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「香川湧慈の今週のインスピレーションメッセージ平成30年12月14日
想いが世界を変える-エモーション社長のブログ

「香川湧慈の今週のインスピレーションメッセージ平成30年12月14日

じっくり話したこともない人が、
その人に対して「あの人は、何か恐い感じの人だとか、あの人は、あんな人やと思ってた。」だとか色々他人に話している人って、おるでしょ?

ワシに対しても、そういうことを、たまに耳にする事があるんよ。

「えぇっ~、一回も、じっくり話した事ないでぇ、その人と。」って、

答えたことがありますよ。

まぁワシは自分の信念に従って、言葉を発したり、行動をして来ましたし、

現在も進行形ですから『我関せず』の心境ですが、

皆さんは、一回もじっくり話した事のない人の、自分への感想に、振り回されていませんかねぇ?

今、NHK 大河で西郷どんが来週最終回を迎えますが、
あの江戸城無血開城を成し遂げたのは、

西郷隆盛と勝海舟という『人物』同志だったから成し得たんですよ皆さん。

人間としての器量の大きさと洞察力の深さを備えた人物同志だから出来得た一大事だっと思います。

お互いが、胆が太く、圧倒する迫力があり、何の苦労も、裏付けもなくして、出来上がるはずがないんです!

血の滲むような努力と決死の覚悟を持って、万全を尽くして来た、二人だから、

人物なんですね。

西郷は勿論、勝海舟も自分の保身や、金儲けに、一切関心が無い。

二人に共通していたのは『日本国家の役に立つ為』という一心しかない人間ということ。

やがて勝海舟は、明治維新後、新政府の要職を依頼されて活動するのですが、

じっくり話した事もない連中が、こう非難したんですね。

「徳川を売った犬が、新政府内に納まって」

福沢諭吉なんかは、こう非難しています。

「江戸城を戦わずして明け渡したこと、武士の痩(ヤ)せ我慢。城を枕に討ち死にすべきが三河武士。その上、新政府でぬくぬくとしているとは恥ずべき身の処し方である。」と。

ワシは福沢諭吉は好きじゃないんよね。

偉そう気なことを言うて如何にも高尚な言葉を遺していますが、

人物じゃないなぁと、ワシは思っています。

で勝海舟は、この言にこう言っています。

「行蔵(コウゾウ)は我に存す。」と。

「毀誉(けなすことと、ほめること)は他人の主張。我に関せずと存じ候」

とのみ、答えたんですよ。

つまり、ひたすら自身の信念に基づいて行動し続けたんですね。

またこうも言っています。

「人間、用心しても、死ぬ時は死ぬ。胆力さえあれば、
やたら殺されたりはしない。」と勝海舟は覚悟していたから、

幕府重鎮であった時に、たった一人で薩長軍に和解交渉に出向いたんですね。

歴史が、こう教えているんだから、

自分と、じっくり話した事のない人達の言葉に振り回されては、いけません!

自分の信念に基づいて言葉を発したり、行動して歩みましょう。

そういう人物を目指したいなら、現代風に言うと、

自分の仕事(経営者なら経営、勤め人なら、自分の職務、主婦なら主婦業等々)に、

一所懸命に取り組むことと、禅の考えを学ぶことを同時に取り組むことだとワシは思います。

最後に、我々日本人が忘れては、ならないのは、
『公正無私』の態度で『誠を尽くす』ということです。

西郷隆盛や勝海舟の生き方から皆さん方自身の生き方を考えてみてはどうですか?!

歴史の事実は誰も分からない。その場に現代の自分達が居合わせていませんから。

歴史『を』学ぶのではなく、歴史『に』学ぶ姿勢を大事に歩んでいます。

考古学もしかり。神の存在もしかり。あったか、なかったはあまり関係なく、

歴史上の人物の言動とされている事柄から、自分が、今後どう生きるか、の参考書にする姿勢が、学びに成るという思いです。

自分が、その立場だったら、どう考え、どう言動するか。を考える行為が貴いと思っているんですね。

だから、周囲の縁ある人達には、歴史を学ぶんじゃなくて、
今抱えている課題を歴史上の人物の生き方に照らして、どう考えるかが、

歴史に学ぶことやと思うけどなぁ、(笑)と。

あと、今日は忠臣蔵。四十七士の討ち入りの日です。   

彼らの覚悟に、想いを馳せてみる一日にしてほしいと願います。