先週のメッセージの中で、やる気ある人、情熱ある人、威勢のいい人に、人は付いて行くもんです
が、得てして、本来の目的には付いて行っているかどうかは定かでない。と話しましたが、
まぁ往々にして、ベンチャー企業経営者で上場した威勢のいい人が、会員制の勉強会なるものをや
ってるのを見聞きしますが、大抵が、多額の会費を取ってます。
会員になろうとする人達は、そこに所属すると何かしら自分も金持ちに成れると思ったり、
人脈ができると思ったりの妄想を起こしていると感じてしまうんです。
そもそも人脈って何なのか勘違いしている人が多いように感じます。
知り合いが増えることは、人脈が出来ている。ことには成りません。
ワシは人脈とは、こう定義しています。
「信頼関係の構築された知り合いで、絆の結び付きが強い間柄」と。
ちょっと実績評価されている人に、振り回されているなぁ、と感じてしまう中小零細企業の社長が多い
と思うんです。
あなたは、その人の実績に魂が震えますか?
人間としての深みを感じますかっ?
この二つで判断されてはどうですか?
魂震えるか?人間としての深みを感じるか?
「行ないは心」です。
その人の「行為」を見てたら、その人の「本心」を感じてしまうもんですよ。
また、そう簡単には人脈は出来ませんよ、と言うとるのです。
その人と、人生を歩む価値観の共感があって、何かを共に取り組む過程で、苦楽共有出来て初めて
信頼関係が徐々に出来て来るもんです。
そして「人脈」へとつながって行くもんですよ。
そういう所に集まる人達が「すごいなぁ」と感じている事実がありますが、よぉ~に考えてよ、
何がすごいと感じているのか?を。
その人に「人間としての深み」を感じるんなら、ええのよ。OKです。
でもひょっとしたら、その人の内在する深み以外の何かに、
あなたは「すごい」と感じてしまってはいませんか?!
惑わされては、いかんと思うけどなぁ~。
もっと本来のやるべき事があるんとちゃうかなぁ?
足下を固めるって、そういうことやと思うんだけど。
経営者は結果で判断されますし、判断すべきものですが、じゃあ問います。
結果の定義を自分なりに明らかにせんかったら、結局目に見えている数字の結果に惑わされてしま
うことって往々にしてあるんですよ。
例えば、会社の当期利益額が多いが、そこの社員達の給料、福利厚生、勤務時間、風通し、
相互の心の通じ合い、
人間的成長度、職務能力成長度、理念習熟度、等々が、魅力的で無ければ結果と言えるんだろう
か?ということです。
これらを総合したものが、結果やと思うのです。
ワシの言う結果とは、この総合的内容の向上で判断すべきだと言うとるのです。
だから、単に業績の数字だけの結果を出してる人に、振り回されんといてほしいと願っているんです
ワシは。
人生観、社会観を確り持って仕事している人は、表面的な結果に惑わされなく、
それを参考資料に出来るもんです。
そういう事柄の出逢いが、参考資料に成るか、振り回される道具にされるかは、あんた次第ですよ。
よぉ~に足下固めなくっちゃね。
徳を積む生き方を皆んなでしてほしいんです。
そういう生き方していると、例えば、お金が必要な時には、必要なだけ、ちゃぁ~んと廻って来るよう
になっとるもんです。
必要な時に、必要なだけあれば、ええでしょ!
余分は、天はくれない(与えて)もんです。
ほしいけど、ね。(笑)
天から見られて、モノに成る人間でありたいと思います。