日曜日いつものように朝風呂へ行き、ワシが26年通う珈琲倶楽部(丸亀市)でトーストのモーニングとマスターが焙煎するワシの好きなマンデリン・フレンチローストを飲みながら週刊誌を読んでいたら
「何度生まれ変わっても、何度でも入りたい会社」っていうタイトルの記事があったので興味深く読んでいたらこんな事を書いていました。
「社員の生活の安定なくして、いい仕事は出来ない。」って。
そりゃそうや!と同感しながら、読んでいて感じたことを。
特にサービス業と言われる接客の仕事は、スタッフの心身に余裕がある事が
一番大事やと思います。
ワシの言う生活の安定とは、一般的に文化的な生活が日常化している、ということです。
その為に先ずは、
社員の心身のコンディションを整えることの出来るプライベートな時間が充分あること。
例えば、週に2回くらいは、家族や誰かと、旨い物食べに外食出来てたり、
ちょっとした好きな物が買えたり、行きたい時に、好きな美容室に行けたり、整体に行けたり、趣味に費やす時間とお金、 年に数回は旅行に行けたり、
という金銭事情が許せていること。
お金があっても、時間が割けないのも、時間はあるけど、お金が許さないとか、また人間関係もぎくしゃくっていうのも、心身のコンディション万全で
仕事に向かえないと思うんだよね。
またそれらを生み出す原資や人間関係の対応が身に付くのが仕事なんやから、
その仕事や会社がストレスフリーの職場環境って、大事やと思うのです。
いわゆる、奮起するプレッシャーとストレスとは、別物やとワシは思うとるんです。
社員一人一人に相応しいプレッシャーは時折与えないと成長には成りませんから。
で、勤務時間は、一日8時間以内で完全週休二日です、うちは。
一ヶ月、約150時間に数年前から実施していますよ。
8:40出勤17:30退社で、週一回は16:10に退社ですから。
週一早帰りにしているのは、福利厚生で脳と頸椎1番、2番への手技による
気功調整(頭蓋仙骨療法トウガイセンコツリョウホウ)に、行かせていますから。
何曜日は、誰。って、曜日別で社員が身体の手入れに行く日を決めているからです。
ストレスは全て脳が感じますから、意識的にも無意識的にも。
うちは、事務職はデスクワーク、特にお客さんへの手書きのお便りを書くことが多いし、 考えながらの対個別対応の商品ピッキングを手間を掛け神経を
遣ってやっていますから、 ただ単に、注文の商品を箱詰めしてるんじゃないんですよね、うちは。
製造はティーパックを手詰めと、1パックずつの計量に神経遣いますし、
狭い事務所、狭い作業場の中で、しかも常に考えながらの業務なので、肩凝りもあるやろうし、脳も疲れるやろうし、と思うので昼休み以外にも自分なりに休憩してもらっています。
気功調整で、体調がスッキリ❗するから、心もスッキリして来るもんです。
体調が思わしくなかったら、好きな食べ物も好きな遊びや趣味も、楽しめませんしね。
ましてや、根源である仕事にも、響きますしね。
先ずは、体調コンディション。
そして仕事のやり方、考え方をエモーションらしく実践できるよう指導しながら「人の道を実践する経済活動」をやっているつもりです。
そうしていると、社員は仕事を徐々に、意氣に感じるように成りますから。
意氣に感じるって、やり甲斐、働き甲斐につながるんですね。
そして、疲れが、心地よい疲れになるもんです。
自分の毎日やっている業務が、役に立っていると実感出来るんですよ。
自分が以前の自分より、人間としても、能力的にも、成長していると実感することが一番幸福感を味わえるものです。
そうでしょう。
まともな人間なら、自分が昔よりちょっとは成長しとるなぁと感じられることが嬉しいんちゃいますかねぇ。
このメッセージ読んでくれている多くは社長だと思いますので、社長の皆さん、自分ところの社員に、実感させられる社内環境作っていますか!?
日々の業務に、人の道が流れているでしょうか?
「社風は最大の教育者」です。
社長足る者、いい社風を全身全霊で創り続けるのが社長の仕事やと思うけどなぁ。
これは会社規模に関係ないと思います。
何百人の中小企業も、数人の零細企業も。
いい社風って、お金だけじゃないですよね。
社員同士のコミュニケーションや、お客さんとの、心の通う通心販売のエモーションらしい業務や、コンディション良く働ける勤務時間や、将来に安心感を抱ける福利厚生などなど、ですね。
ワシは昔から、仕組みが先、そして教育や。と言うて来ました。
教育は、仕組みがある程度出来てからがやり易い。と言うて来ました。
ひょっとしたら会社もスポーツチームも家庭での子育ても、根底は同じものが流れているかもね。
その仕組みが、理想に近付けようとするにはやっぱり、儲けないかんのよ。
原資やから。
20数年前、今はもう亡くなられましたが、元軍人だった当時70代後半の建設会社の会長と親しくさせてもらっていました。
うちのルイボスティーや「ウコンの王様」という、うちの商品を飲んでくれていました。
その会長が、よう言うてました「香川はん、あんた何かで一発儲けないかんでっ!ワシも戦後一発儲けたんや。
それを元手に、今の基盤作ったんや。一発儲けたら、使い方をちゃんとしとったら基盤が出来るんや。」って。
ルイボスティーや、ウコンを納品に行く度に、大きい家でしたが門から玄関
まで、まぁまぁあるのに、いっつも、軍歌がボリューム最大で、響き渡る程に掛かってるんですよ。「🎶さぁ~ら~ば、ラバウルよ~⤴🎶」って(笑)
理想が一つ浮かぶ時、たまに思い出しますね会長の「香川はん一発儲けないかんで!」って声を。(笑)
そう考えると、ワシの知り合いの年輩の経営者で何人かですが、
端から見てて、過去には、億単位の借入があり、社員数も多いし、勤務時間も長いし、年収はそこそこあっても、時間当たりに換算すると高い給料とは言い難いんだけど、
長年の経営の中で60歳過ぎて、何か事業が当たって儲けの基盤を作ったなぁと感じる例がありますね。
そしてその経営者の方に直接聞いたら、借入は60歳半ばまであって内部留保も貯めて来たとのことです。
借入金も多額ですが、利益も多く、不良債権が無い時は多額の納税もしながら、上手に銀行と付き合って来たと言うてましたね。
そういうの聞くと、やっぱり、先週も言いましたが、人生勝負は後半にあり。ですね。✨
今、多額の借金がある経営者の皆さん。
借金の額を気にすることなく、氣にせないかんのは、あなたの事業の着実性と収益性と、 ビジネスモデルの持続性と発展性を包括しているか?を常に自己チェックすることやなぁと思った今週でした。