皆さんは自分の仕事に『味』が出てますか?
自分独自のものを生み出す「しか」味は出んのじゃないかと、今週浮かんだんです。
うちの経営基本方針、同時に香川湧慈の基本的な人生の方針、生き方は
『シンプルに、独自性を生み出し、深みが感じられるように。』(経営指針書に明記)なんですが、
ワシは自分が生み出したこの生き方の基本方針に、つくづく深い所で納得しとるんです。
つくづく、深みのある生き方やなぁ、と。だから、そのように歩みたいなぁ、と。
シンプルとは単に単純じゃないんです。
一見複雑な業務に見えても、実はストーリー性があるからシンプルな業務に成って来る。
他社では、めんどくさいって思うような一々の業務が、重要ポイントの一連に成るようにしておるんです。
ワシの生き方のスタンスも同じです。
これをやっているから充実がある。という芯になっておるんです。
それを分かる人が見たら『深いなぁ』と深みを感じてくれ、味のあるものに成って行くんだと感じます。
皆さんの業務は、複雑になってませんか?どこか、浅いなぁって感じてませんか?独自性が感じられますか?
事務処理一つでも独自性ある、深みを感じる業務は出来るんです。
他者が、隠しカメラで見てたとしたら、深みを感じてもらえる業務をしてますか?
その要点がこれです。
『至れり尽くせり』
この言葉が日本に昔からあるのは、なぜなんか?思った事ありますか?
日本人にとって、特に日常的に身に付けてほしいという先人の願いがあったからじゃないかなぁと、ふと思い付きました。
これが身に付いていて初めて、日本人に成るんじゃないか、と。日本で生まれたから、日本人じゃないんよ。
日本人らしい行動が出来ている人が、日本人なんです。
やっぱり、至れり尽くせりの行動と気持ちを日本人として大事に、
そして大切にして行きながら生活を歩んで行きたいと思う訳です。
日々の業務が『至れり尽くせり』に、日常的に習慣化している状態が『仕事』だという価値観です。
帳簿の記入の丁寧さやパソコン入力の丁寧さ等々。皆さん、一つ一つ丁寧に心を置いて、やってます??
単に与えられた業務をやってるだけじゃ、イレギュラーな事が起きた時、訳分からんことになるよぉ。
自分で進んで『要はこうせないかん』ということを勉強する習慣を身に付けな、いかんですよ、ホンマに。
そう考えると、至れり尽くせりで業務が出来てるとは思えない会社やお店、ほんまに多いわぁ。
そういう意識が無いんやろうね。
気持ちがあったとしても、現しめていない限り、無いに等しいんですよ。
『いやぁ、思うとるんですけど、ねぇ』では芯から思って無いんよワシに言わせると。思っている=行動出来ている。やと、思うんです。
そもそも、お客さんに対して、至れり尽くせりの気持ちが、実際に現れていないのは、誠実さの欠如です。ハッキリ言うて。
誠実さがあったら、お客さんが勘違いを起こさないような配慮ある業務が出来る筈なんです。
責任感と愛社心の強さの問題やと思います。
お客さんが『わざわざご丁寧に。』って、思わず感じてしまう、ちょっとした小まめな対応。
つまり『そこまでやるか!の精神』が大切。
そこまでやるかの精神とは、社員一人一人が自分の責任感を追求する姿勢です。
(写メはエモーション社内の壁に貼っているものです)
この『ちょっとした』事の継続が『そこまでやるか!精神』なんです。相手に対する気持ちの誠実さが、それを為せるんです。
そもそも、誠実さの欠如している人の業務は仕事とは、言わんのやけどなぁ、ワシの価値観では。
商売は、勿論自社や、自店のお金を稼ぐ為にやってる訳ですが、お客さんに対する『有り難いなぁ』という気持ちが強くないと、
至れり尽くせりの業務を徹底したい!って気持ちは湧かんのやろうね。
ワシは創業以来34年目になりますが、創業時から、一人一人のお客さんに、気持ちを注ぐ業務をやって来た自負があります。
そりゃそうでしょ。誰だって商売始めて、お客さんになってくれたら、有り難い!って感情湧くしね。
丁寧に対応したくなるのは当然なんやけど。
例えば、電話応対した時の会話を、発送する物に「これがお電話で話しました○○です」的な小まめなメモを付けています。
相手が勘違いを起こさない配慮、こちらの意図をちゃんと理解してもらう為の配慮を、考えてしまう脳になってしまっています。
習慣になってしまっています。習慣化です。
その『ちょっとした』事が、実は受注につながっているのは事実です。中々、受注できない人は、この配慮が脳に染み付いてないんです。
飲食店や、いわゆる営業をしている店舗で、至れり尽くせりとは思えない応対を感じることは、まぁまぁあるんよね。
全スタッフが誠実さを発揮したくなる、店内風土をトップが作りたいという配慮の欠如やと感じます。
些細な事ほど、丁寧に指導徹底せな、いかんのやけどなぁ。お客さんとの、些細なやり取りに対しての、
相手に勘違いさせないちょっとした事の徹底や、相手が、わざわざご丁寧に。と感じてしまう、ちょっとした事の徹底。
これが、日常化出来てはじめて、お客さんは好感を抱き、その人のペースで、利用してくれるんです。
価格を超えた『好き』で、利用回数が増えるんです。
日々の業務を通じて、自分の丁寧さ、誠実さを身に付けさせてくれながら、給料までもらえるんやから、それが仕事と言うんです。
皆さんは、日頃『そこまでやるか!の精神』に意識を持っていますか?
を、今週は投げ掛けたいと思います。