何人かの知人が言うていました。営業で初対面の人に対して、
ちゃんと説明しているのに、
相手は「分かりました」と言ったのに、後日キャンセルされたと。
それは、ひょっとしたら「相性の相違」かも知れんなぁと考えてみてはどうでしょうか?
あと、ワシの持論は、如何にパーフェクトと自分で思う説明が出来てたとしても、一番に重要なのは、そこに情が通っているか、なんですよ。
商売だから、契約に至りたいと誰しも思うものなんやけど、
営業しているあなたに、相手に対する「情」が通っているか、ということが、
相性につながり、成否につながるんだと肝に命じてほしいなぁと思います。
何で?あの人契約すると言ったのに、、、、
もしかして、あなたの相手に対する情が通ってなかったのかも?
という捉え方をしてみることは大切です。
また、人生、仕事も、はたまた「何とか」もタイミングなんです。
情が通っていれば、そのタイミングって妙に感じるもんなんよ。ほんまに。
相手が自分に、恩を感じてくれるような言動がタイムリーに出てるかということも、肝やと感じます。
これはテクニックじゃないんですね。常日頃の、あなたの心の状態が、
出るんですよ。
昔、ある会社に対する売掛金が数百万あって月末に入金予定だったその月の
初めに、そこの会長から電話がありました。
これこれこういう事情で、今月払えないと。
その時ワシの口から、瞬時に出た言葉はこうでした。
「あぁいいですよぉ、しんどい時は、お互い様ですから。」って。
躊躇(ちゅうちょ)せず瞬時にですよ。
内心は、えぇ~どうしょう?資金繰り。その代金、今月当てにしてたのに、って。
皆さん、うちはわずか7名の会社で数百万の当てにしていた入金が延びるんですよ。
当時のうちにしたら、すぐには資金繰りの当てなかったしね。
70人の会社に例えるなら、10倍の人数やから数千万円ですよ、
比率で言うと。
電話の向こうで先方は涙ぐんでたと感じましたね。恩に感じてくれたんでしょう。
その後その会社を通じて超大手飲料企業の、オリジナルブレンドティーの原料にエモーションのオーガニックルイボスティーを卸すことにつながったんですね。
しかも、うちの言い値で。もう4年6ヶ月間、継続されていますね。
羽田空港の売店と自販機だけで、そのオリジナルブレンドティーのペットボトル茶は販売されています。
2013年9月から販売開始されていますが、当初3ヶ月に約10万本くらい売れていたと思います。原料の卸量から計算して換算するとね。
現在までで約100万本以上は累計で売れているんじゃないかなぁ。
あぁ~1本売れたら150円で販売されているから、その中の10円でもほしいなぁと思ったもんです(笑)
原料を販売するだけやから、まぁマイナスはないけど、
原料茶葉のみの販売は、商品販売に比べて儲けの額は、格段に低いですよ。
1本売れて1円ないですよ、原料から換算すると。ちなみにペットボトルの茶飲料というのは、茶葉はどのペットボトル茶も数%しか入ってませんからね。
だから、茶葉は自宅で煮出して飲まなきゃ、効果なんてないと思うんだけどね。
やはり商売は、商品を売らんと儲けにはなりませんよ。原料だけの販売は儲けにはなりません。
もの凄い量を扱う商社なら原料売りは儲けになると思いますが、今度は貸し倒れのリスクが発生するけどね。
まぁ金額より、信用になってるわねぇ、この事実が。
エモーションの言い値で、超大手が採用してるんやからね。
それだけ「品質」が認められているということでしょう。
あ、言うときますが、スーパー等で販売されている、その超大手飲料企業の
ルイボスティーのペットボトル茶やティーパック商品がありますが、
そこの原料茶葉は、うちじゃないですよ、オーガニック認定茶葉でもないですから。
羽田空港だけで販売されているルイボスと、ケニア紅茶のブレンドティーの
ペットボトル茶だけに、エモーションのオーガニックルイボス原料が使われています。
振り返ったら、あの時「しんどい時は、お互い様ですから。」って明るく、
すかさず言った言葉が、相手の心に響いたんだと、思い出します。
そこに情が通っていたからやと感じますね。有情活理(うじょうかつり)です、皆さん!
情が根底に通っていて初めて、物事が活かされるんじゃないでしょうか。
皆さんのビジネスは、情が通っていますか?