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「香川湧慈のインスピレーションメッセージ平成29年10月20日
想いが世界を変える-エモーション社長のブログ

「香川湧慈のインスピレーションメッセージ平成29年10月20日

「親の心、子知らず」
こういう人は、寿命が来た時、成仏できんような気がします。

よく親の価値観を押し付ける。と言う人がいますが、

その価値観を一旦、客観的に考えてみる、捉えてみる。
親の言う価値観が究極、人生をより善く導いて行くものかも知れんのですから。
あなたが「人生の充実とは何ぞや!」ということを考え抜いていてやねぇ、

親の言うことが「押し付け」と感じるなら別ですが、
そこまで考えていない人が安易に「押し付け」と感じるのは、

どうかと思う訳です。

一旦、冷静に考えてみる、捉えてみる。この思考習慣は大切と思うのです。

ここで言う親とは、ただ単に「親」という意味ではなく
「親の心境になって接してくれている上に立つ者、子(部下)の人生を考えている者」という意味です。
親の心とは「子の人生がより善く成ってほしいという願い」です。

「より善く」とは、志が芽生え、その志を果たそうとチャレンジしながら、

他人(ひと)に善い影響を与えている人間に成るということです。
そう考えると、世の中にどれだけ「親」が居るでしょうか。
たぶん、苦労せず無難な人生を過ごしてほしい、程度の思いくらいでしょう。
無難な人生って、おもしろ味の無い人生とも言えます。

誰でも子が出来れば親にはなるでしょうが、人の道が説けてこそ親に成れるんじゃないかと思う訳です。

子に人の道を説くには「人の道」とは何ぞやを勉強せな、知識だけでも身に付かんわなぁと思うし、知識を得たなら、身に付くようチャレンジせなねぇ。

そういう心境の親(上に立つ人)の子(部下)の立場の人で、

「親の心、子知らず」の人は、寿命が来た時、成仏できんような気がします。

会社で言う親とは、「社員の人生を考えている社長」ということを言います。

そういう社長の心を、分かっている社員だけが、寿命が来た時成仏できるんだと感じるんだけどね。

だから、あなたの会社の社長が「会社の親」の心を備えて、

あなた達に接しているか、どうか?なんですね。

社員の皆さん。あなたの社長が会社の親に成っていると思える社長なら、

その心が分かる努力をすることが、
結局あなたが、やがていつの日か来るであろう寿命が来た時、成仏できると思って、今から自身の言動を振り返ってみることは大事なことやと思う訳です。

また逆に、社長をしているあなたは、自分の社員達に「親の心境」に成っているでしょうか?

そつなく業務をこなしてくれれば、給料出すよ。程度の心境じゃ、

これまた社長のあなたは、寿命が来た時に、成仏出来んような気がするなぁ。

その昔、江戸時代にある殿様が重臣に、こう嘆きました。

「近頃は継信、忠信のような家臣が居ない。」と。

(継信、忠信とは、平安時代末期の武将・源義経に仕えた忠臣・佐藤継信、

忠信兄弟のことです)

現代風に言うと「近頃は、社長に心から尽くす社員が居ない。」と嘆いたということ。

その殿様の発言に、重臣は、こう言いました。
「否、継信、忠信が居ないのではなく、義経のような殿様が居ないのでございます。もし今、義経のような殿様が居れば、継信、忠信如き家臣が続出するでしょう。」と答えたと歴史は教えます。

皆さん、このエピソードの意味、分かりますかねぇ?

義経のような情に溢れ家臣(社員)思いで、

且つ戦いに勝つ有能な殿様(社長)が続出したら、
社長の意を汲む、社員が続出する。ということを、歴史は教えています。

先ずは、上に立つ者の人間性、指導力です。

日本人は、部下のことを言う前に、先ず上に立つ者の心構えを指摘し、

戒めます。

社長も、親も、親分も組織のリーダーも同じです。

上に立つ者が、真剣に一人一人の部下の人生を考えて接し続ける。

本氣で部下の人生を考えて行動するしか、心はつながらないんですよ。

阿吽(あうん)の人間関係には成れないんですよ。

阿(あ)と言えば、吽(うん)と応える。

つまり意志疎通が瞬時に出来ている人間関係のことです。
阿吽の人間関係は、幸福の原点だと思うのです。

神社に仁王像(阿形像と吽形像)がありますが、ひょっとして仁王様は、

人間関係の幸福の原点を「阿吽」を表現することで教えてくれているんじゃないかと感じるんですよワシは。