『責め心のない厳しさと、狎(な)れ心のない優しさ』
責める心と注意する心は、180度くらい違うもの。狎れ狎れしさと優しさは、180度くらい違うもの。
注意は、あなたに一切の責める気持ちが無い心で、相手の自立と自律を想っての発言。
責めは、自分の鬱憤を晴らしたいだけの発言やから。
そもそも他人(ヒト)を注意するのは至難の技。
自分に対して、相手が信頼を置いている間柄で『聞く耳』を持った状態でないと、
注意してあげる前提が、成り立たないんよ、そもそも。
馴れ心は、親しくするあまり、礼儀を失する振る舞い。優しさとは意味が違って来る。
あなたは、注意しているつもりで、責めていませんか?
優しく接しているつもりで、ついつい礼儀を失していませんか?
勘違いしてもらっちゃ困るのが、
丁寧なもの言いだから『責めてない』んじゃないんよ。
丁寧なもの言いで自分の鬱憤を晴らしてしまう人も、居るでぇ。
逆に、ぶっきらぼうなもの言いだから『責めている』とは限りませんから。
その人の『キャラ』が大きく現れてしまうんよ。
だから、言ってる内容とシチュエーションを一旦、落ち着いて考えてみると真意が読み取れます。
真意を読み取る。心中を慮る。
そのような気持ちになってみようと、日に一度くらいは、一旦心掛けてみるあなたの心の習慣が、
自分を成長させる訓練に成るんだと思う訳です。
瞬間湯沸し器になってしまう人は多いと思うんです。斯く言うワシも、その一人です。
それは、正義の価値観から来る憤りなのか?鬱憤から来る憤りなのか?
皆さん、自分の感情の傾向を自問自答してみてはどうでしょうか。
そういう自分の心の習慣が、素直さを養成するんやないかなぁと思う訳です。
厳しさの伴った優しさと、優しさの伴った厳しさが、自然体で出来る人物を目指したいものです。
『喜怒哀楽を整える』とは、自分の感情を抑える、コントロールするんとは違うんです。
どういうことかと言うと、相手の喜びを自分の事のように喜び、怒るべき時に烈火の如く怒り、
相手の哀しみを共に感じる感性があり、共に楽しめる心を兼ね備えている状態を、
喜怒哀楽を整えると言うんやと思います。
あなたは、怒るべき時に烈火の如く怒っていますか?
自分が良く思われたいという下心から、怒らないかんのに、我慢してませんか?
また、怒ってはいけないタイミングなのに、自分の鬱憤を晴らしていませんか?
共に喜び共に哀しみ、共に楽しんでいますかねぇ?
ワシが思うにその秘訣は、
物事の『区別』が瞬時に判断出来ている。ということなんです。
例えば自由と自分勝手の区別。自由は秩序の中に存在するんです。この意味解りますか?
秩序が有って初めて、自由が成り立つんですよ。
秩序は、筋道と言う言い方をすると分かりやすいかなぁ。
何でもやりたい放題の世界には、自由は存在しません。やりたい放題の世界には、自分勝手が横行してますよ。
自我の強い『好き嫌い』というのは、ついつい、自分勝手に陥りやすいんです。
皆さん、自分勝手な人は好きですか??ワシは好かんわぁ。
自分と意見が違っていても、秩序、筋道が通っているなら、自由は成り立ちます。
自分が関わっている組織を私物化していませんか?その行為を、自分勝手甚だしいと言うんよ。
自分勝手やなぁと感じる光景ですが、よく見る世間のコンサルを業にしている人に言いたいのは、
そもそも自分の持っているスキルで、お客さんの課題を解決する手助けが、コンサルなのに、
自分勝手だから、どう見ても、自分のスキルを習得できるレベルに程遠い人を、つまり、多額のコンサルフィーを得たいが為に、
その教えようとするスキル能力が、その人には、どうみても30点くらいしか無いのに、
(そもそも30点しか努力しても取った事がない人に100点を取れって、下手したら鬱病になるよ)
お客さんにしようとする世の中のコンサルタントの人、まぁまぁ、居るんよ。
ワシの価値観では、その持っているスキルを教えたら、
その人が元々持っている能力が80点くらい有るなぁと感じる人を顧客に迎い入れるのが筋道なんです。
つまり、常に100点のパフォーマンスが出来るように指導できるから、お客さんにするもんなんやけど、
区別が出来ないのか?果たまたその人がモノに成るか成らないかの区別は出来てるけど、
金がほしいがばっかりに、お客にしようとアプローチしているコンサルタント。
そういうコンサルの心情は『背に腹は変えられない』って言い訳めいたことを、さも正論のように自身で思っているんよ。
何か『背に腹は変えられない』の言葉の意味を歪曲してるわなぁ。(本来、違う意味で言うもんなんやけど)
お客側もちゃんと自分に向いているのか?向いていないのか?区別できる能力を身に付けないかんですよ。
振り回されるだけですから。お互いが不幸に向かうだけやから、ね。
自分の人生の指針を、心底から打ち立てていないから、
そのコンサルのスキル受講に、お金に余裕ある人は、数十万、数百万払ってしまってるんよ。
で、自分はそのスキルを身に付けたいから(能力30点くらいやから、身に付かないのに)
習いたいけど、お金の余裕無いから、コンサルを受けられない。
これは、自分の『人生指針を打ち立てていない人』は、金が無い事に感謝せないかんのよ。
無駄金払わんで善かったんやから。皆さん!振り回されない為にも、自分らしい生き方を貫く為にも、
人生の指針を心底から打ち立てましょう。
その入り口が、自問自答の習慣です。
自分は、どんな人生を歩みたいのか!その為に、どんな生き方をしたいのか!
何の為に、生きるのかを心の中の、もう一人の自分つまり、真心=良心に、
なぜ、それがしたいのか?!を繰り返し繰り返し、聴いてみる作業をして下さい。
今週こういう事を発信したい!と沸々と湧いて来たんです。