中小企業のM&Aが盛んに行わなれている感がありますが、儲けているのは、M&A仲介業者。
日経新聞に載ってたけど、
日本のM&A仲介会社の上位5社の社員の年収は30歳代で1300万~1800万円と高額。
なのに、そこの社員の平均勤務年数は短いって。
何をか言わんや。ですね。
中小零細企業が業績を上げて自己資本比率を上げて行くと、自ずと株価も上がる。
だから、株を譲渡した時に、税金が掛かる。勿論、儲けが出た金額に対してだけど。
企業努力で業績を上げ財務内容が良くなって来ると、当然株価は上がる。
お金がギリギリで会社運営している時は、常に危機感を持ってたし、
脇も締まった経営が出来ていたのに、
お金が貯まって来て、金銭的余裕が出来て来ると、知らず知らずに脇が甘くなり、自信が自惚れに徐々に変化して行く社長、多い気がするなぁ。
第一、何かやりたいと思っても、キャッシュが厳しいから、慎重に考えざるを得なかったのが、
お金に、いささか余裕があるが故に、安易にやってしまって、その金と労力無駄になっとりゃせんかなぁ?
そして、そこの社員にも伝染して行くんよ、自惚れと脇の甘さが。
多い気がするんよ、百人規模の社員数で、数十億規模の商いしている会社の
社員に。
やっぱり足らない状態で、足るを知り、全社員が危機感を持ちながら、
脇を締めて会社運営している状態が経営やないやろうか、と思う時があるんやけど。
ギリギリより、ちょい余裕くらいの状態が、ほんまは、人間磨かれる状態なんかも知れんのです。
また高値になっしまった自社の株価の株を、やがて相続する時に、
税金が掛かる。
一所懸命、顔晴って、財務内容良くして来たのに、納得行く使われ方をしない税金の使い方を見るにつけ、アホらしなる。
そう考えると、語弊を恐れず言うなら、会社運営するお金は、
業績を上げながら全社員の待遇向上に使い(こういう使い方が社員のモチベーションを上げるんよ)、
内部留保金は、株価がグンと上がるほど貯めなくて、いいんじゃないかと。
心地好い危機感が常にあり、脇も甘くない状態を維持していることが、
真に良好な会社の経営じゃないかと感じるんやけどねぇ。
国は、あらゆる収入に何でも税金、税金。
その税金で、国会議員はじめ、省庁の官僚の多額の給料や賞与が払われている。
国民生活の向上に貢献している生産性豊かな仕事をしているなら、
納税も瀬(甲斐)があるけど、ワシが今まで体験して来た省庁職員のやっている事
(生産性がある仕事とは思えない数々の業務・ほんまに自分ら、こんな事に時間費やして、全く本末転倒やないかい?税金で年収ふんだんにもらって。って思った事、ようけあるんよ)や、
テレビ等で見る国会議員や官僚のやっている事を見ていると、ほんまに、
瀬(甲斐)がない。アホらしなる。
国会議員や、官僚自らが、自分達の年間報酬を下げる法案を作ることは考えられへんし。
権力を握る人間に、人格、人間性が乏しいことくらい、世の中の不幸はない。とワシは感じて仕方がない。
そもそも、人生の第一義が『お金』だという価値観が人間に在る限り、
その『お金』に振り回される人生を送ってしまっているように世の中見てて感じてしまう。
『お金』は当然必要やけど、人生を愉しむ為の道具なんやけどなぁというのがワシの価値観なんです。
『目的と目標』が反対に成っとるから、心の充実感が湧かんのよ。
お金が目的になって、充実した人生が目標になってしまっている。
充実した人生が目的であり、お金はそれを実現する為の目標にせないかんのちゃう?
と、世の中の人達に訴えたいわぁ。
何億貯めても、いつか死ぬのに。お金なんて、あの世に持って行かれへんし。
ワシの価値観では、あの世に持って行けるもんは、
その人の人格、教養、そして生前、自分の縁ある人達に、どれだけ勇氣や感動を与えたかという行動だけが、
向こうの世界(他界)で評価してもらえる唯一の条件やと思うんやけどね。
『お金第一』思想の人達には、分からんやろうなぁ。
だから、中小零細企業の経営者が、社員の親となり師匠となって、
今よりもっと待遇善くして行きながら、人格が磨かれる風土を作っていかんと、いかんわなぁ、
と経営者仲間に話しとるんですワシは。