社長の位置にある人と会社が、落ち目に傾いてゆく元凶(主要因)は『しょうもないプライド、見栄』です。
何も見栄を張るのが全て悪いとは、言いません。
武士は食わねど高楊枝的な見栄は、時と場合や立場によっては、
必要なこともあると思うから否定しません。
しょうもない見栄のことを言うとるんです。
プライド?ほんまに、誇り高きものですか?
世間で安易に使われるプライドと、志ある者の『誇り』とは、
ちょい、違うと思うんやけど。いや、ちょいやないわね。全然違う。
例えば、会社を運営している70%は赤字会社というのは平成になって30年以上の統計上、出ているんやから、
何も、赤字のくせに、しょうもない見栄張って、黒字みたいな体裁したって、
見抜く人は、分かっているもんです。
ワシに言わせたら、
決算上黒字の会社でもやねぇ、社員の待遇が誇れるようなものじゃない上に成り立っている黒字会社。ワシの価値観にはありません!
そういう実態(社員の安月給:福利厚生無)でありながらの黒字なのに、
見栄張ってる人も多い気がします。
ということは、ワシの言う『本来あるべき黒字会社』は、実質はもっと少ないと感じる次第です。
商売やっていれば赤字の年も黒字の年もあるもんです。
ベストを尽くす!思いと行動が大事やと思う訳です。
まぁ経営は結果で判断されますが、ワシが言いたいのは、この『結果』の中身です。
しょうもないプライド見栄さえ、かなぐり捨てたら、心が楽になってゆくのに。
そして、人生の運氣が上向いてゆくのに。と感じる訳です。
しょうもない見栄を張るより、今居るお客さんにだけ焦点を絞るんです。
共に働いている社員を氣に掛けてあげる。
日々の業務を隅々まで『何のため』にやっているのか、
✳社員自身が大事だと思っている業務は、考えてやってるもんですが、案外何気ない日々のルーティン(特に何気ない、帳簿記入なんかは、考え無しに作業になってしまってますから)という考えながら処理をして行く習慣が身に付いている自分に成る指導を怠らない。そしたら、見えて来るんですよ。
『他事』(ホカゴト)を考えるから、上手く行かなくなるんです。
それを『浮気』と言うんです。
皆さん、浮気する人が上手く人生が行くと思いますか?
今居る、お客さんのことを深く、掘り下げるんです。社員に対しても同じ。
関心を寄せるんです。氣に掛けてあげるんです。
誰だって、自分のことを、氣に掛けてくれていると感じたら、
氣に掛けてくれている人に、好意的になって行くもんです。
あぁ、有り難いなぁ。と感じるもんです。
人間関係や商売って、そういうもんじゃないですか!
何で、氣に掛けてあげんのかなぁ?
しょうもないプライド見栄が、周囲を氣に掛けてあげる純粋な心を覆ってしまうんです。
だからあなたの備わっている、純粋な心が、いつまで経っても発露しないんよ。
元凶はあなたの『しょうもないプライド見栄』です。
人生で最も大切な事は『捨てる』ことなんです。
あなたの、捨てるべきは、何ですか?
何に、焦点を絞りますか?
今週は、それを投げ掛けます。