今週、後輩経営者からこんな話を聞いたんだよね。
「うちの町の借金は、税収と同じだけの額があるのに、前の町長の退職金が3000万だったそうなんです。たった四年の任期で、どう思います香川さん!」って言う話でした。それが世の中の仕組みなんよね。
町長、市長、知事という首長。わずか四年で退職金が数千万。
普通退職金って言うのは30年とか40年、同じ会社や役所に勤めて、もらえるもんやのに。
世の中、間違ごうとると言うか、おかしいわなぁ。何とかならんのかいなほんまに!
既得権益のある人達が自ら、その権利を放棄することは先ず無いわなぁ。
首長の退職金廃止の、法案化できんもんやろか。
行政が多額の借金しているのに、四年に一回退職金って、これこそ税金の無駄遣いやと思うのはワシだけでしょうか。
県市町の借金より税収がかなり上回っている実績を上げたとしても四年に一回の退職金と言うのは、やっぱり、おかしいと思うんだけどね。
その場合に限り退職金じゃなく、功労賞で、百万でいいんじゃないのかと感じます。
世の中ほんまに良くして行くには、この日本に、何百万人と居る『社長』という人達が、
縁あって雇っている社員を、確りと人格教育をしながら、経済活動をして儲けて行きながら、
社員に文化的な生活が出来得るだけの給料を出してあげる事しか、ないんじゃないかと思う訳です。
なぜ、会社で人格教育を、業務を通して実践することが大事で大切なのか?
理由はやねぇ、人格の劣る人達で仕事しても質の良い仕事が出来るはずがない!と思うのとやねぇ、
血の通う人間の集団なのに、経済活動だけの職場というのは味気無いわなぁ。
人間としての、人生を有意義に歩む考え方を社員達に常に発信しながら、
業務を実践して行くことがどんな会社にも出来得る社会貢献やと、ワシは思うとるんですよ。
法人税を多額に納めるだけが社会貢献じゃないんですよ。
納税を美とするんならやねぇ、社員の給料の所得税を多額に!で、
チャレンジしたら経営者であるあなたの役に立ってくれている社員が慶ぶと思うんだけどねぇ。
そうなって来ると、数千万人という社員(会社が数百万社だからね)が、
生き生きと人の道に則った生活が出来るようになると感じます。
それが実現して来ると社会全体の風土が変わって行くと思うんです。
『人の道』が世の中の風土になって行かんと是正はされて行かないと思います。
ワシは、どんな事が起きようとも、生き生きと生き抜いて行く為に必要なものは、智力だという考えで、会社を経営をし、人生を歩んどるんですよ。
智力は無くならないし泥棒にも盗まれないしね。
智力とは、知識であり教養であり、知識を実体験して悟る智恵であり哲学です。
だから、社員が将来困らないよう、人の道に則った業務の実践を通じて、
何が正しくて、何が正しくないかを判断できるように成ってもらいたいという一心で経営をしておるんですよ。
それが『仕事』というもんだと思うからです。
だから、人格教育をしながら経済活動をせな本来の経営には、成らんという考えでやっています。
でも大多数の会社が、経済活動しか、仕事と見なしていないと感じてしまうのはワシだけでしょうか。
だから今週もニュースでやってたやろ、店でふざけた行動を動画にアップしてたアルバイト達。
手が足りないからバイトを募集する。しかし人格教育の風土を作っていないし考えたこともないから、
あんな事をしてしまう従業員が出て来るんだと感じるわな。経営者の『教えざるの罪』です、ハッキリ言うて。
まぁ、経営者の人生観社会観、哲学、経営の価値観に、社員への愛が欠如してるから人格教育なんて考えもせんのやと、ハッキリ言うときますワシは。
愛があるなら、社員が人の道を考えながら、与えられた職務を責任を持って果たして行く為に、
自主的に伸び伸びと働ける職場環境を創って行く努力をしているはずなんやけど。
皆さん、何の為に仕事をしているのかを、いずれ来るであろう死から逆算して内観してみると、あなたの価値観に良い影響を与えるかも。
と想像してみてほしいと思った今週でした。