7月29日の京都同友会での、ワシの体験報告『エモーションの仕事の流儀』の90分の動画を見ての、元宇多津中学教師の森崎君から感想文が来ました。
内容に感激したのと、嬉しかったのと、素晴らしい考え方の持ち主なので、
皆さんに披露したいと感じましたから、
本人の了承を得ましたから、今週のメッセージの冒頭に紹介します。
11年前に宇多津中学一年生170名に講演してほしいとエモーションに来社すること二回。
『校長と学年団の先生方を口説きますから』と、懇願して来たのが当時新任教師の森崎君(当時25歳現在36歳)でした。
稀に見る素晴らしく、まさに教師が天職のような人物です。
こんな感想でした。
お世話になっております。京都同友会での報告資料を送っていただき、
ありがとうございました。
先程、京都同友会での動画を見させていただきました。
このような愛情と魂のこもったご講演を聴かせていただき、本当にありがとうございました。
日本の宝である「天皇制」と「家族制」
その家族社会を業務の中で見事に実践されており、勇気を与えていただくとともに、自分自身の反省につなげることもできました。
本物の愛情は、現在の学校教育に欠けている部分でもあり、わたし自身も追求していかなければならないものです。
明日もまた、目の前の子どもたちに心を込めて愛情を持って接していきたいと思います。
本当にありがとうございました。
また、毎日美味しくルイボスティーを飲ませていただき、おかげさまで家族みんな健康に過ごせております。本当に感謝しております。
今後とも、自分自身を磨いて少しでも社会に貢献できたらと思いますので、
ご指導よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
追伸
香川さんのお話は、
本当に聴いていて心地よくて、あっという間に終わった感じがしましたし、
ずっと聴いていたい感覚でした。
僕自身、天皇制については、家族社会についてより理解が薄いですが、
これからの課題だなと思っています。
日本とは何か、日本の役割とは何か、この答えは、おそらく、僕が学校教育で実現しなければならないものと同じだとも思います。
自分自身を極めて極めていく中で、それをつかみ、実践していきたいと思います。
という森崎君からの感想メッセージでした。
でワシは、こういう返信をしました。
いやぁ、嬉しい😆何が?
森崎君から、日本の誇るべきは「天皇制」と「家族主義社会」の文言が出たことが、です。
僕の究極目的が、エモーションという会社で、この二つを具現化したいという願いであり、念(おも)いだからなんよ。
それを感じてくれている。共感してくれていることが嬉しいんよ。有り難う。
という、やり取りでした。
ここで皆さんに、分かりやすく一言で日本の誇るべきは『天皇制』と
『家族主義社会』を解説しますね。
天皇とは、一言で言うと、毎日何を願っている人物か?というと、
それは365日、国民の幸福のみ、を念願として生きておられる人物です。
家庭に於ける父親や、会社に於ける社長は、本来『天皇』のような人物で居てほしい!ということを体現されているんです。
いわゆる外国諸国の『王様』とは違うんです。
先ず、皇帝や王様には『権力』がありますが天皇には権力はありません!
天皇の人格だけで国民を統治している世界唯一の存在なんです。
これを『人格的民心統一』と言います。
権力でも金力でもなく人格に依って国民皆が尊敬し、仰慕(親しみの情を感じる)している人物です。
父親は、365日家族の幸福のみ、を念願として生き、
会社の社長は、365日社員の幸福のみを念願として活動している姿であり、
家族がそして社員が、その人格に触れて心が一つになっている姿が天皇制なんです。
だから『日本の誇るべき姿』なんですよ。
家族主義社会とは、利害を超えた『責任と感恩』の人間関係の世の中という
意味です。
決して『権利と義務』だけの殺風景な世界ではないんです。
感謝する気持ち、恩に感じる気持ち。
そこに利害の損得感情は起きていない状態の人間関係。
皆さん!
