心が解放でき、充実を感じながら生活できる根源についてのワシの持論、
価値観を言います。
それはこの二つに尽きます。
『最も望ましいライフスタイルを描くこと』『適正に生きること』
これが出来れば、それが、その人にとっての成功だと思う訳です。
適正に生きるとは、
その人自身が天分を自覚して、自身の特性を発揮できる仕事をしているから、
自分らしく歩めている。ということ。
収入や地位、名声や利欲に振り回されない信念を持つことで、自分の天分が自覚できるように成りますから、適正に生きることが出来る訳です。
逆に言うと、収入や地位、名声や利欲に関心が強いと、中々自分の天分は自覚できなくなるもの。
最も望ましいライフスタイルを想像(イマジネーション)し、そして創造(クリエイテイブ)することで、適正に生きることが可能になって行きます。
社長という立場の人達に様々な価値観がある訳ですが、
先ず社長は、自分の価値観を丁寧に文章にすることをした方が、断然、社員や
関係先に理解してもらいやすいし、求人する際にも、自社の価値観を理解してもらいやすい。と思う訳です。
そういうことを先日、7月11日に懇願されて価値観を話しました。
最後の質疑応答に、こういう質問がありました。
『いい人材が採用できない。どうすれば良いでしょうか?』
というものでした。で、ワシはこう答えました。
『まぁ、僕は求人って、したことないから(笑)ねぇ。先ず、あなたの言う
『いい人材』の定義を明らかにせよ!です。それ、せな、始まらんでしょ。
まぁ世間で言う、いい人材という人達は、だいたい大手企業を選ぶ傾向があるよね。でも、大手企業としたら、能力としては欲しいけど、その他はちょっと、、
うちでは採用できない、、、なぁ。という求人内容にしたら、ひょっとしたら採用できるかも、です。
例えば、大手がほしいと思う能力のある人達に、こう求人したら、どう?
求める能力は『こういう人材です』が、その他は、金髪OK。遅刻OK。鼻ピアスもOK。他の社員とのコミュニケーションしなくてOK等々。って、
求人出したら、採用できるかも、です。
あと、あなたが求人要項に記載している内容を見て、あなたなら、面接行きたいと思いますか?あなたが、面接に行きたいって思わない内容なら、そりゃ来んの違う?』って(笑)言いました。
で、翌日『求人について』というワシの価値観をA 4一枚に綴り、事務局へ、
その質問された方に転送してあげて下さい。とメール添付送信しました。
こういうアフターフォローは、習慣というか『至れり尽くせり』の精神は極々
当たり前に習慣になっとるかなぁ~。
『明るい挨拶・素早い返事・後始末キチンと丁寧に』を心掛けておるんです。
綴った内容は、こういうものでした。
『先ず、経営者である自分の価値観を、文章で明記しているのか?ということ。
社員というのは、中小零細会社に於いては「社長」に付くものです。
大企業は「ビジョン」に付くものである。これは、あながち間違いないと思う。
どんな会社を目指しているのか。を述べ、社員達には将来どういう風にしてあげたいのか。どんな社員像を求めているのか。を明らかに記載すること。
あなたの考える「いい人材」とは?を明らかにしないと、求人は出来ません。
そして、給料や休みや福利厚生を明記すること。
それ無くして、まともな人は、誰も面接しようとはしないと思う。
また、経営者自身が、自分が「その待遇」や「そのビジョン」なら入社したいと思うのか?を自問自答するべし。』というものでした。
ワシは、社員一人一人に、最も望ましいライフスタイルを描かせる風土を創って来ましたし、社員一人一人の特性を見極めて、適正に生きれるような環境を創って来ました。
だから、社員全員の心が解放され、社業に取り組んでくれていると感じとります。
皆さんは社員一人一人の『最も望ましいライフスタイル』を描けるような風土を創っていますか?そういう会話を社内でしたことありますか?
それせなぁ、ダメよ。
そして社員一人一人が『適正に生きる』ことが出来るように、示唆していますか?
それが出来ている状態が、その会社の成功だと思う訳です。
そういうことに力を注がないから、息切れする、息苦しい会社が多いんじゃないかなぁと思う訳です。息苦しくなくても、社員が自分の人生を、社業を通じて
見出だそうという発想に至らないんだと感じることはありますね。
そもそも『社員』ですよ。会社の一員やで。
社員一人一人の生活の充実のために、
社員に『最も望ましいライフスタイル』を描かす示唆をしてやりたいと思わんのかなぁ、とワシは思います。単に業に従ずる『従業員』なんやろ?あなたは(笑)
自分の銭儲けの道具くらいにしか、考えてないん違う?
それやったら、可哀想やでぇ。人間味が無いわぁ。
ちゃんと、本人に描かせてあげる風土を創っていかんと、ね。
物を動かすには道具が要るけど、人を動かすには哲学が要るよぉ。
経営者自身の価値観、会社の価値観を文章に明らかにすること。
これが先決です。
そして、社員一人一人に『最も望ましいライフスタイル』を想像させるんです。
そういう風土創りに心を注ぐんです。
それ無くして、血の通う経営は始まらんのです。