基礎の出来ていない人が、いくらノウハウを学んでも、中々身に付かないと感じます。
基礎とは、人生哲学であり、経営哲学のことです。
つまり、あらゆる事に自分なりの概念整理をすることで、人生で起こる数々の問題事を、自分で克服する力を身に付けることが、人生哲学・経営哲学を持つことだと言います。
概念整理とは、こういう時は、こうする。なぜ、こうするのか、という事を
自分が納得するまで整理しておくということです。
だから、先ずは自分の人生のグランドデザインを描くことが大切と思う訳です。グランドデザインとは理想像とも言えます。
究極の人生の理想像を考えることに月日年月を費やしてみたらええのに、
とワシは昔から縁ある人達に発信して来ました。
斯(カ)く言うワシが25年前から、そうやねえ「7年間✖365日➖睡眠時間」
くらいの年月を考え抜いて来た体験があるんですね。
自分の心の奥底を、えぐって、えぐって、えぐり抜いて、生み出て来たものが、人生のグランドデザイン、理想像でした。
理想像=経営目的=理念です。哲学に裏打ちされた、理想像でないと、
浮わついたものに陥りますよ。
自分の心の中の「もう一人の自分」に問い掛けて来ました。
もう一人の自分が納得したなら、他人から何を言われても、
素直に捉えながらも、振り回されることはないんだけど、
あなたの中の「もう一人の自分」に問い掛けもせんから、
振り回されるんだと感じますね。
聴いてみたらぁ?
「お前、そんな生き方でいいのかよ?」って聴いてみるんですよ、
自分の中の「もう一人の自分」に。
確りした理想像を描けたら、他人の意見や、体験談は、参考書に成るんですよ。
他人に振り回されることなく、素直さが身に付くと感じます。
理想像に対して、ブレない生き方が実践できると実感しています。
人生の基礎とは、自分が描くグランドデザイン、哲学のある理想像であり、
道だと言い切れますねワシは。
基礎が確りしていないと根は張れないし、その上に建てるものも地震で倒壊しますよ!と言いたいのです。
確りと大地に根を張るから、人生の揺るぎない信念を打ち立てるから、
身に降り掛かる、大変な事象にも、へこたれずにクリアーして行けるんですよ。
尽きることのないエネルギーが湧き出て来るんですよ。
昔、こんな風に思いましたよ。
宇宙には無限のエネルギーの湖があり、人間にまんべんなく降り注いでくれているのに、それを自分の自我というゴミが詰まらせていて、
体内に流れて来るものを、流れて来なくさせているんだ、と。生きてる限り、垢と言うゴミ(自我)が発生しますから、自分で自分の垢を掃除せんならんのですよ。掃除を!
すると、宇宙のエネルギーが自分の体内に流れて来るんです。
尽きることのないエネルギーが湧き出て来ますから。
他人が詰まらせているんじゃないのよ。あなたが自分の自我というゴミで詰まらせているんてす。
だから毎日ちょっとは掃除せな、いかんのとちゃいますかねぇ。
それを「素直さ」と言うんじゃないかなぁ。
日本古来の考えから言うと、学問というのは道と芸から出来ているんですね。
道とは哲学であり、我が国の歴史であり、人のあるべき姿、人の道です。
先ずは確りと道を打ち立てて、芸つまり技術スキルを磨くんです。
経営者は、経営者としてのスキルを。営業は営業としてのスキルを。
事務は事務としてのスキルを。製造は製造としてのスキルを磨くんです。
道を打ち立てずに、スキルを磨こうとしてもモノに成らんような氣がするなぁ。道を確り打ち立てて、芸を磨く。それが学問の意味なんです。
自分の身を救うのは、真の学問です。国を救うのも真の学問やと思います。
国会議員が、我が国の歴史や哲学すら学ばぬうちに諸外国に留学して、
最先端の学問を学びに行った者が、その国の哲学を基盤に持つようになり、
帰国後、我が国のリーダーシップを採る。
道の無い、善意と理想と熱意を持って行動しているから、始末に終えない。
その結果が、我が国をここまで脆弱にした非を自覚してもらわんと困る、
ということを声を大にして言いたい!
真の責任感は、愛国心を持たない限り、生まれないんですよ。
責任感は、愛国心からしか、生まれない!んです。
道を確り持つ為に、我が国の歴史と神話と哲学を学ぶことが、
あなたの幸福な人生の始まりだと思えてなりません。
最後に、人間は、道を確り持って、理想像に対して、全身全霊でチャレンジしている間だけ、充実を味わえるんだと皆さんに訴えたいと思った今週でした。
アサヒスーパードライの「すべては旨い!のために。」風に言うと
「すべては理想像実現のために。」