人生に安定なんて無い。
なのに、世の中の多くの親や学校は、子供に安定と思える公務員や大企業に就社(就職じゃなく、ね)させようと教えている。
形の安定を望んで公務員とか、大手企業に就社を希望する人が多いが、
一見、安心しているように見えて、その実、不満足で欲求不満に陥っています。
何故なら、無能と言える上司が自分の上に付いてしまう可能性が大だからです。
そんな上司にいつまでも付きまとわれたら、情緒不安定になりますよ。
大企業は、能力や目に見える実績のある社員には報いる仕組みがありますが、
そりゃそうです。
そうしないと大企業の何千人、何万人という大所帯は維持出来ないからです。
大手の論理で動かざるを得ないから、それを一言に悪いとは言うてはいかんと思います。
それが大企業なんです。それが嫌やったら辞めたらええんです。ブチブチ、ブツブツ言うてはいかんわなぁ。
辞める勇氣がなく無駄な時間がただ過ぎて行きますよ。
また、一番困るんは公務員です。公務員は懲戒免職しか、リストラ出来ないんだからね。
それを3や4や5に鍛え上げて行く行為に、真の充実が生まれるんです!
皆さん、素質のある人を育てるより、素質なんて無いような1や2の人達を育てる方が本当に「育てる」ということなんじゃないでしょうか。
そこに、慶びがあるんですよ。充実があるんですよ。この世の中、安定なんてないんですよ。
世の中は、意に染まぬ事やトラブルはつきものです。どんな組織にも。勇氣を持って、
皆さん工夫や努力の慶びを味わえることが「仕合わせ」(幸福)なんです。
例えば、大金持ちの家に生まれて来た人は、然(さ)して努力や工夫をしなくても、メシが食べれる。
生活がお金に不自由せず出来るんですが、本人の成長に関したら、どうなんでしょうか?
一見、幸せそうに見える運が良いと言われる人は、真の努力や工夫の慶びを知らないまま時を過ごすんですよ、皆さん。
努力することや工夫する体験を知らずに時が過ぎて行くとしたら憐(あわ)れにさえ感じますし、
お金が思うように無いから、工夫したり、努力して、目的を達成する為の手段としての金儲けをする訳でしょう。
その行為の結果、充実感を味わえます。こういう感覚が仕合わせ(幸福)じゃないかと思うんですね。
また人間、真面目過ぎても、面白くない人になってしまうし、不真面目は言語道断です。
真面目とユーモアがくっついてこそ、本当の温かさが生まれます。
真の優しさは「強さの中にしか」存在しませんから。強さが備わっている人は「呑まれない」んです。
相手が誰であろうと相手に呑まれないんです。
酒も、飲んでも呑まれないんです。(陽気にはなりますが、、)
雰囲気、状況にも呑まれないんです。
欲望にも、呑まれないんです。
欲望は悪いものではありません。
欲望は無くさなくていいんです。
呑まれんようにしてくれよ!と言うとるんです。
相手に生きる栄養やエネルギーを与えることが出来るのは、温かさの証拠です。
あなたは、あなたの「立ち居振舞い」で、縁ある人に生きる栄養やエネルギーを与えていますか!
他人に生きる栄養やエネルギーを与え、他人に、心の解放感を与えることこそ自分が生きる目的なんじゃないの!と言いたいのです。
あなたが経営者ならば、少なくとも、配偶者や、社員に心の解放感を与えていますかねぇ?
心が解放されている人は「うつ病」にはならないと思うんだけど。多いですよぉ~っ!
何故、我が子をそんな所に、小さいうちから入らそうと、時間と心とお金を使うんですかね?
素質と言っても様々なものがあると思います。
素質は育むものです。
愛も育むものです。
愛を外に求めてはいけません。
それを可能にして行く組織は、中小零細企業なんだと思うとるんです。
通信簿で言う1や2の社員に、愛情を注ぐ、涙を注ぎ、共に育って行く環境を創ることが出来るのは
それも条件があります。
社長の人間性と指導力に全て掛かっています。
家庭も会社も行政も全てトップの人間性と指導力に尽きますよ、本当に。
安定を求める生き方を考える人は、もうそこで、ダメになってます。
人間は、こう生きることが充実するんだ。という指針を教えることの出来る人がホンマに少ない。
自分の心を澄ませてさえいれば、普段見えないものや聞こえないことが、見えて来るし、聞こえて来ます。
心を澄ませてさえいれば、温かさが分かって来ます。
そしてピンチ、ピンチの連続する出来事に、工夫と努力で克服して来たという体験が自信に成るんですよ。
揺れない心が備わって来ます。
心は揺れて当然ですが、その揺れを楽しむというか、負けない心を養うんです。
まあ、心理的バランスを保て。と言いたいのです。その為には「姿勢を正す」ことです。
背筋を、気付けば伸ばさんといかんですよ。背筋がシャンとしていると、心が歪みかけても、
自己防衛出来ます。相手に「呑まれない」生き方が出来て来ますから、