うちの事務所のトイレのドアノブが調子悪いので、
大家さんに言って取り替えてもらわないかんなぁと思ったのと同時に、
あぁもう丸29年過ぎていて、年明けて4月で丸30年にもなるなぁ、
そりゃドアノブ調子悪うなっても仕方ないなと、思ったんですね。
うちの事務所は、平成2年4月に新築で出来た四階建てのマンションで、
一階が会社の事務所が6軒テナントとして入っていて、
その内2軒を事務所と製造室としてエモーションが入居しています。2階から上は、一般の住居なんですが、
丸29年以上居るのは、エモーションだけで、他は入れ替わり立ち替わりで、続かなかったみたいです。
持たざる経営が好きなワシは、多額になる物は、所有権を持ちたくないタイプなんです。
車は別ですが、自宅とか社屋とかには所有権持つと、税金や修理代が掛かるし、
多額のローンで身動きが、自由に出来なくなるし、諸々。
家賃は、5000万円近く払っている勘定になりますが、
この宇多津町の一等地に、今の駐車場スペースや製造室や事務所を新築で建てていたら、
5000万円では出来ません。更に固定資産税や修繕費。
登記簿上の名義が自分か他人か、だけなのにという価値観なんですよワシはね。
大家さんからはエモーション様様と感謝されていると感じますよ。(笑)
商売も自分らしいスタイルで歩んで来たから何とか生き延びて来たんだと、
つくづく感じます。
仕事のやり方は、自分らしいやり方じゃないと、ようせんもんね。
先ず、考え方を発信する。そしてパンフレット等で顔を見せ、
ストーリーを語り、人となりを感じてもらう。
次に商品を販売する。そして、アフターフォローを徹底する。
まぁ大枠は、この繰り返しです。
こういうやり方しか、ワシには向いてませんし、よう出来んですしね。
ネットでバンバン売ったり、広告しまくったり、
量販店に安値で、数量卸したり、
ちょっと違うんだよねぇ、スタンスが。
だから自分らしいスタイルを歩んでいるからストレスは溜まらないんですよ。
プロは『これしか自分の生きる道は無い!』
とトコトン自覚したことに誠心誠意取り組んでいる人のことを言うんだと思うんです。
皆さん、振り回されてないですか?
ワシの言う『プロ』になって、取り組んでいますか?
自分のサイズに合った服(やり方)を着ていますか?
自分らしさを発揮していますか?
うちの経営理念は『志高く、らしく生きる。』なんです。
社員全員が、自分の魂に相応しい言動をしている間だけ、本当は、自分らしいんだと思うのです。
これ中々、判断が難しいけどね。
会社の財務も、自社らしいスタイルやと感じます。
一般的には銀行は現金の内部留保残高を重視しています。
そして融資の内的条件の重要度になっていると感じるんですよ。
うちなんか、銀行融資を受けながら、全社員の待遇を上げる原資にして来ました。
現金の内部留保が沢山あるなら、銀行借入なんか、設備資金じゃない限り、
借らないけどねぇワシは。
うちで計算してみたら保険会社に積立していて、現在もし解約返戻金ベースで見ると、
年間粗利額の約6割はあります。
決して財務的優良企業から見ると、全然少ない額だと感じますが、
全く貯金がないのとは違うんだけど、銀行は現金の内部留保金を重視していますねぇ。
保険会社の積立は、あまり重視しない感あり、ですね。
会社経営も個人の人生経営も『終わり』を、どう迎えるか、
を考えて歩むことが迷いが無くなるんですよ。
個人で言うなら終活でしょうか。
会社も最終到達系は、どんな形が理想なのかをワシは考えているんですが、
皆さんの会社は考えていますかねぇ?
悩みと迷いは違うからね。
迷うのは、最終到達系を決めていない、或いは考えていないからやと思います。
悩みは、より崇高なものに成って行かないとつまらん!と思いますよ。
悩みの『質』が人間として高まっているなら成長している証拠じゃないでしょうか。
と言いたいのです。
悩みは、自分以外の人の幸福の為にするもんなんやけどね。
自分のことで悩んでいるのは、そりゃ悩みでなく、迷いなんです。
ええですかぁ!
迷ってはいけません!
より崇高な事で悩みましょう。
と、言いたい今週でした。