「テクニック」テクニックって聞くと、あんまり、耳触りのいい言葉じゃないと感じるんやけど、ね。
日本語で言うと「技術」です。
技術って聞くと、ちょっと感じ方が違うやろぅ。
皆さんテクニックは大事です。
但し、テクニックを社員に対して使うなら、あなたが、使おうとする相手を本心から大事に想っているか、ということを言いたいんです。
テクニックには前提があります。
使おうとする相手の幸福の為に、使うものです!
だから、あなたが人生はどういう考え方で、どう行動をしてゆくことが、幸福感を味わえるか、
そしてその感情を社員や友人に抱けているか、ということやと思います。
性格は千差万別ですが、どんな人間でも幸福に感じる感点と観点は共通があるように思うんです。
あなたにとって、大事に想う相手に対して、且つあなたが、人生の幸福とは何ぞや!
ものの考え方や実際の行動を為しているなら、テクニックは生きて来ます。
そういう感情も湧かない相手に対してのテクニックは、逆効果になるんだと自覚してほしいと思うんよね。
孫子は言いました。兵は欺道(きどう)なり。と。欺(あざむ)くこと、と。
兵とは、まぁ戦いの事です。
しかしワシの好きな武将義経は言いました。兵は誠なり。と。
対人関係は誠と誠の関係しか、幸福感は味わえないんだと、義経公は言い切っとんですよ、
あなたが、人生とは?人間とは?幸福とは?
を、あなたなりに確立してから、テクニックを駆使しないと、ね。
一つ、皆さんに、この人の生き方を、ちょこっと勉強してみては?とお勧めします。
良寛さんです。
ワシは、良寛さんの句は悟りの句やなぁと、つくづく思って来ました。
松尾芭蕉の句は、求道(ぐどう)の句やと感じて来ました。求道つまり、道を求めるということです。
悟っていないんやと思います。道を求めて自覚に至って悟りの境地に成るんだろうけど、
まぁ言っちゃあ悪いですが、有名な人の句でも、迷いの句ばかりの人も、ままありますね。
その点ワシの好きな良寛の句の中では、この二句が普遍性を感じるし心に響きます。
裏を見せ、表を見せて、散る紅葉。
自分の良いところも、悪いところも、すべて隠さず見せて生きて来たから、悔いは無い。
また、散る桜、残る桜も、散る桜。
これも、グッと来るねぇ。品があるよねぇ。覚悟、生き様、粋さ、洒落っ気・・・・・・・皆さんなりに、
最後に、ワシの良寛さんの、一番グッと唸った言葉を、皆さんにも。
今まさに苦しい!と良寛さんに相談しに来た人に良寛さん、一言。
「苦しみから逃るる道は、、、、、、、、、苦しみ切るが、よろしく候(そうろう)。」
もっと苦しみなさい!苦しみ切った、その先に晴れ晴れしい心境が訪れるんだ、と。
やっぱり、哲人・達人と言われる人物の発する「人間は苦労することでしかモノに成らんな。」
ワシは、昔からこう言うて来ました。
苦労は何の為にするの?って。
苦労はもっと快適に成る為にするもんやでっ、って。快適に成る=理想像です。
だから、いつも言うとるんです。自分の理想像を描けっ!って。
理想像の無い苦労は悲惨ですよぉ~。(笑)理想像があるから、理想像が生涯貫くに値するもんやから、苦労が楽しめるんじゃないかと感じます。
これは、経営者も勤め人も専業主婦も、子供も、関係ないでぇ~っ。
あなたの今、抱えている苦しみ、苦悩からの脱出テクニックは、あなたの生涯貫くに値する理想像やと思うけどなぁ。