この二つが徐々に離れて行くところに、歪みが生じて来るんです。
不和が生じて来るんです。この、天皇制と家族主義社会が世の中の多くを占めたとしたら、これを持続可能な幸福な社会と言う。と香川湧慈は考えます。
流石!森崎君。昔から森崎君のことを感じているのは、
どんな性分の生徒からも、信頼があるのが、よく理解納得できるからです。
うちの社員の娘の○ちゃんが11年前、宇多津中学一年生だった時の担任の先生でした。
で今回、先の森崎君の感想を、その社員に転送していたら、
今年宇多津中学一年生になった弟の○君も森崎先生に教わりたかったです。
とワシにラインくれたくらい、父兄からも頼られていた教師です。
あと、感想を十数人の方々がくれましたが、同じ報告内容の動画なのに、
人それぞれに心の琴線に触れた箇所が違っているのも『その人の、その時点での』心の有り様なんだと感じた次第です。
うちの社員からも二人の社員が感想をくれましたが、
琴線に響く箇所に違いがあって、人それぞれの『心の置き処』は、
その人なりの価値観やなぁと感じた次第でした。
で今週のインスピレーションが浮かんだんです。
『器の大きなバカ』で『素直で正直なアホ』であれ!
これは今年4月に85歳で亡くなられた筑波大学名誉教授の村上和雄博士の言葉であり信念です。
村上先生は、血圧をコントロールする酵素「レニン」の純化精製に世界で初めて成功させた人物です。
『生命の暗号』『人生の暗号』他、遺伝子研究の世界的な第一人者です。
17年か18年前に、村上先生の講演会に参加して、名刺交換した翌日に、
いつものように手書きのお便りを出した数日後、
エモーションの終業時間直前に何と『筑波大学の村上です。』と、電話があったのを今でも覚えています。
電話を受けたのがワシやったからです。
その時、思いました。村上先生は、本物や!何と誠実な人なんやろうと感じましたね、あの電話を受けた瞬間。
普通、あんな有名な人が、直接電話なんて掛けて来んですよ。
しかも、たった一度会ったくらいの、いや会ったというか名刺交換しただけの聴衆者の一人に。感激しましたね。
有名無名関係なく、ちゃんと返事するのは人として当たり前の行為やのに、
多くの人が相手を自分のエゴで選んでいるからか?返事せんのよ。
そう思いませんか?
世の中の有名な人の多くは、たぶんやけど、村上先生のような直接電話掛ける行為は、せえへんと思うわぁ。
世の中、利口で賢い人が多い気がするけど、利口さや賢さのスケールがどこか『小さい』感ありです。
やっぱり、ワシが大好きなバカボンのパパ(ワシの机の横にバカボンのパパを置いてます)の生き方がカッコいい!
鈍くて深い生き方が、いいですねぇ。
バカボンのパパの名言『これでいいのだ!』
この言葉、意味、深いなぁと昔から思って来ました。
人は、自分の都合の良いことは、ウエルカムで、都合が悪いことは避けたい。と、思っているもんです。
でも、バカボンのパパは、都合の良い事も、都合の悪い事も、全部ひっくるめて『これでいいのだ!』と、悟りの境地で、いつも明るく愉快に生き生きと生きている。
どんくさくて、鈍いけど、器がでっかいバカで、素直で正直なアホな生き方が、周囲をしあわせに、穏やかにするんじゃないかなぁ。
村上先生は遺伝子研究を突き詰めて行くと、器のでかいバカで、素直で正直なアホで、鈍くて深い生き方をしている人を、サムシンググレイト(偉大なる何者か=神)は、一番好きなんだ。と言える。とハッキリ言うてました。
皆さん、人間の遺伝子を突き詰めると、神はそんな生き方をしている人を好むようです。
そして、村上先生は運について、こんな事を言っていましたねぇ。
運とは必然でもなければ偶然でもない。
とても蓋然性(がいぜんせい)の高いものです。と。
蓋然性?ワシは知らなかったからスグ調べましたよ(笑)やっぱり大学の先生、と感じたものです。
運を呼び込む条件の重要なことは、こう言うとりました。
『素直で注意深い目』です、と。
村上先生の信念とバカボンのパパが好きなんです、ワシは。
小利口になってはいかんと感じます。人生のスケールが小さくなって行く気がするんよねぇ。
小利口な賢さを披露する人達を見るにつけ、それが、どしたん?って、
ワシは思ってしまう性格です。
皆さんは、どういう性格ですか?
鈍くて深い性格?器のでかいバカで、素直で正直なアホ?
小利口なスケール小さい性格には成らんといてほしいと感じた今週でした。