず。
例えば、うちは宣伝より、評判で顧客を作りながら、ファンになってもらう努力をしとるんですが、そのやり方が好みだしエモーションらしいからなんです。
例えば身体を触る仕事である、整体とかマッサージとか、エステ。
やっぱり『評判』が良いと宣伝しなくても、満足したお客さんが、自然体で宣伝してくれて、新しいお客さんが増えてゆく。
『満足したお客様は、ベストセールスマンである。』
これ、セールスの金言にありますね。
多額の広告費を掛けて爆発的にヒットしてしまった商品。
有ると思うんです。
大量に注文が来たから大量に生産する為に、借金して設備投資し、多くの作業をしてもらう為に、人を雇用しようとする。
その恩恵で『求人』を業としている会社の売上が上がる。
がしかし、安易に人を雇っていいもんだろうか?物じゃないんだから。
まぁ物でも安易に増やしたらいいってもんや無いやろうに。
その商品が、永遠に売れ続ける保証なんて、どこにも無いのに。
売上が半分になったら設備した物や、その為に雇用した、大人数の従業員をどうするんだろう?
『足るを知る』と言う東洋には古来から教えがある。
自分に、自社に『ちょうどいい』を常に模索しながら、そこに挑戦し続けるのが、商いの本来、本筋のように感じて来たんですワシはね。
『ちょうどいい』って中々、ですよぉ~ほんまに。
『ちょうどいい』=『調和』とワシは捉えて来ましたから。
調和が、あらゆる組織の『心と経済の穏やかさ』を成し得る源泉なんです。