今年の干支は子(ね)年ですね。
子丑寅で始まる干支の最初の子年です。
令和二年の子年の意味は『終わりの始まり』のようです。
皆さん、1月末までには、新たな始まりの為に『終わらせる事』を終わらせ、やるべき事を決めましょう。
仕事の絞り込み、業務内容の整理、人間関係のしがらみ、悪いと自覚しているクセ等々。
そして確実に今年やる事を決めて実践する。
出来るかどうか分からないものを決めるのではなく、
今年確実に、あなたがやろうとする事を心に決めてスグにスタートすると、
運氣として、フォローの風が強く吹く年だというのが、令和二年の子年のようですから。
でも、元号が変わった翌年には、大変な事が起きて来たなぁと、ふと思いました。
明治二年『版籍奉還』があった年。全国の藩が領土領民を朝廷に還す出来事。
大正二年は衝撃的な事は知りませんが、大正三年は、第一次世界大戦が勃発。
昭和二年は金融大恐慌で、平成二年はバブル崩壊の年。
近代歴史から考えると何らかの衝撃的な何かが起こるかも?と一応心して、
確実にやる事を決め、貫くことをやりませんか!
と今年最初にメッセージします。
あなたは、新年に当たり、何を決め、何をやり続けますか?!
日々の小さい事を着実に積み重ねることが、今年は特に、重要かと思います。
うち(エモーション)の日々の業務指導の一つを言いますと、
理念実現の為に大事な事は何度でも繰り返し言うことを実践しています。
それが『生きる』ということやという価値観で貫いています。
より良くして行く為に『繰り返し言う勇氣』を持つことは大事なんですよ。
愛があるから、情があるから、皆でより良い質にしたいから、
大事な事は繰り返し言い続けないといかんと思うとるんです。
その昔、松下電器創業者松下幸之助さんが、
社員の中で唯一『さん付け』で呼んだ副社長(後の会長)高橋荒太郎さんは、
何百、何千回と部下に口酸っぱく言い続けた事が『経営基本方針』だと聞いていますが、
大事な事とは、これをやり続けないと、存在している意味が無い。
というものを言うんです。
うちでは昔から社員達に、繰り返し繰り返し同じことを言うている業務指示があります。
『自動販売機になるなよ!』と。
自動販売機とは分かりやすく言うと、
お客さんが指定の商品を注文して、受注商品を発送(販売)する。
唯、この流れの業務のことを例えています。
うちの会社の目的であり、社員皆の人生目的を達成する為のものが理念です。
『志高く、らしく生きる。』がエモーションの理念なんですが、
自動販売機的応対は、エモーションらしく無い業務に陥ります。
陥るんですよ。
皆さん方の会社では、物販業にしろサービス業にしろ、お客さんへの応対が自動販売機的に陥っていませんか?
お客さんが確実な注文ではなく、問い合わせの電話の場合は『特に』です。
自動販売機的応対だと受注につながらない事は、多いものです。
ちょっとした心配りのある手間な事や、言葉を重要視していますかねぇ?
この『ちょっとした』手間が受注につながるんです。
そして、お客さんに、心地好い感覚を感じてもらえるんですよ。
ワシの昔からの持論であり、経営者と社員の関係のモットーはこの二つに尽きると思っています。
先ず第一は『経営者と社員の人間として深く関わり合う信頼関係こそが経営力を高める』
なんです。
これは、長年に於いて出来ている感ありなんですが、
次のが難しい。
更に『経営者と社員のより高い次元での認識の一致が創造的な仕事を生む』
この二つなんです。
この二つ目に、長年チャレンジして来ていますが、中々難しいんです。
『より高い次元での認識の一致』は、永遠のテーマですね。
人間として、仕事能力として『より高い次元での認識の一致』が、
経営者としての喜びなんです香川湧慈という人間は。
経営者として、正に、これに尽きるんです。
皆さんは、どうなんかなぁ?
業務だけが順調なら、それでいいんですか?
それだけなら、つまらんなぁと感じます。
より高い次元の思想哲学で、社員達と認識が一致して、仕事を進めたいんです。
皆さんも『より高い次元での認識の一致』に取り組みませんか。
それが人間関係の幸福感を高めて行くと感じませんか。
新年に当たり、提言したいと思いました。