皆さんの会社では、ウッカリミスって、ようしてませんか?
うちは大分(だいぶ)せんようになって来たんやけど、この前ウッカリミスの中でも、
これだけは、絶対せんとってくれよぉ~って言う、ウッカリミスを社員が『またやってしもた』んです。
今まで長い年月で数々のウッカリミスのお陰で、新たな些細な仕組みが出来て来た事実があるんだけど、
どういうことかと言うと、人は注意していてもウッカリミスはしてしまうから、違う誰かが、
そのウッカリミスをすぐ発見できるようにするには?って考えて、仕組みにして来た経緯がありますから。
で、このウッカリミスは、社員一人一人が、その都度、その都度、丁寧に、間違わんように集中してくれんと防ぎ様が無いミスなんです。
何かと言うと顧客台帳のファイルミスなんです。
どういうことかと言うと、当然うちは顧客管理はパソコンによるデジタル管理は勿論なんですが、
エモーション独自の伝統である、手書きのカルテの様な顧客台帳を『あ行~わ行』にファイルし、個別ID 別に、順番にファイルしてるんです。
だから、数秒~10秒で個別に顧客台帳が取り出せ、履歴確認や個別メモの観察が出来て、大変重要なルーティーンなんです。
でお客さんから、登録している電話番号から掛かって来たら、
チャリ~ン🎶という音が鳴って、会社のメインパソコンに、そのお客さんの情報が、他の作業をしていても、
バッと、そのお客さんの画面がパソコンに出て来るので瞬時に誰からの電話かが分かるんですが、
うちでは、必ず『お名前を、教えて頂けますか?』って応対しながら『少しお待ち下さいねぇ』と言って、
数秒~10秒くらいで、ファイルしている手書きのカルテである顧客台帳を、サッと取り出して一呼吸置いて履歴を観察しながら、
電話応対しています。
この『一呼吸置いての履歴観察』が、微妙に役に立つんですよ。
こういう『ちょっとした事』が日常的に出来ているか、なんです。
理由は、手書きの顧客台帳には、
過去の対応した時の、ちょっとした些細な事をメモしてますから『事情』を把握しながらの応対が出来るからなんです。
そのファイルしている場所に、ファイルミスで、違う場所にファイルしてたんです。😱😱
だから、探し様が無いんですよ。困るし焦るんよねぇ。お客さん待たせ過ぎてもいかんしねぇ。
一万五千人程の顧客台帳ファイルを一々手作業で探さな、いかん事も過去にありましたから。
だから顧客台帳のファイルだけは、絶対に間違わんように要注意でしてやぁ~って口酸っぱく言うて来たし、
難病患者専門の調剤薬局の薬剤師になったつもりで、より丁寧に慎重に、神経集中して業務せないかん。と言うて来たし、
社員も理解してるんですが、気の緩みが起こっているんですね。或いはマンネリが起こっているんですね。
会社で一番恐れないかん事は『マンネリ化』ですから。
毎朝朝礼で社員心得を大きい声で唱和してるのもマンネリ化、お題目になってしまう恐れが、どこの会社でもあると思うんです。
エモーションの社員心得のタイトルは
『業務は、顕微鏡の如く緻密に。人間は海の如く大らかに。心は、いつもベストコンディションで。』
というものですが、顕微鏡の如く緻密な業務の自覚が、マンネリ化になってしまっているんです。
前にもメッセージしましたが「名将は雪を恐れず霜を恐れる。」と。
雪は目に見える災難の例え。霜は、目に見えないから、徐々に忍び寄って来て、根っ子を腐らせるんです。
この霜が会社や人生で例えると『マンネリ』なんです。
マンネリ化を常に防ぎマイナーチェンジをし続けることが、仕事も人生に於いても充実した人生を歩みたいなら、
マイナーチェンジの常態化を!ですよ。
今回のウッカリミスは社員一人一人に『自覚』が欠如しているんです。
だから、その社員に自覚のことを、胸に響くように諭しました。日報に『胸に響きました。』と書いてましたけど(笑)
皆さん、誰かに注意を促す時は、その人の胸に響く諭し方を、配慮せな、伝わらんと思うんです。
ワシはいつもこう思っているんです。
『自覚』を性根に身に付けて日々業務に励んでいる人『だけ』が、人生の充実を手にすることができるんじゃないだろうか。
自覚の無いところに、生き甲斐は生じない。自覚は書いて字の如く読んで字の如く『自らの覚悟』のことです。
自分が、どう生きるかという覚悟が『自覚』なんやなぁと。
そこを起点に日々の業務に当たることを仕事と言うんだと。
皆さんは、自覚を持って仕事をしたり、人生を歩んでますか?!