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「香川湧慈のインスピレーションメッセージ平成28年11月25日
想いが世界を変える-エモーション社長のブログ

「香川湧慈のインスピレーションメッセージ平成28年11月25日

ワシは24年前に経営に対する「あらゆる概念」を整理する取り組みを始めました。

この取り組みのことを「経営指針」と言い、その内容を成文化したものを「経営指針書」と言います。

その中で、事業目的を「適正規模の確立」と明記しました。

適正規模の確立??

って一般的には耳慣れない言葉なので、何で事業の目的が適正規模を確立することなん?って

疑問に感じられて来ました。

そういう疑問に感じる人って、たぶんトコトン自分の心をえぐって、えぐって、

考え抜いて、考え抜いて究極の理想像を描いたことが無いんとちゃうかなぁ、

と感じることがあります。

そもそも、経営の目的は何ですか?経営の目的とは、生きる目的のことです。

単に商売ということじゃないんです。

経営を、人生経営と捉えると、しっくり来るかも知れませんね。

経営の目的それは、経営理念の実現でしょ!

それ以外あり得ないでしょ。

理由は「何の為に経営するのか」を表した言葉が経営理念なんだから、

経営者にとっては、人生の目的そのものでしょ。

また、何かしらの商売つまり事業をやってる訳なんやから、事業をする目的は、

自ずと経営目的である経営理念を実現する為のものに成るはずです。

個人レベルで言うと「何の為に生きるんですか?」という問いの答えが人生理念です。

こんなこと考える会社員は極わずかだと思いますが、そう居ないんじゃないでしょうか。

あなたの生涯を懸けて、どんな人生を歩みたいのか?

それを実現する為の日々の想いと行動が、個人で言うところの「生活という事業」になりますね。

だから、ワシは経営理念を実現する為には、やっている事業の「あらゆる適正」を深堀りしながら

明らかにしていかんと、いかんよなぁ、と思った次第です、昔。

個人も同じです。生活に於ける「あらゆる適正な規模」つまり生活全般に関わるスタイルのことです。

勿論、やりたいビジョンに対して、自分達の業容が見えて来ると思うんです。

例えば業種業態と好みによって心地好さの規模が違って来ると思うんですね。

こういうビジネスモデルを、どうしても世の中に広めたいから、

数百人の社員で挑戦しないと出来得ない!んなら、

数百人の所帯が持続可能で全員が心理面物質面共に充実して行くビジネスモデルを構築し続けないとね。

心通じ合う社員だけで、世の中に良い影響を与え続けながら、幸福度の高い会社を続けたいなら、10名以下で納得の行く、ビジネスモデルの構築を模索するとか。

自分の心の中の「もう一人の自分」に素直に聴いてみることです。

「ほんまに、どれくらいの規模が、生涯を通して心地好く、納得が行き、社員全員の充実感が生まれるのか?」

「社員の数は?お客さんの数は?商品の数は?勤務時間は?年間の稼ぎ(粗利額)は?

業務内容は?社員のキャリアプランは?・・・・・・・・・」

経営は、人間としての「温かさ」が存在し行き渡っていないと、意味が無いんです。

ワシの知っている創業経営者で数百億企業にして来た人ですが、社長を50代で退き、株を売却し、

悠々自適な生活ができる余りあるくらいのお金を手にした後、一人で若手経営者の勉強会を主催したりして人生を歩んでいる人も居ます。

心のどこかで、規模を大きくして来た自社企業の経営に、満足というか、疲れて来たんだと言う人が多い感があります。

「お金には不自由なく、時間的自由が出来るのは個人事業者やなぁ、香川君。」って言われたものです。

ワシは、疲れるのは嫌やなぁ。

だから昔から「あらゆる適正」を考えながら、体調のコンディションを一番に優先しながら、

社員達の心地好さ(人間性に立脚した科学性の追求)を考えながら経営を実践して来ましたし、

実践しています。

皆さん、「心地好い」の概念整理が大事やと思うんです。

一生を通しての「心地好い状態」の想像をしてみたらええのです。

思いつきの心地好いではなく、人生を深く想像してみるんです。

あんまり、あれもこれも欲しいという欲求は、心を貧困にして行くと思うのです。

物欲が増すと反比例して心が貧困になりますから。心が貧しくなりたくないなら、

人生を深く想像してみると、段々、物欲が少なくなって行きますから。

まさに、シンプルイズベストに心が向いて行くと思います。

また人間性とは、人間的成長のことです。

この人間的成長を外して科学性=金儲けの仕組みは考えられません。

このメッセージを読んでくれている皆さん。

あなたの適正規模の確立つまり、あらゆる心地好さの概念整理を、始めてみませんか。

それには、どんな生き方が究極したいのか!を描くことです。

会社のグランドデザインを描く。

自分のグランドデザインを描く。

グランドデザインつまり最終到達系のことです。

最終的に、どうしたいのかを描かないから、覚悟が決まらず、迷いの世界に入ってしまうんです。

悩みと迷いは全く違うものです。

人生、成長している人には悩みが生じます。でも、迷いは生じないと思うんです。

皆さん!本物は少ない。いいものは、少ないんです。

いいものには、自ずから限界があり、もし広まってしまったら、それは、いいものではなくなるんです。

いいものは、広めましょうと、無知な世間の人は言いますけど、違うんですよ。

本物、いいものは少ないのです。

少ないからこそ、大事にしましょう。なんですよ

社員の数も少ない方が、全員が本物に成れる可能性が高いんです。

何百人にも社員数増やしたら、それこそその所帯を維持し続ける為に次々と新商品(サービス)開発を余儀なくされて来るんです。

「いいもの」はそんなに存在するものじゃないと思います。

やがて息切れして、社員の心も疲弊して来ますから。

人間の心も、だいたい20%が「いいもの」で、残り80%くらいは「いいものではない」のが

世の中の多くだと感じます。

だから、20%くらいしか存在しない「いいもの」を大事にしたいというのがワシの価値観です。

息切れしない、心が疲弊しない会社経営でありたいから、社員達の一生を見据えた経営を実践しているつもりですワシは。

だから、理想の零細企業を目指しているんです。

縁深い人達にはその姿勢が必ず伝わるものですから。

人生、お金持ちになることが真の目的なのではなく、物事の善悪を見極め、悪い芽を捨て去り、

良い芽を育てる人間になることこそが内容のある人間と言えます。

それを目指さな、つまらんでしょう。

また良い芽を育てる人間がこそが、良い実を実らせることが出来るのです。

だから、あなたが成長する為に、あなたの「適正規模の確立」を模索してほしいと思った今週でした。