年齢を重ねて来ると、終活を考える人も多いようですが、
社長の皆さん。会社の終活を考えてますか?
つまり会社の『終焉』を、どう『終演』を描くのか?
が、会社の終活とワシは捉えています。
ワシのような創業経営者より、何十年も何代と続いて来た後継者は会社を100年企業に。って、100年以上続いて来た後継者は、もっと長く継続させねば。って、思う人は多いでしょうが、
あなたの魂に、心の良心に、静かに耳を傾けてみてはどうでしょう。
ほんまに、あなたは、その会社を続けたいのか?
自分と社員は充実してるの?って。先祖の呪縛に囚われてないのか?って。
こういうことを言うと『香川さんは創業者やから、後継者の気持ちは分からんわぁ。』と言われるやろうけど、人間に寿命があるように、会社にも寿命はあると思うから、会社の終活は、考えておくのが心スッキリ歩めると思うんやけど。
って、投げ掛けています。
美しく生きたい。有終の美を飾る。という言葉があるように、
泥臭い人生を歩んで、甘いも酸いも体験しながら、終焉を迎える時に、
美しく終演したいと思っておる訳です。
エモーションは定年制でなく引退制。
年齢によって仕事を辞めないといけないなんて、ナンセンス。人間性の否定ですよ、年齢が来たから本人の意思に関係なく、退職しないといけないなんて。
いつ辞めるかは、自分の体力の衰えや、能力の如何によって決すべきで、
自分なり、周囲の同僚なりの、判断によって自然と決まること。
規則や組織によって縛られるべきものではないんだ、という価値観です。
ワシと一番年下の社員との年齢差は13歳。
社員達は、慣れ親しんだ仕事を、体力や氣力が続く限り、働きたいと思っていると思うので(以前、そんなことを何気なく話ししてたのを耳にしたから)
70歳過ぎても、たぶん引退しないだろうから社員が70歳になったら勤務時間を、まぁ本人が希望するなら、一日5時間勤務(午前中2時間、午後3時間)にしても良いし。年金も満額受け取りながら、給料もあるし。
ワシの価値観は、社長も社員も『終身現役』が人生が充実する。と思っているから。
一番年下の社員が70歳の時、ワシは83歳になる。
だから80歳の時に、30歳前後の男でも女でも、どちらでもいいんだけど
『この人!』とピン!と来た人をスカウトして、仕事を教えて、83歳で会社を
無償で譲ってもいいなぁ、と。
で、社名も変更してもらい、経営理念も打ち立ててもらう経営指針に取り組んで(経営指針に取り組む事こそ、自分の人生に意義を見出だせるから)
その人の創業にしてもらい、社員6名を自分でスカウトせえよ、って。
だから『7名で運営できるビジネスモデル』を貫いておる訳です。
その時うちの社員達はパート勤務に変更し、希望する社員は、その新会社の手伝いをOBとOGとして関わってあげながら、悠々自適な日々を歩んでいる。
時給は今までの月給を月間勤務時間で割った額が、エモーション流やから
皆、勤務時間が朝10時から12時勤務。昼一時間休憩で午後から二時間勤務の
計四時間勤務なら、体力的にもいい感じだし、毎日仕事してたらボケ防止にもなるし、退職金は60歳時点で支給してるし、会社が全額負担で掛けている積立型生命保険(250万)も、二回目の退職金扱い(退職後5年経過で二回目の退職金支給でき、年間40万までの支給なら無税だし)なら、税金掛からない年齢の67歳で解約したら250万ちょいだから無税になるし(40万×7年=280万まで無税)
社員は解約して250万円を二回目の退職金として受け取っているんだし、
毎月給料はあるし、年金も満額受け取ってているし。
エモーションは一代限りで、これぞ、日本の零細企業のモデルだ。と世間が評価してくれ『伝説』に成る会社。
『伝説』とは、社長の価値観に、社員全員が共感していて、社長の下に社員皆の心が一つになっている。
エモーションの最大の特長は、社員全員が『相互に心通じあっている間柄』で、
当に、会社は家族を具現化している会社です。
社業にやり甲斐を感じながら、経営理念の体現者に成ることに皆が燃えている
会社。人生の晩年には、皆が苦楽共有が、しんどいけど、愉しいと感じる会社。が終活やなぁ。
万が一ワシが、それまでに寿命が来たとしたら『こうする』ということを決めていますから。
皆さん、会社の終活として、どう終演したいか、を心に決めていれば、迷いなんて無いですよ。
心はいつもベストコンディションで社員共々希望が湧きますから。
後継者の人も、自分と社員が希望が湧く、自分のエンディングを描くことを発信します。